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c.u.t 102 NEWS 
No.66 2011-1-17                
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1. 音読式映像ワークショップ
2. CCD PLATFORM 003 "art is art is art"
3. 検証:日本のメディアアクティビズム
4. 映像とワークショップのあり方を考えるシンポジウム
 「映像の強度〈マグニチュード〉へ」

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1. 音読式映像ワークショップ

本の音読と映像撮影を組み合わせたワークショップです。フランコ・ベラ
ルディ(ビフォ)『プレカリアートの詩――記号資本主義の精神病理学』
(河出書房新社)第四章「今日オートノミーとはなんであるか?」の音読
を行いながら、その様子を映像に記録していきます。

映像ワークショップ :藤井光(美術作家)
読書会メディエーター:櫻田和也(翻訳者)

【日時】2011年2月5日(土)12:30-14:30
【場所】コーポ北加賀屋(大阪市営地下鉄四つ橋線 北加賀屋駅徒歩5分)
【主催】NPO remo [記録と表現とメディアのための組織]
【申込】 info@remo.or.jp
【予約】先着順(5名程度、1月20日までにお申込ください)

http://www.remo.or.jp/ja/
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2. CCD PLATFORM 003 "art is art is art"

CCD PLATFORMでは、CCD(コミュニティ・カルチュラル・デヴェロッ
プメント)の語義に着目し、社会的マイノリティのためのアートや地域の
ためのアートについて考え、討議する場を設けてきました。これまでにト
ーク・イベントを2回開催し、主に地域振興型のアート・プロジェクトに
ついて考えてきました。役割を与えられたアートと条件を背負ったアーテ
ィストの姿勢や、そもそもなぜアートである必要があるのか、という疑問
が生まれました。
アートが社会とかかわるときに浮かび上がる疑問や違和感は一体何か?ア
ートとは非現実の世界に誘うものなのか?現実の社会を受け止めるための
きっかけなの?アートの多様性とアーティストの可能性を模索しながら、
コミュニティの問題を共有するために、あるいは問題意識を見直すために、
本当の意味でアートができることとは何なのか考え、パネリストと女子美
生を交えての討議を行います。

パネリスト:藤井光(アーティスト)
      杉田敦 (美術批評)

【日時】2011年1月19日(水)18:20-20:00
【場所】女子美術大学 相模原キャンパス 1214教室

http://www.joshibi.net/outreach/gsgp/
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3.  検証:日本のメディアアクティビズム  第6回:ネットでの動画配信の発展と課題

2001年9月11日以降にアメリカが起こした「対テロ」戦争の経過とともに、
抵抗する側からのインターネットを使った動画配信はその展開を加速させ
た。この回では、それらの成立過程から現在までに起きたネットでの動画
配信をめぐるさまざまな出来事を振り返る。また、昨今広がっているUST
REAMなどの ネットによる動画配信の展開をみながら、メディアと運動を
めぐる現在を話し合う。

トーク:山川宗則(Media Champon)
    藤井光(映像ディレクター・美術家)
    川井拓也(ヒマナイヌ)
    小林アツシ(映像ディレクター・ビデオアクト反戦プロジェクトスタッフ)
進行 :細谷修平(Media Champon)

【日時】2011年1月26日(水)19:00-21:30
【場所】素人の乱・12号店
【住所】杉並区高円寺北3丁目8-12 フデノビル2F(奥の部屋)

http://martable.blogspot.com/
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4. 映像とワークショップのあり方を考えるシンポジウム 「映像の強度〈マグニチュード〉へ」

ニューヨーク世界貿易センタービル崩壊という強烈な視覚的・同時代的経
験により幕開けを迎えた21世紀も、はや10年。20世紀前夜リュミエール
兄弟らの「発明」以来、映像の記録・再現技術が一般化した100年を超え
て、わたしたちは映像のますます氾濫する時代をどのように舵取りできる
でしょうか。
おそらくは、そのような問題意識を背景として、とりわけ携帯端末の動画
撮影機能や動画共有サイトの普及した今世紀にはいり「映像ワークショッ
プ」といわれる様々の試みが全国各地で広く行われるようになりました。
しかし、デジタル編集・制作システムを学ぶ技能講習から、映像の読み書
きをまなぶメディア・リテラシー教育、子どもたちによるストップ・モー
ションのアニメーション作りに至るまで、ひとくちに「映像」ワークショ
ップといえども、その目的も方法にも様々なかたちがみられます。
remoでは本年度、こうした時代に能動的な行為として映像にかかわる身体
づくりの方法=映像ワークショップという手法に着目して調査研究を行っ
てきました。その結果、たんに映像制作が可能となるような撮影や編集と
いったスキルの向上を図るだけではない、根源的な映像の〈強度〉ともい
うべき力に価値をおいた試みの意義を再発見するに至りました。
そこでこの度、とりわけ現代美術におけるワークショップ事業において
〈映像の強度〉を根底にすえた事業を企画・実践してこられたアーティス
トやキュレーターが一同に会し、それぞれの取り組みを共有し、各々の試
みを再考し、今後より精度・効力を高めつつ相互協力を深め、ますますひ
ろく社会に還元してゆくプログラムづくりにいかす機会として、映像とワ
ークショップのあり方を考えるシンポジウムを開催いたします。凍返る春
節に工場跡地での会場となりますが、みなさま是非ご参集ください。

話者:藤井光(美術作家)
   会田大也(YCAMミュージアムエデュケーター)   
   清水建人(メディアテーク学芸員)
   櫻田和也(Un*xサーバ技術者)
進行:久保田テツ(NPO remo 代表理事)

【日時】2011年2月5日(土)12:30-14:30
【場所】コーポ北加賀屋(大阪市営地下鉄四つ橋線 北加賀屋駅徒歩5分)
【主催】NPO remo [記録と表現とメディアのための組織]

http://www.remo.or.jp/ja/

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c.u.t 102 NEWS 
No.65 2010-10-20                
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1. SILENT LINKAGE(サイレントリンケージ)
2. Public Discourse Sphere: Aftereffects of Neo-liberalism 展(韓国)
3. 現在のアート<2010>/CAMP

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1. SILENT LINKAGE(サイレントリンケージ)

身体、精神、欲望に深刻な影響を与える強いメディアの言説を弱める個人
の力が、エレクトロニクス技術の進展と共に増大していることは確かなよ
うだ。与えられた情報を一方向的に受け入れるのではなく、一次情報に直
接アクセスし、多くの人々の議論と精査を通過させ、その集合知を自分た
ちのメディアで公開する。
今年、国内外のアートシーンで公共圏の問題がクローズアップされたのも、
この集合知の生成における社会構造の変化に敏感に応答した結果と言える
。しかし、そこで議論されたのは、芸術を、社会的であるとか、政治的で
あるとかいった領域に囲い込むことであり、芸術の可塑性と公共性が結合
する核心ゾーンである「公開性」の問題にまで美学的議論が発展すること
はなかった。
ハイパーローカルな生活世界、都市空間、雑多な現実の領域から生まれで
る人間の一回性の意識を記録し痕跡を外在化したいという芸術の繰り返さ
れる暴力性。そこに生きる人々はデータベースを求めていない。「起源」
を彫刻しようとするアーカイブの欲望は、根源的に悪である。

http://silentlinkage.com/
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2 Public Discourse Sphere: Aftereffects of Neo-liberalism 展(韓国)

韓国(ソウル)で以下の展覧会に参加してます。

【会期】2010年12月9日(木)〜2011年1月6日(木)
【会場】Alt Space Loop(ソウル、韓国)
【詳細】
http://galleryloop.com/

"The Public Discourse Sphere − Aftereffects of Neo-liberalism" is part
of an on-going annual project that stands on principle that art plays a
fundamental role in making changes in society. (The project may be
biennial pending on situation.) The project, as a whole, aims to
represent contemporary artworks that visually invoke social issues or
challenge the politics’ answers to today’s controversies. The sub-concept
for exhibition is different each year, and this year, the focus is on
Aftereffects on Neoliberalism...

アーティスト:
BAE Young Whan
BEERSTECHER Daniel
BOOKCHIN Natalie
CRITICAL ART ENSEMBLE
FAROCKI Harun
FUJII Hikaru
FLYING CITY
GRAFFITI RESEARCH LAB(GRL)
GUERRILLA GIRLS
NO Soon Taek
RAQS MEDIA COLLECTIVE
RHO Jae Oon
TSUBAKI Noboru
YANGACHI

キュレーター:
SUH Jinsuk / Director, Alternative Space LOOP

アソシエイト・キュレーター:
YANGACHI / Artist
Bernard SERHEXE / Director, Museum of Contemporary Art, ZKM
Alicia TURKINA / Curator

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3 現在のアート<2010>/CAMP

2010年のそれぞれの活動や関心を振り返りながら、現在のアートについ
て考えます。

<ゲスト>
安岐理加(美術家)
雨宮庸介(美術家)
泉太郎(美術家)
黒瀬陽平(美術家/カオス*ラウンジ代表)
沢山遼(美術批評)
冨井大裕(美術家)
中崎透(美術家)
花房太一(アートコメンテーター/アートディレクター)
藤井光(美術家)
藤高晃右(Tokyo Art Beat, NY Art Beat, 101 TOKYO 共同設立者)
緑川雄太郎(0000)
藪前知子(東京都現代美術館学芸員)

【日時】2010年12月22日(水)19:00〜
【会場】3331 Arts Chiyoda 地下1階マルチスペース(アクセス)
【定員】60人(予約制) 参加費:1,000円(飲食の持ち込み自由)

主催:CAMP
http://ca-mp.blogspot.com/2010/12/101222.html

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C.U.T 102 NEWS 
No.65 2010-10-20                
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1. いまバリアとはなにか -消費社会と均質化を乗り越えるアートの夢-
2. 小山田徹と藤井光のアーティストトーク
2. 前橋弁天通り映像祭

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1. いまバリアとはなにか -消費社会と均質化を乗り越えるアートの夢-

美術作家の小山田徹と藤井光が1000F以上ある空間を使ったインスタレー
ションを協働で発表します。小山田徹は、世界的に評価の高いパフォーマ
ン スグループ「ダムタイプ」での活動の後、バザールやカフェなどコミュ
ニティのための共有空間の設計・開発を先駆的に行っています。藤井光は、
映像メディアを用いながら、資本主義社会の歪みなど現代社会の問題点を
深く切り取る表現活動を行っています。この展覧会では、両者が現在にお
けるバリアについての考察をもとに、仙台で収集した大量の生活品と、現
代生活における生への欲望を記録した映像の断片によって、私たちの社会
の鏡像的空間を作り出します。

【会期】2010年10月23日(土)〜12月26日(日)
【会場】せんだいメディアテーク 6階ギャラリー4200
【時間】10時から19時(光のページェント点灯後は21時まで延長)
【観覧料】大人100円(高校生以下無料)

http://www.smt.jp/how_barrier_is/gallery.html
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2.  小山田徹と藤井光のアーティストトーク 

展示中の作家が、これまでの作家活動を紹介しながら「バリア」について
考えます。

【日時】2010年10月23日(土)14時から16時
【場所】せんだいメディアテーク 6階ギャラリー、先着順(30席)

*6階会場での受付は13時30分から
*入場料が必要です、一般100円(高校生以下無料)

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3.  前橋弁天通り映像祭

前橋・弁天通り/古い歴史を持つ群馬の中心都市、前橋の中でもひときわ
個性的な街並みの弁天通り。もともと音楽神の弁財天を祀る大連寺を中心
に発達したこの商店街で、映像の、そして、アートの現在を考えます。
表現はどこに向かうのか。アートは地域にどのように貢献できるのか。映
画や映像の上映、作品展示や音楽パフォーマンス、そして、とことん本気
のディスカッションを二日間に渡って繰り広げます!

