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普天間配備予定オスプレイ、騒音・安全性は 米で搭乗(2/2ページ)

2010年10月27日17時37分

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写真:駐機中のオスプレイ=米ノースカロライナ州の海兵隊ニューリバー航空基地、望月写す駐機中のオスプレイ=米ノースカロライナ州の海兵隊ニューリバー航空基地、望月写す

写真:記者の同乗取材を終えて、駐機場に戻るオスプレイ。造園作業員が耳をふさいでいた=米ノースカロライナ州の海兵隊ニューリバー航空基地、望月写す記者の同乗取材を終えて、駐機場に戻るオスプレイ。造園作業員が耳をふさいでいた=米ノースカロライナ州の海兵隊ニューリバー航空基地、望月写す

写真:住宅街の上空を飛ぶオスプレイ=26日、ノースカロライナ州の海兵隊ニューリバー航空基地付近上空、望月写す住宅街の上空を飛ぶオスプレイ=26日、ノースカロライナ州の海兵隊ニューリバー航空基地付近上空、望月写す

 オスプレイは開発段階で4機が墜落、30人の死者を出し、かつて「未亡人製造機(ウィドーメーカー)」とも呼ばれた。同機の操縦士としてアフガンに派遣されていた海兵隊のトーマス中佐は安全性について「結婚して子どもが2人いる。搭乗は楽しく、満足だ」と語った。すでに1千時間搭乗しており「運航しやすい」と強調した。

 騒音については、搭乗歴2年の操縦士フォアマン大尉が「離着陸時はCH46よりややうるさいが、飛行中はずっと静かだ」と話した。今回の試乗でも住宅街の上空約700メートルを通過した。基地広報のクランプ少佐は「時々、苦情はあるが、問題になるほどではない」。基地付近に住む女性は「(MV22の)騒音は気にならない。長い間住んでいるから、ヘリの音に慣れてしまったのかも」と話した。

     ◇

 〈オスプレイ(V22)〉 両翼に二つの回転翼を備え、その角度を変えることでヘリのように上下動したり、飛行機のように高速で水平飛行したりできる。全長約17メートル、全幅は約26メートル。最高速度は時速約500キロ。航続距離は最大3900キロで高度約7千メートルでの飛行も可能。兵員24人を搭載できる。米国防総省は458機の導入を計画している。

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