翔洋丸 (広島〜呉〜松山) 【石崎汽船株式会社】 評価:★★ |
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絶景の瀬戸内海を満喫! | |||||||||||||||
翔洋丸(松山観光港) |
広島(宇品)から呉を経由して松山を結ぶフェリー航路。瀬戸内海でよくみかける車両甲板に開口部のある典型的な船型なのだが、客室は意外にも快適。以前は1等の扱いもあったのだが、利用がほとんどなかったのか現実的に2等のみのモノクラスとなった。島々の間を縫うように狭い海域をすすんでいくので、景色がよい。中でも迫力あるのが音戸瀬戸(おんどのせと)通過で、狭い水路をフェリーが通過していく光景は必見。 平成2年就航。総トン数696トン。 (利用時期:平成18年12月) |
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Cabin&Public Space〜船内は快適か? | |||||||||||||||
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Infomation〜船内案内・感想など | |||||||||||||||
同区間にはスーパージェットという高速船が就航しているので、フェリーは車のお客さんばかりかと想像していたのだが、運賃がほぼ倍額となるためかフェリー便にも徒歩客が意外と乗船していた。 この航路は10〜15分分程度で折り返し便として出港するタイトなダイヤ設定のため、乗船開始や切符の販売は出港直前となるので、あまり早くから港に着いていても時間を持て余すかと思う。地元の人たちは電車やバスに乗るような感覚で船を利用しているようだ。 1等の扱いを廃止した後、旧1等室は2等として開放されているのだが、私が乗船した日は、全員が下の階の2等に入っており、旧1等には誰もいなかった。実際、私もあまり座り心地のよくなさそうなソファーだったので写真だけ撮って、2等のリクライニングシートでくつろいだ。タダでも乗りたいと思われない旧1等って・・・? かつてのライバル社、瀬戸内海汽船と共同運航となり、割引などは共通なのだが、船内サービス体制には多少差がある。本船は、うどんやカレー等の暖かい食事の販売はないものの、自販機価格が適切な市場価格なので、この点では好感が持てる。配船は、運航会社は便により固定されているが、船は日によって入れ替る。 客室はどこもテレビがついているし、エンジンの振動もやや大きいので、船内でゆっくりと仮眠をとるには不向きだと思う。個人的には寝ないとしても景色を見ていたら見たくもないテレビの音は雑音でしかない。たとえば椅子席の片舷だけとか、船尾の和室の片舷だけでもテレビを撤去して静かな席を確保して頂ければと思うものだが。 |
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更新履歴 | |||||||||||||||
H18.12.22 新規掲載 | |||||||||||||||
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