玄葉光一郎国家戦略担当相は19日、東京都内で開かれた日本外国特派員協会主催の講演で、消費税引き上げについて「12年3月までに(国会で)成案を得る努力をする」としたうえで「景気動向を見ながら引き上げ時期を決める。総選挙後になる」と述べ、実施時期は衆院選後になるとの見通しを示した。
消費税を巡っては前原誠司外相らが増税を判断した場合は衆院解散・総選挙で国民の信を問うべきだとの考えを示している。玄葉氏の発言は法制化を優先し、時期は衆院選後に決める2段階論を示したものだ。【小山由宇】
毎日新聞 2011年1月19日 東京夕刊