【日時】2010年10月30日(土) 〜31日(日)
【場所】前橋弁天通り(群馬県前橋市千代田町)
【会場】大蓮寺・Ya-man’s Cafe

プログラム

30日(土)
音楽パフォーマンス 北條知子
映画上映『スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド』
対談「精神分析・映画・アート」白川昌生/毛利嘉孝
地元作家作品の映像による紹介展示
ライブ/展示/パフォーマンス 竹下泰幸、居原田遥
藤井光映像作品上映
映画 de トーク 奥谷千尋、山田夏菜
midnight discussion 高橋聡太、日高良祐、吉田みさと、Isom Winton他

31日(日)
ライブ/展示/パフォーマンス 竹下泰幸、居原田遥
車座トーク「ローカリティとアートをめぐって」

http://venten2010.web.fc2.com/
http://mce.geidai.ac.jp/topics/2010-benten-eizosai

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C.U.T 102 NEWS 
No.64 2010-09-9               
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1. アワーストライキ
2. 東京生活転回法-How to invert urbanism- 展
3. 「表現の自由」メディア+社会+身体性(シンポジウム)

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1. アワーストライキ

東京スカイツリーの足下で進行するジェントリフィケーション。墨田区は、
路上生活を強いられる不安定労働者の生命線である空き缶拾いに罰金20万
を課す条例を10月1日に施行した。
そして、観光都市として再生を計る墨田地区は、そのアーキテクトの道具
として、今後さまざまなアートプロジェクトを象徴資本を利用する企業と
設計し、「持たざる者たち」と同様に、多くのクリエイティヴ・レイバー
(芸術労働者)を投入し、使い捨てていくであろう。
例えば、このアートプロジェクトもそのひとつに違いない。

WEB版:http://silentlinkage.com/archives/22
インスタレーション版:2010年10月9日-17日 12:00-20:00
@アサヒ・アートスクエア(東京生活転回法-How to invert urbanism展)
http://asakusa.survivart.net/wp/?page_id=40

「芸術と労働」の問題に関するコメントが静かに増殖を続けていることに
希望を感じながらも、今、このプロジェクトを設計した者としての責任を
今後どう引き受けていけばいいのか悩んでいる。
http://silentlinkage.com/archives/180

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2.  東京生活転回法-How to invert urbanism展

【日時】2010年10月9日(土)15:00-
【ギャラリートーク】岩井優、藤井光、山城大督
【場所】アサヒ・アートスクエア
【料金】募金制
【主催】Survivart/アサヒ・アートスクエア

http://asakusa.survivart.net/wp/?page_id=40

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3.  「表現の自由」メディア+社会+身体性(シンポジウム)

【日時】2010年10月11日(祝・月)10時〜18時
【ゲスト】小倉利丸、岡部あおみ、藤井光
【場所】3331 Arts Chiyoda
【料金】1000円
【お申し込み】info[at]dis-locate.net

メディアテクノロジーによって都市空間・身体性・政治的社会対する意識
はどのように変化しているのでしょうか。メディアを通して私たちは世の
中で私たち自 身をどのように位置付けているのでしょうか。このシンポジ
ウムでは、政治学者、社会活動家、アーティスト、キュレーター、研究者、
様々な役割を持っている 専門家と、「表現の自由」に焦点を当てて、メデ
ィアテクノロジーという媒介を通じて政治的な表現・社会的な表現・性的
な表現・創造的な表現の可能性・限界 を議論しています。都市空間、家庭、
おそらく体内にさえテクノロジーが入り込んだ情報社会、私たちがこの媒
介された世界に住もうとしたらどおような可能性 が生まれてくるでしょう
か。また、それに伴いどのような問題が起こるのでしょうか。

http://www.3331.jp/schedule/000575.html

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C.U.T 102 NEWS 
No.63 2010-09-05                
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1. 芸術関係者 各位『アワーストライキ』にご参加ください
2. AAF学校〈アーティストの労働と権利を考える〉
3. 宮下公園夏まつり「何も変えてはならない」

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1. 『アワーストライキ』にご参加ください(転送歓迎)

芸術関係者 各位

芸術の労働問題。このアポリアを私たちの切実な問題として脱構築するア
クション+映像制作にご参加ください。
アーティストやアートプロデューサー、 アートNPO、技術者など断続的
に雇用されるクリエイティヴ・レイバー(芸術労働者)が、アサヒビール
本社の地下駐車場に数十基のテントを張り、芸術と労働に関する新しい概
念/声をあげていきます。

墨田区役所前広場にも、無数のテントが張られ、美術、音楽、映画、アニ
メ、文学、デザイン、ダンス、演劇、建築関係者が座り込みのアクション
を行います。自営でもなく、有期/無期の給与所得者でもなく、産休や労
災、失業保障もない芸術労働者たちの生活実態を知る家族やパートナーも
参加します。芸術労働者たちのかげがえのない一回性の生が、芸術の条件
である事を知る学生やこの社会で多数者となった有期雇用者たちもいます。
当日のアクション/映像制作に参加できないが、このプロジェクトに関心
ある方は、下記のサイトから、芸術と労働に関するご意見を投稿して下さ
い。真撃な無数無限の批評言語が、芸術と労働の新しい関係性を創出して
いくと私は信じています。藤井光(美術家・映像ディレクター)

http://silentlinkage.com/archives/180

【日時】2010年9月25日(土)10時/15時/20時集合(全3回)
【場所】アサヒ・アートスクエア前広場(浅草駅、徒歩5分)
【持ち物】プラカード、作品、楽器、PCモニター、拡声器、絵コンテ、
     寝袋、助成金申請書、マンガ、パフォーマンス、食料、請求書、コンパク
     トチェアなど必要と思われるものを持参ください(広場撮影使用条件とし
     て、手で持ち運び出来る範囲のものとなっています)。テントはこちらで
     用意いたします。
【協力】Survivart/アサヒ・アートスクエア
【問い合わせ】contact(at)hikarufujii.com

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2. AAF学校〈アーティストの労働と権利を考える〉

2003年アヴィニヨン・フェスティバル(仏)がストライキで中止されたこ
とは記憶に新しい。このとき大きな争点となったのは、アンテルミタン―
自営でもなく、有期/無期の給与所得者でもない、断続的intermittentに雇
用される労働者―に関する制度の変更だった。その多くがアンテルミタン
である 舞台芸術に携わる芸術労働者(アーティストや技術者など)がその
制度変更に反対し、ストライキやテレビの生放送をジャックするといった
大規模な労働運動を 巻き起こしたのである。この運動を期にパリでは、従
来の労働組合とは異なる形で、個人の権利意識や自らを守る智恵やスキル
を共有するための芸術労働者の連帯が生まれ、活動拠点「CIP」も創設さ
れた。
今回のAAF学校では、旧来の雇用形態にとらわれない多様化する働き方や
ライフスタイルを選択した芸術労働者たち(アーティストやアートプロデ
ューサー、 アートNPO、技術者など)が、個人の権利意識を自覚し、自
らを守るスキルを共有するための方法、また組合にとどまらない連帯や運
動の可能性などについて 考察する。

対談:吉澤弥生 × 藤井光

【日時】2010年9月13日(月) 18:30〜20:30
【場所】アサヒ・アートスクエア
【参加費】2000円(学割:1500円)
【申し込み】氏名・連絡先(e-mail/電話)を明記の上aafs@arts-npo.orgまで
【主催】アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会
【詳細】http://arts-npo.org/aafschool2010.html

吉澤弥生(よしざわ やよい)
大阪大学大学院GCOE特任研究員/NPO法人地域文化に関する情報とプロジ
ェクト[recip]代表理事、1972年生まれ。

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3. 宮下公園夏まつり『何も変えてはならない』

宮下公園夏まつりが2010年8月28日・29日に行われた。アルミ缶つぶし競
争、恊働炊事(炊き出し)、追悼式、屋台、ライブ、芝居、青空マイク、
カラオケ、上映会、シンポジウム、盆踊り、セミの声が賑やかな、みんな
の宮下公園で、嬉や夏祭り。渋谷区とナイキが一方的に与えようとする文
化圏が、今、ここで、起きている一回性の文化を破壊しようとしている。
『何も変えてはならない』 。この反時代的な政治行為を私たちはこの社会
で実践することが出来るのか?

http://airmiyashitapark.info/wordpress/

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C.U.T 102 NEWS 
No.62 2010-08-16                
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1. コレクション/パブリッシュ/コモンズ アートと所有の関係を考える
2. remoscope史上初の夜開催です
3. 骨からの戦世(イクサユ)―65年目の沖縄戦 比嘉豊光展
4. 『HOSE』 宮下公園 夜の演奏会

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1. コレクション/パブリッシュ/コモンズ アートと所有の関係を考える

