国際福岡朝鮮初級学校、補助金の実績報告で他校の写真添付 市が調査へ2011.1.14 00:10

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福岡朝鮮初級学校、補助金の実績報告で他校の写真添付 市が調査へ

2011.1.14 00:10

 福岡市が「福岡朝鮮初級学校」(同市東区)に交付した平成18年度分の補助金をめぐり、学校側が鉄棒の整備など約40万円相当の事業に充てたとして市に提出した「事業実績報告書」に、別の学校の鉄棒などの写真が添付されていたことが13日、分かった。事業が行われていなければ不正受給の可能性も浮上するため、同市教委は近く聞き取りなど調査を始める。

 産経新聞の情報公開請求に対し、福岡市教委が開示した。市教委によると、市は平成2年度から毎年、同校を運営する学校法人「福岡朝鮮学園」(北九州市)を通じ、設備整備や備品購入の費用に充当する補助金を交付。18年度は、パソコンや体育用品購入など262万円相当の事業に対し、200万円が交付された。

 開示資料のうち、学校側が福岡市に提出した18年度分の事業実績報告書では、鉄棒の整備(12万円)とハンドボール用ゴールの購入(28万円)の部分に、別の学校の鉄棒やゴールの写真が張られていた。

 報告書は、年度終了後に領収証の写しや証明写真などを添えて市に提出することが義務づけられている。写真は背景などから、同学園が北九州市で運営する別の学校のものとみられる。

 同学園は産経新聞の取材に対し、「個別案件には答えられない」としている。

 朝鮮学校への補助金をめぐっては、北九州朝鮮初級学校など2校で、福岡県と北九州市の補助金の二重取りが発覚するなど、交付の是非が問われている。

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