中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

キムタク 今度は南極 最新ドラマは越冬隊副隊長

2011年1月19日 紙面から

 SMAPの木村拓哉(38)が、今年10−12月のTBS系日曜劇場(仮タイトル「南極大陸」、日曜午後9時)に主演し、戦後日本に希望の灯をともした南極越冬隊の副隊長を演じることが、18日発表された。木村は探検家気質の学者で、樺太犬の世話係となる役。「タロ」「ジロ」と奇跡の再会を果たす感動のシーンも注目だ。

 美容師、検事、レーサー、脳科学者…。さまざまな職業を演じるたびに新しいヒーロー像を提示してきた木村が、南極越冬隊の副隊長として前人未踏の地に挑む。

 題材は1956年11月、「インアクセシブル(接近不可能)」と言われていた南極を目指し、南極観測船「宗谷」で日本を出発した第1次南極越冬隊。木村は東大助教授の地球物理学者で、越冬隊では地質観測と犬ぞりを担当する副隊長を演じる。戦後10年の日本国民の夢を背負った越冬隊と19頭の樺太犬による、命をかけた冒険の物語だ。

 クランクインは2月。TBSは北海道根室市に、第1次越冬隊が建てた昭和基地と同じサイズのセットを建設する。南極ロケも検討しており、同局関係者は「制作期間は半年以上。TBSの連ドラ史上、最大規模です」と意気込む。

 木村は「作品の内容・撮影とも、インアクセシブル“接近不可能”な領域に挑むことになるので、余計にワクワクしています。今は台本を読んでいる段階ですが、読むたびに“熱く”なります。現場は恐ろしく寒いでしょうけど…」と、極寒の撮影に思いをはせている。

 第1次越冬隊といえば、83年の高倉健(79)主演映画「南極物語」が有名だが、今作の原案は第1次越冬隊のメンバー北村泰一氏の07年の著作。モデルの人物は共通する部分が多いが、キャラクター設定は異なる。

 また、石丸彰彦プロデューサーは「映画は南極に行くところから始まるが、なぜ行くかが重要。2時間では語れない」と時代背景を描く必要性を強調する。「敗戦国がなぜ南極観測に参加するんだ、と世界から罵声(ばせい)を浴びる中、『南極へ行ってほしい』と願う子供たちの募金が国や企業を動かした。あきらめなかった日本の象徴である物語を今こそやるべきだと思い、企画した」

 もちろん映画と同様、南極に取り残された犬の「タロ」「ジロ」との再会も描く。副隊長・木村の苦悩と歓喜が見どころだ。共演の越冬隊メンバーは隊長役の柴田恭兵(59)をはじめ、寺島進(47)、堺雅人(37)、山本裕典(23)、緒形直人(43)、香川照之(45)。

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