ルイヴィトン社の要求通りに、美術作品「バッタもん」は撤去され、展覧会
カタログは発売中止になり、ポスターも回収された、神戸ファッション美術
館での「ファッション綺譚」展は、終了しました(岡本光博/2010)。

税関長の要求通りに、美術作品「NIKEPOLITICS」は、輸入ライセンス不可
の武器として焼却、破砕・埋没され、滅却(破棄)処理の費用は作家が支払
い、作品は日本に戻って来ませんでした(藤井光/2008)。

【司会】作田知樹 (Arts and Law) 【ゲスト】岡本光博/藤井光

Arts and Lawがcampと共催で東京で開催してきた来たトークシリーズ「ア
ートと公共性の関係を考える」の特別編を京都コレクティヴ・パラソルで行
ないます。今回は半公開ミーティングとして、表題のテーマについて、ゲス
トのアーティストの活動を参照しながら、ここまでのシリーズで見えてきた
論点のブレインストーミングを行ないます。その結果から浮かび上がるもの
を参加者とともに考えていきます。
同時に日本でいくつか行われているアートと公共性などについてのイベント
や勉強会の主催者にどのような論点について取り組んでいるか・取り組もう
としているかメールでインタビューし、当日までに回答があったものを提示
して行きます。

【日時】2010年8月20日(金)19:00-
【場所】collective parasol
【URL】http://collective-parasol.blogspot.com/search/label/about/

都築響一「まぼろしのバッタもん」
http://roadsidediaries.blogspot.com/2010/06/blog-post_1882.html
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2. remoscope史上初の夜開催です

[remoscope]とは、remoが考案したリュミエール・ルール*に則り撮影さ
れた映像を総称する造語です。このワークショップでは、特別な技術はま
ったく必要ありません。初心者、経験者を問わず「作品」をつくることが
でき、それぞれの作品を参加者とともに鑑賞し楽しみます。なにげない風
景がさまざまな視点で切り取られ、異化されていくその静かな驚きを味わ
う…そんな“句会”のようなワークショップです。

今回は涼しさを夜に期待して、本の街と言われる神保町にて開催します。
みなさまのご参加をお待ちしております。

【日時】2010年8月27日(金) 19:00-23:00
【場所】路地と人 http://rojitohito.exblog.jp/
【参加費】1000円
【機材】こちらでご用意しております。
【定員】10名
【申し込み】氏名・連絡先(e-mail/電話)を明記の上rojitohito(at)gmail.com (at)
 を@に変えて送信してください
【企画】remo*TOKYO [NPO法人 remo/記録と表現とメディアのための組織]


*【リュミエール・ルール】固定カメラ/無音/無加工/無編集/ズーム無し
/最長1分【参考URL】http://remoscope.net/
*現在、海外の多くでは「lumiere video」の呼称でも知られています。
http://videoblogging.info/lumiere/ min
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3.  骨からの戦世(イクサユ)―65年目の沖縄戦 比嘉豊光展

【日時】2010年8月11日(水)〜8月23日(月)
【場所】佐喜眞美術館
【詳細】http://sakima.jp/
【主催】「骨からの戦世」展実行委員会

関連動画:沖縄アルタ前大学:鵜飼哲(フランス文学・思想専攻)
http://www.youtube.com/watch?v=JTE38gr4aZ8
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4.  HOSE 宮下公園 夜の演奏会

【日時】2010年8月21日(土)20:00から
【場所】宮下公園原宿側(渋谷駅から、原宿方面に徒歩2分の線路ぎわ)
【詳細】http://airmiyashitapark.info/wordpress/archives/1903
【主催】A.I.R Miyashita Park/HOSE

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C.U.T 102 NEWS 
No.61 2010-07-15                
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1. 新作の準備をしています、制作にご協力ください
2. LAST WORDS 展(シドニー、オーストラリア)
3. 宮下公園野外上映会vol.7 沖島勲監督『怒る西行』
4. 白川昌生『美術館・動物園・精神科施設』刊行記念イベント

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1. 新作の準備をしています、制作にご協力ください。

いま価値があるとされるものが次の瞬間ゴミになり価値を失う廃棄物処理
場と化した東京で、芸術活動を続ける私たち芸術関係者の「狂気」と、私
たちクリエイティヴ・レイバー(芸術労働者:アーティスト、キュレータ
ー、アートプロデューサー、コーディネーター、アートNPO、技術者)の
社会的・経済的「狂気」を可視化することに連帯ください。

この作品は、芸術生産に関わるすべての人々の「現場」に対する無限無数
の批評言語と肉体を必要としています(高校生以上、芸術ジャンルは問い
ません)。詳細は制作説明会で行いますので、ご参加と芸術関係者へのご
周知よろしくお願いいたします。

なお作品の映像部門はAAF学校2010〈アーティストの労働と権利を考える〉
対談:吉澤弥生 (9/13)で発表後、東京生活転回法-How to invert urbanism
(仮)の展覧会にてインスタレーション作品として完成させ、その後も形
を変え社会化を行っていきます。

説明会にお越し頂ける方は私宛にご返信下さい。よろしくお願いします。

藤井光(美術家・映像ディレクター)

【日時】2010年8月6日(金)19:00-21:00
【場所】アサヒ・アートスクエア「浅草駅」徒歩5分
【主催】東京生活転回法-How to invert urbanism(仮)
    Survivart/アサヒ・アートスクエア
    http://asakusa.survivart.net/wp/

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2.  LAST WORDS 展

明日から展示が始まります。シドニー在住のお知り合いの方にご周知下さ
ると嬉しいです。よろしくお願いします。

Last Words is a group exhibition that explores language, knowledge and
communication in an age of cultural diversity and globalisation. It is the
culmination of a series of mid-career solo exhibitions and performances,
which 4A has undertaken throughout 2010 that tackle ideas of communication.
When we talk about our contemporary locations, they are increasingly
defined by the interaction of local, national and global references. It is a
world that is undergoing constant change and expansion, where culture,
geography and traditional forms of identification are neither consistent
or certain. What happens when our boundaries - geographical,
psychological, physical and cultural - dissolve? How, then do we articulate
history, politics, where and how we live?

Artists in this exhibition include: Alfredo and Isabel Aquilizan,
Eric Bridgeman, Zhang Ding, Hikaru Fujii, Archie Moore, Shen Shaomin

【日時】16JULY-28AUG 2010
【主催】4A Centre for Contemporary Asian Art
【場所】181-187 Hay Street Sydney NSW 2000 Australia
【詳細】http://www.4a.com.au

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3.  宮下公園野外上映会vol.7 沖島勲監督『怒る西行』

いま価値があるとされるものが次の瞬間ゴミになり価値を失う廃棄物処理
場と化した東京で、私の記憶の中に生涯残る上映会になるのだろう。

【日時】2010年7月23日(日)19:30から
【場所】宮下公園原宿側(渋谷駅から、原宿方面に徒歩2分の線路ぎわ)
【詳細】http://airmiyashitapark.info/wordpress/archives/1683
【主催】A.I.R Miyashita Park

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4.  白川昌生『美術館・動物園・精神科施設』刊行記念イベント
  
『美術館・動物園・精神科施設』は多くの方にぜひ読んでほしい一冊です
が、この本を読んで残った「もどかしさ」が、対談:白川昌生(美術家)
イルコモンズ(元現代美術家)によってどう変化するかを期待しています。

【日時】2010年8月1日(日)18:00から
【場所】Cafe´★Lavanderi´a(新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル1階)
【地図】http://cafelavanderia.blogspot.com/search/label/MAP
【主催】模索舎

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C.U.T 102 NEWS 
No.60 2010--05-18                
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1. 宮下公園リアリティーツアー
2.  CAMP|12時間CAMP「コミュニティ」
3. 映像を用いた“もうひとつ”の美術史/テキスト

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1. 宮下公園リアリティーツアー

電車に乗って宮下公園までみんなで行ってみる。公園ではアーティストの
いちむらみさこさんと待ち合わせ。彼女と一緒に公園を散歩してみる。す
ると、地域やコミュニティとかメディアだとかアートだとか話しているア
ワープラネットTVの人たちとremoTokyoの人たちに遭遇する。こんにちは。
そこで、彼・彼女たちの話し合いに耳を傾けるのもいいだろうし、公園で
遊んでいてもいい。自由時間。それから、公園を離れ、電車に乗って戻っ
てくる。午後6時、ただいま。雨の場合は中止。無理しない。

【日時】2010年5月22日(土)14:30出発
【集合】アサヒアートスクエア(入り口)「浅草駅」徒歩5分
【参加費】無料(往復交通費460円が必要になります)
【公園ガイド】いちむらみさこ(アーティスト)

【メディエーター】藤井光(美術家・映像ディレクター)
【主催】東京生活転回法-How to invert urbanism(仮)
    Survivart/アサヒ・アートスクエア
    http://asakusa.survivart.net/wp/

A.I.R Miyashita Park:http://airmiyashitapark.info/wordpress/
OurPlanetTV:http://www.ourplanet-tv.org/
remoTokyo:http://www.remo.or.jp/ja/2009/1115-345.html
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2.  CAMP|12時間CAMP「コミュニティ」

《アーティスト/社会的信用/制作環境 》

【ゲスト】Artists' Guild(森弘治、小泉明郎、藤井光)×ほか交渉中
【日時】2010年5月22日(土)12:30-14:00
【場所】アサヒアートスクウェア 4F
【参加費】1500円(1ドリンクオーダー制)
【割引】予約>1,000円(前日までにご予約ください)
【予約】http://ca-mp.blogspot.com/2008/06/blog-post.html

森弘治はオーストラアに滞在中のため当日可能であればスカイプでの参加
になります。
Artists' Guild:http://artistsguild.sakura.ne.jp/frame2.html
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3.  映像を用いた“もうひとつ”の美術史  藤井光

リフレクション展のカタログに寄稿しました。水戸芸術館ミュージアムシ
ョップで購入(税込2000円)できます。

1971-2010 個と個をつなぐメディア

20世紀に展開された芸術の長い歴史は、“決裂(rupture)”の道を求めるこ
とによって作り手と観客を換えていった。国内においては、美術家の中谷
芙二子が1971年当時、市販されたばかりの個人用小型ビデオカメラを水俣
病の加害企業に向けた時、戦後現代美術のひとつの再フォーマット化が始
まっている。アートの実践領域をプロダクトからプロセスへと転換させた
フルクサスの芸術運動を継ぐニューヨークのテクノロジー・アートグルー
プ「E.A.T」の活動に参加し、アートという言葉すら使う必要のない、新し
いコミュニケーションの可能性を探求していた中谷は、今現在ディスコミ
ュニケーションの起っている場所、すなわち三菱重工ビルの前で、水俣病
患者と抗議活動を続ける「水俣病を告発する会」の支援者たちと合流する

. . .

