NHK広島県のニュース 広島放送局
盗撮医師に懲役２年の判決
島根県の病院で予防接種に訪れた３人の少女の胸などを診察には必要ないにもかかわらず撮影したとして強制わいせつなどの罪に問われた広島市民病院の医師の男に対し、広島地方裁判所は「医師への信頼を揺るがしかねない悪質な犯行だ」として懲役２年、執行猶予３年の判決を言い渡しました。
この裁判は、広島市民病院の内科の副部長で、現在休職している黒目学被告（４１）がおととし、島根県の病院で、予防接種に訪れた当時８歳から１２歳の３人の少女の胸などを診察には必要ないにもかかわらず撮影したほか、去年の５月には広島市中区の駐車場などで女性のスカートの中を撮影したとして、強制わいせつや県の迷惑防止条例違反などの罪に問われていたものです。
裁判で被告側は「少女への行為は診療行為であり、犯罪には当たらない」と起訴内容の一部を否認していましたが、広島地方裁判所の友重雅裕裁判官は「少女への行為は診療行為とは言えず、医師の立場を悪用した、巧妙かつ悪質で計画的なもので医師への信頼を揺るがしかねない犯行だ」として懲役２年、執行猶予３年の有罪判決を言い渡しました。
01月19日 12時22分
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