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ニュー豊予3 (三崎〜佐賀関)
【国道九四フェリー株式会社】 評価:★ |
海のハイウェイ!九四間の最短航路 |

ニュー豊予3 (三崎港) |
愛媛県の佐田岬先端の町 三崎と、「関あじ」「関さば」で有名な大分県の佐賀関町を結ぶ航路。会社名のとおり高知と大分を結ぶ国道197号線の一部となる。昔は四国側の道が劣悪で利用者が少なく1日3便しかなかったが、伊方町に原発ができてからはその見返りに国道が整備されて驚くほど改善され「佐田岬メロディーライン」と呼ばれている。その後、利用者が急激に増え、3隻で1時間毎に運航するまでに発展、近隣のフェリー他社に大打撃を与えているようだ。
平成13年就航。総トン数699トン。
(利用時期:平成17年12月) |
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Cabin&Public Space〜船内は快適か? |
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設 備 |
設備・感想など |
1 等 |
・船首に位置する椅子とテーブルのある展望室と、隣にジュウタン敷きの和室がある。
・利用者がいないときは施錠されたまま。
・わずか1時間強のこの航路で、単なる展望室に倍払うのは、いくら上等級マニアの私でもためらってしまう。
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2 等 |
・ごく普通の大部屋。禁煙。箱型の枕あり。毛布は1枚100円で貸し出し有り。室内は禁煙。
・椅子席は3〜4人掛け。リクライニングしない。シートピッチはかなり広い。船位を示すモニターあり。航海時間が短いのでもっと詰めて座席数を増やしてはどうか?
・別室でドライバー、観光バス乗務員用のドライバー室あり。こちらは灰皿があって喫煙可能。
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売 店 |
・短距離航路ながら女性が乗務しており、売店を営業していた。早朝深夜はないかも?
・冷凍食品を店頭販売していた。注文するとおばさまが売店内のレンジで暖めてから渡される。商品はよく見る会社の製品で全く同じものである。
・すぐ横にテレホンカード式の公衆電話あり。
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展望室 |
・最上階にある見晴らしの良い席だが(船尾側を展望できる)、実際は喫煙所として機能していた。 |
自販機 |
・ジュース120円、ビール(小)のみ300円。カップラーメン(250円)あり。 |
トイレ |
・和式、洋式の両方あり。
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Infomation〜船内案内・感想など |
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わずか70分の乗船時間の割りには船内には売店があり、2等には椅子席だけでなく横になれるジュウタン敷きの席もあるので意外と充実していると思う。並行他社が旅客設備の充実したフェリーを就航させているので、できる範囲で意識しているのだと思う。
1等の意味が不明。前方が眺められる単なる展望室でしかなく、倍払う意味を感じない。以前ニュー豊予で利用して懲りてしまった。座席の質なら2等椅子席の方がいいよ!1等運賃を取るのならJRのグリーン席風のリクライニングシートを導入してはいかが?改造ができないのなら、ワンドリンクサービスぐらいして欲しい。現状のままならフォワードサロンとして一般開放したほうがいいと思う。
豊予海峡は気象によっては大きく揺れることもあるからか、フィンスタビライザーを装備しているようだ。荒天時に子供の怪我に注意するように促す掲示物もあった。
どちらの港も近くに鉄道がないので、徒歩で利用する場合は苦労する。この航路を徒歩で利用するのは地元の人かよほどのヲタであろう。一方、車の場合は八幡浜から三崎までが40分位、大分から佐賀関は30分位で便利で、便数が多く、乗船時間が短いので一般の人には人気が高いようで、普通の日の昼間でもけっこう混雑していた。
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▲意味を感じない1等室
写真はガラス越しに覗いた1等室
画質が悪くて申し訳ありません。 |
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船 室 構 成 |
合計 |
1 等 |
和室10名×1室、展望室25名 |
35名 |
2 等 |
大部屋、椅子席、展望室 |
242名 |
ドライバー室 |
和室15名×1室 |
15名 |
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