【問い合わせ】コントルポアン/029-227-0492

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C.U.T 102 NEWS 
No.59 2010--04-23                
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《A.I.R Miyashita Park》アートとソーシャルの結合と分断

先月より東京・渋谷にある宮下公園で始まったアーティスト・イン・レジ
デンスでは、展覧会、ライブ、映像上映やワークショップなど様々な活動
が行われ、「宮下公園」は国際的な関心がよせられている。
http://www.youtube.com/watch?v=DRo6Hedpeew
http://airmiyashitapark.info/wordpress/

現代美術の実践が「社会参加」「制度批評(Institutional Critique)」「関
係性の美学」といったコンセプトと連動し、アートと市民運動の恊働が模
索され長い時間が経過した。
http://www.formerwest.org/

クリエイティブな行為自体が孕む政治性と、政治自体が孕むクリエイティ
ブとが衝突する宮下公園でのアート活動は、その意味で現代美術の伝統を
引き継いでいる。一方で、レジデンスの存在が、行政と関連企業が進める
公園改修工事を実質的にストップさせ、アートが社会的・政治的なツール
として《利用》されているとの違和感が表明されている。
http://tokyoartvillage.blog36.fc2.com/blog-entry-441.html

京都上桂をベースとする「コレクティブ・パラソル」では、ゼロ年代に活
発化した、地域活性化、観光振興戦略、世界都市競争の中で《効果》を期
待されたアートたちを視野に入れながら、レジデンスに対する違和感につ
いて、不確定性の中で創作を続けるレジデンスの作家たちの声を聞き、ア
ートの文脈からディスカッションしてみたい。

社会的・政治的なるものを「芸術以外の添加物」と考えるクレメント・グ
リーンバーグの亡霊たちも歓待している。アートとは何か?私たちは思索
し続ける。

【日時】2010-05-06(木)19:00から
【場所】Collective Parasol
【アクセス】京都市西京区上桂前田町56/阪急嵐山線上桂駅徒歩5分
【URL】http://collective-parasol.blogspot.com/search/label/about/
【企画】藤井光(美術家)/ 増本泰斗(美術家)
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《自分のメディアを創る》アーティストレクチャー

【日時】2010-04-24(土)14:00-16:00
【場所】YCAM 山口情報芸術センター
【出演】藤井光
【詳細】http://www.ycam.jp/education/2010/03/meet-the-artist-2010.html

山口を舞台に「コラボレーター」と呼ばれる公募で集まった市民とアーテ
ィストが、1年間にわたって1つのクリエイションをおこなうワークショッ
プシリーズ「meet the artist」に関連するレクチャー
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《東京生活転回法(仮)》キックオフ!12時間トーク

【日時】2010-04-25(日)10:00-22:00、途中入退場自由
【場所】アサヒアートスクウェア 4F
【料金】入場無料(1ドリンクオーダー制)※1食300円程度の軽食準備
【出演】樋口貞幸(NPO法人アートNPOリンク)
    長内綾子(Survivart)
    CAMP(http://ca-mp.blogspot.com/
    岩井優(美術家)/ 足立元(美術史家)
    山城大督(美術家)/ 服部浩之(学芸員/建築家?)
    藤井光(美術家)

報復のメディア|藤井:総理大臣の記者会見の一部オープン化が始まった。
メディアの独立性と多用性を確保する事で、アートに何か起るのか?
【詳細】http://asakusa.survivart.net/#tk06

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C.U.T 102 NEWS 
No.58 2010年4月5日発行                 
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《アートと映像 - 公共性をめぐって》

【日時】2010年4月10日(土)・11日(日)13:30 - 17:40
【会場】水戸芸術館現代美術ギャラリー
【定員】各日80名(先着順・予約不要)
【企画】竹久 侑(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
【詳細】http://www.reflection-alternatives.jp/events/

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【10日】レクチャラー/パネリスト

 宇川直宏(美術家・自称「メディア・レイピスト」・VJ・DJ等)
 佐藤零郎・張領太(NDS[中崎町ドキュメンタリースペース]メンバー)
 森達也(映画監督・ドキュメンタリー作家)

 パネル・ディスカッション「映像の力」
 モデレーター:佐藤博昭(教員ビデオ作家・東京ビデオフェスティバル審査委員)

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【11日】レクチャラー/パネリスト

 大友良英(ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/プロデューサー)
 坂口恭平(建築探検家)
 藤井光(美術家・映像ディレクター)

 パネル・ディスカッション「美術と市民」
 モデレーター:毛利嘉孝(社会学者・東京藝術大学准教授)

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ジェレミー・デラー氏が作家の都合により来日できなくなりました。
代わって、音楽家の大友良英氏にご登壇いただきます。
http://www.jeremydeller.org/

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《宮下公園野外上映会 Vol.1》

【日時】2010年4月9日(金)開場18:30、開演19:00
【会場】宮下公園原宿側(渋谷駅から徒歩3分)
【参加費】無料

19:00 「映像で観る宮下公園問題の最前線」 

ビデオク リップを観ながら、宮下公園問題の最近の動きを振り返ります。
YouTubeの50倍の画質と300倍の大きさで上映予定。未発表マル秘映像
あり。(映像 提供:OurPlanet-TV、VJU(ビデオジャーナリストユニオ
ン)、藤井光、山川宗則、ほか)。

20:00 「長居青春酔夢歌」上映/佐藤零郎監督

2007年冬。長居公園テント村の住人と「若者」は、テントが強制排除され
るなか、芝居をした。“貧困”が問 われる今に投げかけるこの作品、そこに
は労働や日常、暮らし、地域とのつながり、闘いがあった。監督はテント
村へ住み込み、そこで暮らす人々の息づかい、 それぞれの個人史、監督自
身も含めた人と人のつながり、大阪市による強制排除までの闘いを写し撮
る。山形国際ドキュメンタリー映画祭2009アジア千波万 波招待作品。英
語字幕付き。(※上映後に監督によるトークがあります。)

21:30 交流会

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A.I.R Miyashita Park
宮下公園 アーティスト・イン・レジデンス
http://airmiyashitapark.info/wordpress/

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C.U.T 102 NEWS 
No.57 2010年2月24日発行                 
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明日、恵比寿映像際でニューヨークのダウンタウン・コミュニティー・テ
レビション(DCTV)の作品「テーレンス フィッシャー」が上映。注
目です。アフタートークはアーティストのいちむらみさこさんとDCTV
の津野敬子さん。http://www.yebizo.com/

以下のイベントに参加します。
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「宮下公園」から世界を見つめる

【日時】2月26日(金)19時〜22時
【会場】カフェ・ラバンデリア(新宿)
【スピーカー】平野隆章・長谷川航・白石草(OurPlanetTV)
【特別ゲスト】藤井光(美術家)
【料金】無料・ドリンク代+カンパ
【詳細】http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/412

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見えない規制/自由の領域 〜アートと公共性の関係 Part4〜

【スピーカー】小川希(Art Center Ongoing/TERATOTERA)
       作田知樹(Arts and Law ディレクター)
       成原慧(東京大学大学院学際情報学府博士課程)
       藤井光(美術家/映像ディレクター)
       山本紀子(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

【日時】2009年3月3日(水)19:00〜21:00 ※受付開始は18:30
【会場】シャトー小金井(東京都小金井市本町6-5-3)
【定員】30人(予約制) 参加費:無料
【詳細】http://bit.ly/aNfqpo

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フランコ・ベラルディ(ビフォ)『プレカリアートの詩』をめぐって

【スピーカー】粉川哲夫(批評家)
       藤井光(美術家/remo*TOKYO)

【単行本】『プレカリアートの詩』記号資本主義の精神病理学
【著者】フランコ・ベラルディ(ビフォ) 著
【訳者】櫻田和也
【詳細】http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309245010
【日時】3月14日(日)
【開場】18:00 スタート18:30
【場所】素人の乱12号店/http://trio4.nobody.jp/keita/shop/12/index.html
【企画】模索舎/http://www.mosakusha.com/

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C.U.T 102 NEWS 
No.56 2010年2月13日発行                 
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『リフレクション/映像が見せる”もうひとつの世界”』展

【日時】2010年2月6日(土)9:30-18:00 入場は17:30まで
【会場】水戸芸術館現代美術ギャラリー
【詳細】http://www.reflection-alternatives.jp/

【出品作家】宇川直宏/わひらきさ/ジェレミー・デラー/Chim↑Pom
      藤井光/マティアス・ヴェルムカ&ミーシャ・ラインカウフ
      八幡亜樹/ライアン・トゥリカーティン
【企画】竹久 侑(水戸芸術館現代美術センター学芸員)

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「映画を作るとき、わたしは、いつも何かに復讐する、報復するという感
情を持っています」ペドロ・コスタ『UP』2004

映画監督ペドロ・コスタは蓮見重彦との対談で、「私が撮っているものは
裁判ではなく、価値判断を下すことではない」と断りながらも、「今の世
界が正しくない、うまくいっていないということを語らねばならない」、
その世界に対し「詩的なやり方で報復する」と言っている。

現代の危機に対し、仕返しの概念を創り出していく。ペドロ・コスタのア
チチュードを私は全面的に支持する。

水戸芸術館で開催されている『リフレクション/映像が見せる”もうひとつ
の世界”』展に出展した新作『ソーシャル・レイバー(社会的労働)』は、
公園でテント生活をする青年と恊働で生成させた。その過程は、何かが失
われ、壊されてゆくさなかで、他者の感情に関わる問題、つまり政治に対
する報復という意志を共有しながら、文化生産という装置の中で、お互い
が新たな関係に参入していく過程、お互いが今の自分とは異なる「なにも
のかになる」経験でもあった。私には何か、その関係性の経験こそが「詩
的なやり方で報復する」という事のような気がしてならない。

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C.U.T 102 NEWS 
No.55 2010年1月12日発行                 
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1. POINT展:日韓若手アーティスト・批評家 交流展覧会
2. 生活保護申請ビデオカメラ弾圧事件

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お近くに来た際には立ち寄って下さい。

POINT展

【会期】2010年1月9日〜24日 10:00-20:00 会期中無休・入場無料
【会場】京都芸術センター/講堂 http://www.kac.or.jp/
【展示作家】アン・カンヒョン、アン・ドゥジン、ムン・ソンシク
      橋本聡、藤井光、松原慈
【批評家】 ソ・ジンソク(LOOPディレクター、本展キュレーター)
      畠中実(ICC 主任学芸員)
      キム・ミジン(Seoul Arts Center展芸術監督、弘益大学)
      イ・ソニョン(美術批評家)
      住友文彦(本展キュレーター)
      ユ・ジンサン(KAYWON School of Art & Design)
      原久子(キュレーター)
【主催】国立現代美術館 チャンドンスタジオジオ
    Alternative Space LOOP

http://point2009.blogspot.com/
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■■■■転送歓迎■■■■■■

生活保護申請ビデオカメラ弾圧事件
A君無罪!釈放要求緊急集会

囚われの身として3ヶ月目、A君は即時釈放をされなければなりません。
こんな弾圧で有罪の判例を出させる訳にもいきません。1月15日、いよい
よ裁判が始まります。この日は情宣、傍聴行動、集会を予定しています。
参加できる所だけでも是非ご一緒下さい。お願いします!

