日本ハムの斎藤佑樹投手(早大)が18日、千葉県鎌ケ谷市での新人合同自主トレーニングで初めてブルペンに入った。捕手を立たせたまま42球。「5、6割程度。もうちょっと投げたいかなというところでやめた」。第2クール最終日もマイペースを貫いた。
斎藤への注目は高まる一方だ。この日もブルペンの横にテレビカメラが並んだ。それでも自分を見失わない右腕に、駒居鉄平ブルペン捕手は「力いっぱい投げちゃう選手もいるけれど、慣れているのか落ち着きが違う」と感心する。
冷静さの背景には、実力以上のものを出そうとしない姿勢がある。「普通にやっているところを見てもらって、それで実力がなければ2軍で鍛え直せばいい。特に格好を付けたりする必要はない」と斎藤。22歳のルーキーは足元を見詰め、調整を続ける。