宮西が佑へ“マイペースのススメ”…日本ハム

コタツに入り、パソコンでの確定申告を体験した日本ハム・宮西投手

　日本ハムの宮西尚生投手（２５）が１７日、ドラフト１位・斎藤佑樹投手（２２）＝早大＝に“マイペースのススメ”を説いた。昨季は新人から３年連続で５０試合以上に登板。左の中継ぎエースに成長した宮西は「雑音は気にせず、慌てることなくやってほしい」とエールを送った。

　自身のルーキーイヤーの経験を、惜しみなく披露した。「同級生のことはどうしても気になるが、無理はしないこと」。宮西の同期には、甲子園を席巻し鳴り物入りで入団した中田がいた。空前の“中田フィーバー”も意に介さず、己と向き合い結果を残した。「先輩たちも見守ってくれるし、自由にやらせてくれる球団」と、独自性を貫くことは“日ハム流”であると付け加えた。

　この日は、「ｅ―Ｔａｘ（国税電子申告・納税システム）」のＰＲイベントに参加。普段着でコタツにもぐり、デモンストレーションを行った。

　すでにブルペン入りし、新しい変化球を習得中だという。「（斎藤のことは）気になる。常に初心の気持ちを忘れずにやりたい」と決意を新たにした４年目左腕。黄金ルーキーに対する対抗意識ものぞかせた。