【日時】1月15日(金)18時開場 18時30分開始
【場所】エル・おおさか 6階 大会議室 
【参加費】無料
【発言者】木原万樹子(国選弁護人、ホームレス法的支援者交流会共同代表)
     加藤亮子(NPO法人釜ヶ崎医療連絡会議、福祉事務所勤務)
     櫻田和也(remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織])
【連帯アピール】釜ヶ崎日雇労働組合
        NPO法人 釜ヶ崎医療連絡会議 など
【情宣 】11時30分 南海電鉄堺東駅西口(コンビニ前)に集合
【傍聴行動】14時10分〜50分 第一回公判

大阪市柏原市で生活保護を受給していたユニオンぼちぼち組合員A君が、
10月27日に職務強要罪で逮捕されました。(事件についての経緯は「ユ
ニオンぼちぼちのブログ」12月19日、12月11日を参照下さい。)容疑は
2ヵ月半前の生活保護申請時において「脅迫」を用い申請書の受理及び保
護決定を強要したというものです。A君は各福祉事務所で横行している水
際作戦に対抗し、申請の証拠を残すためにビデオカメラを構え、「公務員
でしょ。申請させてください。ちゃんと対応してください」「生存権を保
障してください」「ユニオンチューブ(労働組合の動画サイト)っていう
のがあるんですよ」という発言をしただけで、暴言を吐いたり机を叩いた
りした訳ではありません。もちろん柏原市福祉事務所も認めているように
生活保護を不正受給した訳でもありません。それなのにA君は告訴され起
訴され勾留され続け、保釈請求も却下され続けています。逮捕の2日後に
組合事務所も家宅捜索されました。こんなメチャクチャ許せません!A君
は無罪!国家ぐるみの不安定労働者イジメ弾劾!直ちに釈放しろ!という
声を力を合わせて対置していこうではありませんか!緊急集会に万障を繰
越しご参加を!

【主催】関西非正規等労働組合ユニオンぼちぼち
【連絡先】hogohiwoagero(at)yahoo.co.jp 当日連絡先:090-7963-5788

http://unionbotiboti.blog26.fc2.com/
http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html

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C.U.T 102 NEWS 
No.54 2009年12月20日発行                 
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1. 生活保護申請を記録して逮捕って何だよ?!緊急集会
2. これからの日本の芸術文化政策を考える緊急フォーラム

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プロダクトからプロセスへと美学的実践を拡張させたフルクサスと、芸術
と技術の前衛グループE.A.Tの美学は、東京・国立市の市民に受け継がれ、
市民が主体的に制作した映像表現が市民の意見として行政にフィードバッ
クされる(国立ビデオひろば/1978年-1993年)。
2009年には「横浜国際映像際」のラボスペースで民衆による民衆のため
のメディアが可視化され、「今後のICT分野における国民の権利保障等の
在り方を考えるフォーラム」では、総務大臣と津田大介がコミュニケーシ
ョンの権利や市民メディアの実践必要性をツイッターでつぶやき始める。
人種差別や女性の権利が100年の抵抗を経て、脱・構築され始めたように
、一部の人々に独占され続けた映像表現が、その発信と制作の権利を分有
しようと政府レベルで議論され始めた2009年。
生存の危機に瀕し、生活保護の申請をしたにも関わらず、追い返えされ、
ビデオカメラでその不透明な行政システムを記録して逮捕って何だよ?!

【日時】2009年12月23日(水・祝)18:00開場
【会場】大久保地域センター(新宿区大久保2-12-7)
【アクセス】JR新大久保駅/都営大江戸線東新宿駅、徒歩10分
【資料代】500円(カンパ)
【報告】橋口昌治(関西非正規等労働組合「ユニオンぼちぼち」委員長)
【問題提起】山本志都(弁護士)
      稲葉剛(自立生活サポートセンター・もやい代表理事)
      山谷労働者福祉会館活動委員会
      根来祐(フリーター全般労働組合ムービーユニオン)
      山川宗則(Media Champon)

http://unionbotiboti.blog26.fc2.com/blog-entry-101.html

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行政刷新会議による事業仕分けにより圧倒的な圧縮の判断が下された文化
芸術への税金の分配問題に発起した、芸術文化政策を考える緊急フォーラ
ムでは何が語られるのか?
remo*Tokyoはその様子を記録し、インターネットで中継する。

http://www.ustream.tv/channel/remotokyo

【日時】2009年12月23日(水・祝)17:30-21:30 (30分前に受付開始)
【会場】BankART Studio NYK(横浜市中区海岸通3-9)
【アクセス】横浜みなとみらい線「馬車道駅」6出口[万国橋口] 徒歩4分
【参加費】無料
【定員】150名(メールで下記宛に事前にお申し込みください)
【予約方法】E-mail forum09@arts-npo.org
【意見提案】上記テーマに関するご意見を各200字程度でお寄せください。
【問合せ先】NPO法人アートNPOリンク事務局
      E-mail anl@arts-npo.org
      TEL/FAX 075-231-8607
      MP 080-2444-6322(当日問合せはこちら)

http://arts-npo.org/emergencyforum.html

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C.U.T 102 NEWS 
No.53 2009年11月18日発行                 
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レモスコープ・ワークショップ

【日時】2009年12月6日(日) 14:00- 18:00
【場所】DJ BAR SHELL http://www.djbarshell.com/
【参加費】1000円
【定員】10名 要申し込み (tokyo@remo.or.jpまで)

大阪に拠点を持つremoが東京にてremo*TOKYOを始動させています。その
第二弾として、remoが考案したremoscopeを、米海軍基地を始め、三笠公
園やドブ板通りなどで有名な横須賀を舞台に行います。

【remo】http://www.remo.or.jp/

remoscopeとは、remoが考案したリュミエール・ルール(固定カメラ/
無音/無加工/無編集/ズーム無し/最長1分)に則り撮影された映像を
総称する造語です。このワークショップでは、特別な技術はまったく必要
ありません。初心者、経験者を問わず「作品」をつくることができ、それ
ぞれの作品を参加者とともに鑑賞し楽しみます。なにげない風景がさまざ
まな視点で切り取られ、異化されていくその静かな驚きを味わう…そんな
“句会”のようなワークショップです。

【機材】こちらでご用意しております。
【企画】remo*TOKYO。

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パブリックコメント

文化予算が「圧倒的な縮減」の対象となっている。粗雑な意見かもしれな
いが、文化予算を叩くキックオフは、文化予算が10倍の1兆円になってか
らだ。圧倒的な予算不足によって、文化活動関係者の働く環境は、人権被
害が生じるレベルまで劣悪化している。直訴するしかない。

行政刷新会議事業仕分け対象事業/パブリックコメント
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm

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C.U.T 102 NEWS 
No.52 2009年11月13日発行                 
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アサヒ・アート・フェスティバル2009
AAF学校「メディアと芸術」構成:藤井光

【日時】2009年11月16日(月)19:00〜21:00
【会場】アサヒ・アートスクエア(東京都墨田区吾妻橋1-23-1/4F)
【参加費】2,000円(予約制)
【詳細】http://arts-npo.org/aafschool09.html

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メディアと芸術:構成(状況により変更する場合があります)

01. 二つの「戦争画」聖戦美術展(1939年)ベイルート空爆(2006年)
02. 日展的な価値と北海道アンデパンダン展(1946年)または九州派
03. 具体美術協会とTV
04. 万博芸術/「一般市民を”巻き込む”」垂直的ゲリラ戦(1970年)
05. フルクサス/E.A.Tから「芸術家=市民」水平的関係性の美学
06. 中谷芙二子「水俣病を告発する会 テント村ビデオ日記」(1972年)
07. 個人を発信源とする表現の時代へ「国立ビデオひろば」小林はくどう
08. ポスト68年代、大きな物語から小さな物語へ「障害者アート」
09. 阪神・淡路大震災と主体化する「在日外国人」(1995年)
10. コミュニティーアートとコミュニティーメディアの胎動
11. 新しい政治化時代
12. 芸術家のストライキ(2003)
13. クリエイティヴ・シティー論と246表現者会議
14. 集合的身体と映像「麻生邸リアリティーツアー」
15. インディーメディアと日常に経って
16. クレメント・グリーンバーグの亡霊たち
17. 恊働的創造のプロセス、あるいは「宮下公園ナイキ化問題」

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メディアと芸術は一部の人々に独占されてきた歴史がある。特に社会の中
で不可視化、周縁化されている人々にとってそれは生活から遊離したもの
と考えられてきた。
しかし、長年のメディアと芸術の民主化運動により、現在では生存のため
の不可欠な要素となった。ここでは世界中のさまざまな路上からの表現の
現在を紹介しつつ、誰もが表現者となる時代をイメージする。

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C.U.T 102 NEWS 
No.51 2009年11月2日発行                 
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1.「現在における映像メディアと運動の可能性」

