小沢氏が指定弁護士の聴取拒否　陸山会事件

　小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、小沢氏の弁護団は１８日、強制起訴の準備を進める検察官役の指定弁護士からの聴取要請に対し、小沢氏が応じないことを伝えた。これを受けて指定弁護士は、近く小沢氏を政治資金規正法違反（虚偽記載）の罪で東京地裁に強制起訴する見通しだ。

　小沢氏はこれまでに東京地検特捜部から４回にわたって事情聴取を受け、容疑を一貫して否認してきた。

　指定弁護士からの聴取要請に対して、小沢氏は１７日、弁護団と対応を協議。実質的には起訴された後の「被告」への取り調べにあたることから聴取には応じないと決め、１８日午後に弁護団を通じて文書で指定弁護士にその方針を伝えた。