猪苗代町の箕輪山(標高1728メートル)で遭難した山スキーの2人は18日朝、県警や陸上自衛隊の捜索隊(約50人)に救助された。命に別条はないという。
2人は茨城県牛久市、会社員、中井裕一郎さん(51)と同県かすみがうら市、建築業、鈴木啓之(たかゆき)さん(47)。鈴木さんは顔や両手に軽い凍傷を負っている。
猪苗代署によると、2人は16日午前9時半ごろ、箕輪スキー場から山頂付近に向かうリフトに乗って入山。スキー板が壊れたうえに悪天候で下山できなくなり、リフトの降り口から南約400メートルの沢にテントを張り、2日間過ごした。食料も持っていたという。【蓬田正志】
毎日新聞 2011年1月19日 地方版