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【芸能・社会】

芥川賞は朝吹真理子さん、西村賢太さん 直木賞に木内昇さん、道尾秀介さん

2011年1月18日 紙面から

 第144回芥川、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は朝吹真理子さん(26)の「きことわ」(新潮9月号)と西村賢太さん(43)の「苦役列車」(新潮12月号)、直木賞は木内昇さん(43)の「漂砂(ひょうさ)のうたう」(集英社)と道尾秀介さん(35)の「月と蟹」(文芸春秋)に決まった。両賞合わせて4人受賞は2004年以来。

 朝吹さんは慶応大大学院生。昨年、デビュー作でドゥマゴ文学賞に最年少で選ばれ、芥川賞受賞で文学界の新風として注目されそうだ。大叔母はサガンの翻訳で知られる故朝吹登水子さん、父の朝吹亮二さんは詩人。受賞作は、25年ぶりに再会した女性2人の記憶や夢をめぐる物語。

 西村さんはフリーターなどをしながら執筆。受賞作は日雇い労働の若者が主人公の私小説的作品。木内さんはフリー編集者を経てデビューした女性作家で、受賞作は明治初期の遊郭を舞台にした。道尾さんは実力派若手作家として知られる。受賞作は海辺の町で暮らす孤独な少年の物語。

 贈呈式は2月中旬、東京都内で開かれる。賞金は各100万円。

 

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