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寒波の韓国、省エネで2時間暖房停止 大統領もズボン下

2011年1月18日19時35分

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 【ソウル=牧野愛博】10年ぶりの厳しい寒波に見舞われている韓国で、政府が17日から、全国の公共施設の暖房を1日に2時間ずつ止める試みを始めた。電力消費量の急伸に対処するためだが、公共機関の電力消費量は全体のわずか2%程度。さらなる対応が必要だとして、政府は18日の閣議で全国の百貨店などの室内温度を当面、20度以下に抑えることを決めた。

 厳しい寒さが続くソウルでは、16日朝には零下18度近くに。電力消費量は10日に過去最高の7184万キロワットを記録した。

 政府は、公共施設の室温を18度以下に維持する方針を徹底。17日からは、電力消費がピークに達する午前11〜12時と午後5〜6時の各1時間ずつ暖房を停止した。24日から来月18日までの期間は、百貨店などの大型施設441カ所の室内温度を20度以下に抑制。守らなかった施設には、修正命令や300万ウォン(約22万円)の罰金を科す方針だ。

 代わりに政府が勧めているのが、ワイシャツの下に着る長袖シャツやズボン下などの着用。李明博(イ・ミョンバク)大統領も愛用しているが、公務員の間からは「寒くて仕事にならない」との悲鳴も上がっている。

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