【日時】2009年11月2日(月)
【場所】法政大学外濠校舎多目的室3
【開演】12:30
【トークゲスト】平沢剛 × 藤井光

映画研究者であり、VOL collectiveの平沢剛と映像作家・美術家であり、
remo*TOKYOの藤井光による対談。youtubeやネット上で断片的に流され
る映像を”リンク”し直す作業がこの対談だ。いまや、生活に密着したネッ
ト上の動画と運動との関連性は語られていたようで語られてこなかった。

http://d.hatena.ne.jp/zootro/20091102/1255191009
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2.「ソーシャルメディア ─ 社会をひらくメディア/媒介する社会」

【日時】2009年11月3日(火)11:00 - 13:00
【場所】新港ピア シアタースペース(神奈川県横浜市中区新港2-5) 

酒井 隆史(社会学者/大阪府立大学)
キム・カン(インディペンデント・キュレーター/LAB39)
成田 圭祐(メディア・アクティヴィスト/Irregular Rhythm Asylum)
櫻田 和也(remo研究員/大阪市立大学都市研究プラザ)

ヨコハマ国際映像祭2009
CREAM フォーラム
http://ifamy.jp/programs/filter/forums/

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3.「市民メディアセンターMediR/体験講座」

【日時】第1回 09年11月12日(木)19:00〜22:00
    第2回 09年11月19日(木)19:00〜22:00
【場所】MediR/東京都新宿区高田馬場2-7-11コーポ高田101 

09年12月開講の長期ドキュメンタリ制作課程の体験講座が始まります。
長期間に渡る講座ですので、講座の様子を知りたい、講師にいろいろ
相談してみたいという方は是非ご参加下さい。

【講師】早川由美子(ドキュメンタリー作家)
    根来祐(映像作家)
    藤井光(美術家・映像ディレクター)

http://medir.jp/node/545

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C.U.T 102 NEWS 
No.50 2009年9月19日発行                 
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1. 現代美術製作所で個展があります。また、2. 市民メディアの全国交流
会「メディフェス」ではremoとmediRが参加します。そして、3. アジア
圏のメディア・アクティビスト・ネットワーク「チャンポン」による企画
があります。すべて、まだ始まったばかりの胎動の段階ですが、是非、足
を運んでみて下さい。よろしくお願いします。
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1. 「芸術、起源、デモクラシー」個展/藤井光

【日時】2009年9月19日(土)から10月4日(日)12:00〜19:00
【場所】現代美術製作所
【詳細】http://www.c-a-f.jp

宮下公園ナイキ化反対、野宿者排除阻止、緊急デモ

2009 年8月27日渋谷区長とナイキジャパン社長の間で、宮下公園の
命名権を売却する契約が非公開で行われました。命名権だけではなく、ナ
イキが全面的に公園を 改修するという計画です。みんなの力で昨年5月計
画発覚以降、反対しくい止めてきた計画が、いよいよ動きだそうとしてい
ます。(集会の使用は出来なくなっ ています。)
また、宮下公園内に起居する約30名の野宿者の方が追い出されようとし
ています。「強制排除はしないが、やわらかな排除はす る」と公園課課長
が言っています。渋谷区役所地下に夜寝ている約40名の野宿者もシャッ
ター設置を理由に、出入りを禁止しようとしていす。(10月20日 完成
予定)。今回のデモは、野宿者排除と闘っている「のじれん」と共催で行
います。
みなさん、ぜひ参加してください。

日時 9月27日(日)13時集合
集合場所 代々木公園A地区渋谷門

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2. TOKYOメディフェス2009(第7回市民メディア全国交流集会)

【日時】2009年9月20日(日)から9月22日(火)
【場所】東京ウィメンズプラザ/国連大学前
【詳細】http://medifes.net/

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3. CHAMPON presents 現代独立映画の夕べ

【日時】2009年9月27日(日)会場17:45
【場所】文京区民センター 2A会議室
【資料代】800円(入れ替えなし)
【詳細】http://mediachampon.net/ja/node/215

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C.U.T 102 NEWS 
No.49 2009年8月27日発行                 
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http://illcomm.exblog.jp/10153511/
反対や抗議の声をまるきり無視した、文字どおり「JUST DO IT」
なやりかただな。「JUST DO IT」には「JUST DO IT」
を。ということで、今週末の宮下公園のフェスで反撃したい。
                           イルコモンズ
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宮下公園サマーフェスティバル

宮下公園は9月からフェンスで囲われる予定です。様々な問題をそのまま
にナイキ公園にむけての工事を強行する計画です。そこで、8月の30日
31日の両日 に、宮下公園を最大限に生かすような手作り感のあるフェス
ティバルを開きたいと思っています。ぜひ、宮下公園まで足を運んでくだ
さい。ビバ!宮下公園。

【日時】2009年8月30日(日)11:00から/31日(月)12:00から
【場所】東京・渋谷宮下公園
【内容】美術展、ライブ演奏、映画上映、シンポジウム、その他
【詳細】minnanokouenn.blogspot.com

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8月30日(日)

*ブース(11時より)
フリマ・飲食物・展示など
*展覧会(11時より)
いちむらみさこ、黒田將行、武盾一郎、遠藤一郎、藤井光、小川てつオ、MIZ、植松青児、林加奈子、須納瀬淳、廃人餓号、ほか
*ライブ演奏(12時より)
ぬかるみ、ミッシング箱庭、赤い疑惑、ハプニング、ちりがみーず(TASKEwith小川恭平)、ウランアゲル、DJ無料、ほか
*ワークショップ
ダンボールハウス制作、パペット制作
*休憩所
246表現者会議
*映画(日暮れより)
「2008・水戸黄門宮下の巻」「これまでの活動報告」(藤井光)「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1』(早川由美子)、「ここは私たちの職場だ」(根来祐)、「スパゲッティ」(いちむらみさこ)ほか

8月31日(月)

*ブース(12時より)
フリマ、飲食物、展示
*展覧会(12時より)
30日と同じ
*音楽セッション
246ウナギスクワット
*休憩所
246表現者会議
*シンポジウム(18時より)
「アートと公共性」
パネリスト 藤井光、原口剛、いちむらみさこ、早川由美子、イルコモンズ、ほか
*DJ
なんとかDJs、makossa&shinfutatsugi

共催 ストリート研究会

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C.U.T 102 NEWS 
No.48 2009年7月21日発行                 
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2003年の暑い夏、アヴィニヨン演劇祭が中止されたことは広く知られて
います。芸術労働者たちがハリウッド映画の封切り会場とされた公立図書
館に集結し、公共放送の音楽番組やニュースに介入、ポンピドゥーセンタ
ーやMEDEF(フランス経団連)を占拠して、アヴィニヨンからカンヌに
至るまで様々なフェスティバルを中止に追い込んだのでした。この芸術家
のストライキは一方で「観客」を失望させたとも報道されましたが、その
背後には、登録された労働者に年金や健康保険、失業手当を給付してきた
intermittents du spectacle(芸術の非正規労働者=アンテルミタン)
制度の切り下げという深刻な問題があることも忘れられてはなりません。
このたびremoでは、その後も多彩な運動を展開するアンテルミタンと不安
定就労者(フリーター)の協同組合CIP-IDFからバティスト・バセット氏
をお招きしてプレゼンテーションを行います。バセット氏は精神病院や刑
務所で映像ワークショップを行うアーティストで、今年は広島にて滞在制
作されていました。かれらの経験を共有し、グローバルな非物質的労働に
共通の問題として考える機会にしたいと思いますので、どうぞご参集くだ
さい。
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また、元電通広告営業部長で現在は長野県中川村の村長である曽我逸郎氏
をお呼びし、業界構造上、実態が明らかにされない「電通」を知るミニシ
ンポジウムをムービーユニオン主催で開きます。その他、スラヴォイ・ジ
ジェクの翻訳もされている清水知子さんとのギャラリートークやアートア
クティヴィズムを軸に編成されたAFF学校もすべて地続きで繋がる問題を
共有していますので、是非ご参加ください。

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1.「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する美術展

【ギャラリートーク】藤井光(現代美術家)× 清水知子(英国文化研究)
【日時】2009年7月22日(水)18:00
【場所】Gallery MAKI(東京都中央区新川1-31-8)/参加無料 
【詳細】http://www.gallery-maki.com/

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2.「電通を知る」.mov会議 vol.1

【ゲスト】曽我逸郎(元電通広告営業部長、中川村村長)
いわゆるフリーランス・クリエーターと呼ばれる人たちの中で電通または
その関連会社と間接的にでも取引した事がある方は多いと思います。しか
し、広告収入に大きく依存する大多数のメディアにとって世界最大規模
(連結決算1.8兆円)の売上高を誇る電通は圧倒的な存在でありながら、
その実態についての情報・報道は極めて少なく稀に広告に頼らない独立系
メディアのみで伝えられる状況です。
.mov会議では、フリーランス・クリエーターが業務する上で不可避的に絡
んでくる諸問題に焦点をあてていきます。今回は電通の広告営業部長から
転身し長野県中川村の村長となられた曽我逸郎さんをお招きし、電通を知
るためのミニシンポジウムを開催します。電通を通してあるひとつのコン
テンツが作られていく過程を知ることで、そこにある労働の現状をみんな
で議論し共有していきたいと思います。
曽我逸郎さんは、電通勤務後、村長という行政のリーダーとして活躍され、
フリーターの労働運動やベーシック・インカムといった社会保障にも関心
を寄せられています。このミニシンポジウムでは電通を知る事を軸足に置
きながらも、労働基準法の枠外で過酷な下請け労務(労働)を続けるフリ
ーランス・クリエーターの労働問題や、将来の社会制度までを視野に入れ
た議題を起こしていきたいと思います。
どなたでもご参加できます。

【日時】2009年7月25日(土) 18時30分〜21時00分
【場所】中野ZERO(西館1階 学習室A)/参加無料
【アクセス】JR中野駅南口から新宿方向線路沿いに歩いて8分

ファシリテーター:藤井光(現代美術家、映像ディレクター)
主催:ムービーユニオン
連絡先:contact(at)movieunion.org
http://movieunion.org/archives/273

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3.「パリ、 芸術家のストライキ」Alternative Media Gathering

【ゲスト】バティスト・バセット氏

*大阪
【日時】2009年07月25日(土)17:00〜19:00
【会場】remo(大阪市営地下鉄四つ橋線 北加賀屋駅徒歩5分)
【お問い合わせ】info(at)remo.or.jp

