あかつき2 (八幡浜〜臼杵) 【宇和島運輸株式会社】 評価:★★ |
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最古参でもまだまだ快適! | |||||||||||||||||||
あかつき2(別府港) |
新造時は八幡浜・宇和島〜別府航路に就航していたが、いつのまにか宇和島運輸で最古参の船となり、車両積載能力が他船よりやや少ないせいか、昨年より八幡浜〜臼杵航路に配船変更されている。社名にある宇和島から撤退したときの最後の船としての歴史もある。宇和島運輸では本船就航時から別府航路でのビュフェ営業を廃止、「べっぷ2」や「えひめ」に比べると最上階の展望室がなく、設備が簡素化した感もあるが、それでもじゅうぶんに快適。一番古いと言ってもわざわざ避ける程ではない。 平成5年就航。総トン数2050トン。 (利用時期:平成21年5月) |
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Cabin〜船室は快適か? | |||||||||||||||||||
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Public Space〜営業施設・公室は充実しているか? | |||||||||||||||||||
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Infomation〜船内案内・感想など | |||||||||||||||||||
高速道路料金の大幅値下げに対抗するために、割引や企画商品を充実させるフェリー会社が多く、九州〜四国間でも比較的航海距離の長い他社がそうしている中、こちらの航路は過去のダンピング競争による苦い経験からか、値下げには慎重な姿勢のようだ。並行他社共々、会員割引10%、ネット予約割引5%と足並みが揃っている。安易なダンピングは企業体力を消耗させるだけなので、やらない方が良いと思う。 船内設備やサービス的には並行他社の方が豪華で充実していると感じるのだが、宇和島運輸が良い点は1等へ割安に乗船できる点。同じような時間帯、同じような過去の利用頻度だと仮定して、私がどちらの船を選択するかと言えば、宇和島運輸の船を選ぶと思う。並行他社の1等は室料制で1〜2名での利用には割高な金額だが、宇和島運輸であれば相部屋のリスクは多少あるものの、人数分の1等運賃で利用できる点は、上等級が好きな私にはありがたいと思う。(2等なら他社の方がいいかなと・・・) 以前は絶対に相部屋だと窓口で言われたものだが、現在は港で配布している時刻表や掲示物では、混雑すれば相部屋になるという説明で好感。 特等室を1名で利用する場合は、子供運賃よりも高い70%の貸切料金が加算されるので、利用するのに現実的な金額ではなくなる。利用者は繁忙期以外は滅多にいないようなので、貸切料金を取らなくても、変わり者が1名でも利用してもらえれば増収になるのではないかと思うが。(貸切料金を払ってまで利用する者は皆無だと想像する。) せっかく立派な部屋があるのだから、稼働率を高くしないと勿体無いと思う。どうしても1名を認めたくないなら、子供運賃と逆転する矛盾を解消するために、並行他社のように特等室についてだけ室料制(臼杵航路なら8千円位、別府航路なら1万円位?)とするのもありかと思う。そうすれば3〜4名での利用促進にも繋がるかなと。 乗船券は2枚綴りで、乗船時に左半分を回収し、右半分は回収しないので手元に残る。回収される券の方に、割引や差額など運賃の詳細が記載されているのだが、手元に残る方には合計金額だけしか記載されていない。手元に残る方にも運賃について詳細な記載があった方が便利だと思う。(回収する券片を入れ替えるのもあり?) 八幡浜港の窓口では上等級の部屋の写真や空席あります!と窓口に掲示しており、販売を促進する取り組みがなされていた。他にもバイクの固定に関する写真付きの掲示は、わかりやすくて良いと思う。(もし客のバイクを撮影したのならナンバーにはモザイクをかけた方がいいと思う。) 売店で販売していた幕の内弁当は関連会社が製造、販売しているもので、以前は駅弁のような感じで折り詰めで、船の絵か写真の入ったラベルが付いていたのだが、普通のプラスチックの容器に替わっていた。中に何が入っているのかよく見えるという利点もあるが、コンビニ弁当のようで、旅情を感じなくなったような気がして残念。 |
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更新履歴 | |||||||||||||||||||
H21.05.23 部屋写真を充実させ、大幅に書き直しました。 | |||||||||||||||||||
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