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【大リーグ】

イチローが坪井に「51」を譲る!? ダメなら「5.1」にする!?

2011年1月19日 紙面から

合同で自主トレを行うイチロー(右)とオリックス入りした坪井=神戸市のスカイマークスタジアムで

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 気を許せる仲間との再会に超ご機嫌−。マリナーズのイチロー外野手(37)が18日、神戸市須磨区のスカイマークスタジアムでオリックス入団が決まった坪井智哉外野手(36)と毎年恒例の合同自主トレを行った。同学年で打撃スタイルも似ている2人はシーズン中から連絡を取り合う仲で、この日はイチローが坪井に空き番となっている「51番」の着用を勧めるなど仲の良いところをみせた。

 この日入団会見した坪井は日本ハムから戦力外通告を受け「マイナー契約でも独立リーグでも米国でやりたかったから、その方向で動いていた」と行き場を失いかけていた。その仲間が再び日本での道を歩み始める喜びから、イチローのテンションも上がった。

 ランニングでは坪井に先行し、交互に行ったフリー打撃でも快音を連発。その間には「お前、51番な」と自身が背負い、その後空き番となっている背番号を指定。これに対し、すでに00が決まっている坪井が「お願いしたけどダメと言われた」と返すと「じゃ5・1な」とかぶせた。

 練習後には囲みの取材にも応じ、第一声で「51番つけてほしいね。実現? しないでしょうね」と切り出した。2005年に仰木監督がオリックスの指揮官に返り咲いたときにも「51番をつけたらどうですか」と提案し、やんわり断られた。話の大半は坪井に関すること。「あの年というか、僕と同い年なんですけど、野球が大好きですからね。いないですよ。ああいうタイプは。毎年会うと、いいなと思う。選手としてできる立場をつかんだ。それが僕にとって一番よかった」と口にした。

 さらにシーズン中でもメールなどで連絡を取り合うことを明かした上で「あいつとは野球の話しかしない。普通は野球の話はしないでしょ。今回はオリックスに決まって神戸にいるけど、北海道から来ないでしょ。メシ食うなら来るけど、練習にはね」と、いかに坪井が野球好きかを重ねた。

 一方でTバックをはけと発言して以来、顔を合わせていないT−岡田については「もうあいつは僕のところにこないでしょ。そのぐらいの度胸があればいいんだけど」と突き放した。終始笑みを絶やさず汗を流したイチローは、笑顔のまま球場を後にした。 (中山隆志)

 

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