*東京
【日時】2009年7月28日(火) 19:00- 21:00
【会場】studio c.u.t102(品川区平塚2-7-4、戸越銀座駅下車 徒歩3分)
【お問い合わせ】tokyo(at)remo.or.jp
【通訳】藤井光

主催:NPO法人 記録と表現とメディアのための組織 [remo]
http://www.remo.or.jp/ja/2009/0720-334.html

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4.「AFF学校」アサヒ・アート・フェスティバル2009

【日時】2009年7月27日(月)〜11月30日(月) 全9回
【会場】アサヒ・アートスクエア(銀座線「浅草駅」より徒歩5分)
【お問い合わせ】aafs@arts-npo.org
【詳細】http://arts-npo.org/aafschool09.html

【講師】五野井 郁夫(日本学術振興会特別研究員/東京大学特別研究員)
    新川貴詩(美術ジャーナリスト)
    ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(現代美術作家)
    山田創平(京都精華大学人文学部専任講師)
    櫻田和也(NPO法人 記録と表現とメディアのための組織 研究員)
    廣瀬 純(龍谷大学経営学部専任講師)
    小田マサノリ/イルコモンズ(元現代美術家、アナーキスト人類学他)
    藤井 光(現代美術家、映像ディレクター)
    松原 明(NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 理事)
    カクマクシャカ(ミュージシャン)
    加藤種男(アサヒビール芸術文化財団 事務局長)

主催:アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会
共催:NPO法人アートNPOリンク

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C.U.T 102 NEWS 
No.47 2009年7月1日発行                 
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美術展「アトミックサンシャイン」に出展予定であった大浦信行氏の版画
作品「遠近を抱えて」が沖縄県立博物館・美術館で展示を拒否された。

昭和天皇のイメージを扱う大浦氏の作品に対し、同県の副知事であった館
長は「公正中立なものを扱うなどの観点から総合的に見て(展示は)適切
でない」と述べている(沖縄タイムス)。
公務員OBの再就職(天下り)先として文化・芸術施設が利用されるケー
スは多い。美術家ハンス・ハーケが美術館の運営委員と不動産売買のから
くりを作品によって暴露させたように、天下りを一つの要因とする、役人
に管理コントロールされる独立性と単独性を確保できない文化事業の実態
を明らかにするのもいいかもしれない。
芸術の公共性の議論が定まらない日本において、役人の気まぐれの暴風か
ら芸術表現を守るには、倒れない美術館の制度設計が必要だ。実力者が公
募採用されるイギリスの「公職任命コミッショナー制度」にでも学び、芸
術の独立性と単独性を制度的に確保していく。
この問題はまた沖縄都市モノレール株式会社の社長ポストを狙っていた人
物が美術館の館長となる馬鹿らしくもリアルな文化行政を批評しなければ
ならないと同時に、インディペンデント・キュレーター、指定管理者、美
術館の非対称な関係が露呈したともいえる。
コンクリートの塊を建てる前に、民主主義のタフネスを美術館に差し込む
工程がなぜ抜け落ちているのか、日本美術史の再考と足下の批評性を「遠
近を抱えて」は訴え続けている。
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1.カルチュラル・タイフーン2009 / INTER-ASIA

【日時】2009年7月3日(金)〜7月5日(日)12:00-19:30
【場所】東京外国語大学 研究講義棟
【アクセス】多磨駅 徒歩5分 飛田給 徒歩10分
【詳細】http://www.cultural-typhoon.org/2009/jp/cinema-typhoon/

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2.「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する美術展

【日時】2009年7月20日(月)〜8月1日(土)12:00-19:30
【場所】Gallery MAKI(東京都中央区新川1-31-8) 
【詳細】http://www.gallery-maki.com/

【ギャラリートーク】18:00〜20:00
 7月20日(月) 黒田オサム(パフォーマンス)
   21日(火) 遠藤水城(キュレーター)× 暮沢剛巳(美術評論家)
   22日(水) 藤井光(アーティスト)× 清水知子(英国文化研究)
   23日(木) 池上善彦(『現代思想』編集長)× 友常勉(日本思想史)
   24日(金) 堀浩哉(美術家)× 井口大介(美術家)× 毛利嘉孝(社会学者)
   25日(土) 小沢節子(戦後日本美術史)× 小倉利丸(富山大学教員)
   26日(日)(休廊)
   27日(月) 金城実(美術家)× 古川美佳(韓国美術文化研究)
   28日(火) 大西赤人(作家)× 遠藤裕二(編集者)
   29日(水) アライ=ヒロユキ(美術批評)× 宮田徹也(日本近代美術史研究)
   30日(木) 日夏露彦(美術評論家)× 金山明子(画家)
   31日(金) イトーターリ(パフォーマンス)
 8月 1日(土) 大浦信行(美術家・映画監督)× 針生一郎(文芸美術評論家)

【パフォーマンス】
 7月20日(月) 黒田オサム(パフォーマンス)
 7月31日(金) イトーターリ(パフォーマンス)

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C.U.T 102 NEWS 
No.46 2009年6月9日発行                 
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ウォルト・ディズニーやローリングストーンズといったポップカルチャー
の巨人は過去の遺産の上にアートを生み出したが、そのドアは彼らの後ろ
で閉じようとしている(RiP: リミックス宣言/2009)。
http://www.nfb.ca/playlist/rip-remix-manifesto/
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8世紀、東ローマ皇帝がイコン崇敬を禁じイコノクラスム(聖像破壊運動)
を各地で勃発させた結果、ビザンティン美術の製作技術が低下し、文化・
芸術に大きな打撃を与える。

イコノクラスムを違法とし、巨人化したイコノグラフィー(ディズニーや
ストーンズ)の救済と強化を主な目的とする現代コンテンツ産業は、その
サービス(制作技術)を過剰なまでに洗練されていく。
しかし、違法コピー、リミックス、マッシュアップは後を絶たず、現代イ
コンの破壊活動は終わりをみない。著作権犯罪者の彼・彼女らはもっぱら
「海賊」と呼ばれている。
http://d.hatena.ne.jp/heatwave_p2p/20080512/1210520536

富を寡占化する者たちが、無政府状態のソマリアの海で地元の水産資源を
不法に乱獲し、抗議する沿岸の住民や漁民を「海賊」として仕立てたよう
に、デジタル時代の「海賊」たちは、もう一つの海賊行為(マイクロソフ
ト、インテル)の申し子であり、恐るべき子供たちは生まれ続ける。

そして、数日後、公に発表されるのだが、株式会社ナイキジャパンが渋谷
区宮下公園を買収する。巨人化した海賊と公園を不法占拠する「海賊」た
ちの美学戦争が始まろうとしている。
以下、「海賊」イベント。

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1.コミュニティーメディア国際ラウンドテーブル2009

 【日時】2009年6月9日(火)19:00-21:30
【場所】千代田区神保町区民会館「ひまわり館」2F(神田神保町2-40 )
【アクセス】水道橋・神保町 徒歩5分
【資料代】500円
【詳細】http://comrights.org/

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2. 映像上映イベント「Hors Piste Japon」

【日時】2009年6月14日(土)14:00-21:00
【場所】東京日仏学院エスパス・イマージュ(新宿区市谷船河原町15)
【料金】一般1000円、会員500円 
【詳細】http://www.ref-lab.com/hors_piste_2009.html

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3. コピーレフトとアート 抵抗か、戦略か

【日時】2009年6月26日(金)19:00-21:30
【場所】創造空間9001 (横浜市中区桜木町1-1-75)
【入場料】500円
【詳細】http://www.miaca.org/

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C.U.T 102 NEWS 
No.45 2009年5月19日発行                 
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2つのワークショップが行われます。ご関心のある方はご参加ください。
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1. remoscope workshop in 戸越銀座

大阪に拠点を持つremoが東京にてremo*TOKYOを始動させます。その第
一弾として、remoが考案したremoscopeを戸越銀座で開催します。

【remo】http://www.remo.or.jp/

remoscopeとは、remoが考案したリュミエール・ルール(固定カメラ/
無音/無加工/無編集/ズーム無し/最長1分)に則り撮影された映像を
総称する造語です。このワークショップでは、特別な技術はまったく必要
ありません。初心者、経験者を問わず「作品」をつくることができ、それ
ぞれの作品を参加者とともに鑑賞し楽しみます。なにげない風景がさまざ
まな視点で切り取られ、異化されていくその静かな驚きを味わう…そんな
“句会”のようなワークショップです。

【日時】2009年6月6日(土) 14:00- 18:00
【場所】studio c.u.t102 東京都品川区平塚2-7-4
【参加費】1000円
【定員】10名 要申し込み (tokyo@remo.or.jpまで)
【機材】こちらでご用意しております。
【企画】remo*TOKYO。

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2. NOGEDIA映像基礎ワークショップ

イスラエルのガザ侵攻に抗議する人々の映像をインターネットにアップす
る。すると、世界中からあなたに牙を剥く憎悪のコメントが寄せられる。
けれども大量に送られるヘイトコメントの中に、パレスチナ人からのメッ
セージが紛れ込んでいるのを発見するだろう。爆撃を免れたネットカフェ
から送られてくる。
このワークショップでは存在論的、郵便的な映像を制作し、現代のメディ
ア環境をサバイバルし、使い切る技術を身につける事を目的とします。
ところで、受講料、高すぎないか?!せめて分割払いが可能か主催者に聞
いてみたい。
【講師】藤井光
【日時】2009年6月14日/20日/21日/27日/28日
【場所】NOGEDIA映像メディアスクール
【定員】20名 
【受講料】47500円(入会金別途12000円が必要です)
【詳細】http://www.noge-hanahana.org/nogediaschool.html
【主催】野毛Hana*Hana
【協力】CREAM ヨコハマ国際映像祭2009

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C.U.T 102 NEWS 
No.44 2009年4月19日発行                 
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「表現とデモクラシー」または「芸術と労働」についての2つのトークセ
ッションに参加します。ご関心のある方はお越しください。
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「表現とデモクラシー」

藤井光(現代美術家)
五野井郁夫(日本学術振興会特別研究員/東京大学特別研究員)

【日時】2009年4月26日(日)19:00〜21:00
【詳細】http://ca-mp.blogspot.com/2009/04/talk-0426.html
【会場】Otto Mainzheim Gallery
【定員】30人(予約制)参加費:1,000円(1ドリンク付)

