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【グラニュース】


シーズン券申し込み前年比一挙30%増

2011年1月19日 紙面から

 名古屋グランパスのV効果がシーズンチケットの売れ行きに現れた。今季分の申し込みが16日に締め切られ、前年比約30%増の4500枚に到達。昨年、リーグ18年目で初優勝を達成して、減少傾向だったシーズンチケットが一気に上昇した。まだ正式な集計はできていないが「4500枚は超えました」とクラブ職員が声を弾ませた。最近4年間は3500枚前後で推移していたが、優勝効果で一気に1000枚以上、売り上げが伸びた。

 2008年にストイコビッチ監督が就任して優勝争いに加わるようになってから、確実に集客力はアップしたが、安定収入源となるシーズンチケットは、伸び悩んでいた。08年末のリーマンショックで、接待用など使われる法人申し込みが急激に落ち込んだからだった。

 優勝した昨年は、ホーム1試合平均観客は1万9979人。1996年以来、14年ぶりの2万人台には届かなかったが、久しぶりの盛況だった。そのムードは今季も続き、法人分は下げ止まり、個人客は増え続けている。当初は目標を4000枚に設定。売り出す直前の11月20日の湘南戦で優勝が決まった直後に、目標を5000枚に上方修正。そこには届かなかったが「幸先はいいですね」と営業スタッフは手ごたえを感じている。

 クラブ経営の実質的トップである福島専務は「優勝をきっかけの一つにして、さらにお客さんに足を運んでもらえるようにしていきたい」と話す。スタジアムの規模は違うが、浦和の全盛期には年間2万5000席が売れたという例もあるだけに、さらに上を目指している。 (木本邦彦)

 

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