・・・・本来、デモクラシーにとって一部分に過ぎない議会制民主主義は
「わたしたち」の安全と安心を確保するという理由で、「民」を排除する
制度を民意に反して、次々と量産してきた経緯がある。それはアーレント
の言葉を借りれば、「わたしたち」の側にあるはずの「政治的なるもの」
としての表現が、無味乾燥な「社会的なるもの」へと代置されてきた一連
の流れであり、同時に芸術の表現から「民」が消えてゆく歴史でもあった。
「わたしたち」は「民」を排除した後、そこを「公共の場」と呼ぶことに
慣れてしまった。けれども、「わたしたち」が信じ込まされている「公共
性」に対して、公然と異議申し立てする者たちがいる。それは、排除され
たはずの「民」たる人々による路上からの生存をかけた芸術の表現だった。
このトークセッションでは、「わたしたち」を立ち止まらせ、「わたした
ち」を思考させ、「わたしたち」に日常のなかで真撃な事実を伝える、世
界中のさまざまな路上からの「芸術=政治」という表現の現在を紹介しつ
つ、芸術がデモクラシーと再び手を携えて歩み出す希望を、参加者らとと
もに模索してゆく。
というのも、芸術を信じる「わたしたち」は、「民」すなわち、人々なき
ユートピアなど要らないし、公共の場=表現の場が失われつつある現在が
芸術にとっての危機であり、それを取り戻す必要性に気付きはじめている
のだから。
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「ムービーメーデープロジェクト/自由と生存のメーデー09前夜」

【日時】2009年5月1日(日)19:30〜23:30
【会場】Asagaya Loft A (杉並区阿佐谷南1−36−16−B1)
【詳細】http://mayday2009.alt-server.org/
【チャージ】1500円(前売 1000円)
【前売チケット】Asagaya/Loft A店頭・電話(03-5929-3445)で発売中。

第1部:『黄金の旅団と路上の星』ワールドプレミア
2008年「ゴールデンメーデーウィーク」に全国の独立系メーデーを旅し
た「黄金の旅団」の記録を上映し、監督・出演者+ゲストによるトーク。

第2部:映像の力/悲惨な<自由>
労働者運動・社会運動にとって役割は増しつつある映像。その可能性と限
界、と同時にメディアアクティビストやアーティストが抱える困難を切開
するトークセッション。

イルコモンズ / 園良太 / 藤井光

私が担当するパートは「悲惨な<自由>」。フリーの映像ディレクターや
映画監督、カメラマンで立ち上げた「ムービーユニオン」の活動報告を中
心に、「お前の代わりならいくらでもいる」と絶えず脅され働くクリエー
ターの「悲惨」な労務(労働)環境を問題提起する。
また「アーティストは期間労働者である」との権利主張から獲得されてき
た、アート関係者のためのセーフティーネット(アンテルミトン/フラン
ス)の紹介も交え、芸術活動に「労務(労働)」という概念が加わる次の
文化サイクルを模索し、アーティストたちの「やりがい」の搾取が横暴す
る時代の終焉をイメージする。

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C.U.T 102 NEWS 
No.43 2009年1月26日発行                 
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先日、以下に記した現代美術関連の「トーク・ショー」に参加していた同
じ時刻に、収入と住居を奪われた派遣切りの最初の犠牲者である「外国人
労働者」が初めての本格的なデモを都内で行っていた。「国民」に差別さ
れ続ける彼、彼女らが自らの困難な現実を可視化させ、表現者となってい
たのだ。
概略的にアート系「トーク・ショー」と上記のデモを関連付ける言説を語
るのは困難だが、「トーク・ショー」での私の発言が、彼、彼女らの届か
ぬ声に押されたのは間違いない。
パラレルに進む「外部」の現実とどう共存していくか、1月31日に行わ
れるイベントも同じ姿勢で「美術批評」を展開する。
そして、ここでは、こう問いてみたい。あなたの「アート」の現場から、
東京・品川で自主営業を続けてきた京品ホテルの従業員に対して、あなた
は何を見るのか?

京品ホテル 強制執行「帰れ、帰れ」
http://jp.youtube.com/watch?v=WMxrSOagnDY
京品ホテル 強制執行「暴力止めろよ」
http://jp.youtube.com/watch?v=W2MP2GLhzHY
京品ホテル 強制執行「生きる場所を守っているだけだ」
http://jp.youtube.com/watch?v=AzdOY248Src

京品ホテル 概要
http://ja.wikipedia.org/wiki/京品ホテル

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東京芸術大学大学院映像研究科「電通コンテンツ産業寄付講座」
メディア・プラクティス トークセッション08-09
「アーティストになること ─メディア実践とキャリアパス」

【日時】2009年1月18日(日) 16:00開演
【会場】BankART Studio NYK 3F 定員120名・先着順 入場無料
【ゲスト】田幡 浩一・名和 晃平・藤井 光・森 弘治・山川 冬樹
【司会・進行 】遠藤 水城(アーカス・プロジェクト ディレクター)
        桂 英史(東京芸術大学大学院映像研究科准教授)
【詳細】http://www.fnm.geidai.ac.jp/

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YAA(ヤング・アグレッシブ・アスペクト)総括!
【日時】2009年1月31日(日) 19:00開演
【会場】Art Center Ongoing (Drink order制)
【出演】岩井優・遠藤水城・・嘉藤笑子・藤井光・水川千春
【詳細】http://www.ongoing.jp/gallery/iwai.html

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C.U.T 102 NEWS 
No.42 2009年1月9日発行                 
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東京からガザへ 2008年12月30日イスラエル大使館前 

【映像】http://jp.youtube.com/watch?v=CMGXZfBN4KM

    I am Palestinian and I want to say thank you to our Japanese brothers
    and sisters for supporting our people. Our people are suffering and dying.
    You will never know how much we appreciate your efforts.

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緊急ウェブアクション アムネスティ

【URL】http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2141

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ガザに光を!即時停戦を求めるピースパレード 東京

【日時】2009年1月10日(土) 15:30集合 16:00デモ出発
【場所】東京都港区 芝公園23号地
【住所】http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000002073

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許すな!イスラエルのガザ侵攻1.10緊急行動 大阪

【日時】2009年1月10日(土) 14:00集合 14:45デモ出発
【場所】中之島公園女神像前
【発言】岡真理(京都大学教員)サーメド(ガザ住民、携帯電話を通じて)
【主催】許すな!イスラエルのガザ侵攻1.10緊急行動 実行委員会
【詳細】http://palestine.exblog.jp/10078273/

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人殺しはやめてください いのちの行進 札幌

【日時】2009年1月10日(土) 16:30集合 17:00出発
【場所】札幌市大通り西1丁目テレビ塔前・札幌北光教会前
【主催】ガザ封鎖・空爆・侵攻即時中止!いのちの行進inSAPPORO実行委員会
【詳細】http://d.hatena.ne.jp/al-ghad/#1231378367

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イスラエルによるガザ侵攻を考える 東京

【日時】2009年1月11日(日) 11:00-14:00
【場所】如水会館1階如水コンファレンスルーム
【講演者】酒井啓子(東京外国語大学教授)
     臼杵陽(日本女子大学教授)
     川上泰徳(朝日新聞編集委員)
     飯塚正人(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
     黒木英充(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
     山本薫(東京外国語大学助教)
     錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所非常勤研究員)
【主催】東京外国語大学・中東イスラーム研究教育プロジェクト
【詳細】http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/fs-activities/event.html

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スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!

【日時】2009年1月11日(日) 14:00-16:30(デモ出発17:00)
【場所】四谷地域センター12階多目的ホール
【アピール】阿部浩己(国際人権法/神奈川大学法科大学院教授)
      鵜飼哲(ティーチイン沖縄/一橋大学教員) 
      小倉利丸(ピープルズプラン研究所/富山大学経済学部教員)
【主催】スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!実行委員 
【詳細】http://japan.indymedia.org/newswire/display/5287/index.php

 

 
 

 


C.U.T 102 NEWS 
No.41 2008年11月26日発行                 
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A.【メディア・法律】

みんなのメディア作戦会議 情報通信法なんじゃそりゃ!?

【日時】2008年11月27日(木)19:00 - 21:00
【場所】渋谷勤労福祉会館 第2洋室
【主催】ComRights
【参加費】500円
【詳細】http://www28.atwiki.jp/comrights/

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B.【メディア・アクティヴィズム】

反戦と抵抗のフェスタ

【日時】2008年11月29日(土)13:00 - 21:00
【場所】渋谷勤労福祉会館
【主催】反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉08実行委
【資料代】500円
【詳細】http://a.sanpal.co.jp/r-festa/

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C.【アート・アクティヴィズム】

246表現者会議展

【日時】2008年11月30日(日)まで 7:00 - 23:00
【場所】BERG(ベルク)
【住所】新宿区新宿3-38-1 ルミネスト B1
【詳細】http://kaigi246.exblog.jp/

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D【アート・メディア】.

展覧会というメディアの可能性 アート・交流・批評

【日時】2008年12月1日(月)20:00 - 22:00
【場所】Otto Mainzheim Gallery
【住所】東京都中央区八丁堀3-11-9-B1
【定員】30人(予約制)
【参加費】1,000円(1ドリンク付)
【主催】CAMP
【詳細】http://ca-mp.blogspot.com/2008/11/talk-1201.html

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E.【アート・法律】

CAMP × Arts and Law 連続トーク企画
共同体と"開かれた"アート 〜アートと公共性の関係〜
モデレーター:Arts and Law

【第一夜】 12月3日(水) 20:00〜 アートは、何とどうやって関わっていくのか
【第二夜 】12月6日(土) 19:00〜 創作/表現活動とパブリック・コード
【場所】Otto Mainzheim Gallery
【住所】東京都中央区八丁堀3-11-9-B1
【定員】30人(予約制)
【参加費】1,000円(1ドリンク付)
【主催】CAMP
【詳細】http://ca-mp.blogspot.com/2008/11/talk-1206.html

 
 

 


C.U.T 102 NEWS 
No.40 2008年10月11日発行                 
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1.

不透明な政治システム、巨額の国家債務、経済成長の鈍化に15年以上も
襲われ続け、抗議行動を起こさない日本人を見習え!と、世界で最も有名
な極右政治家ジャンマリー・ル・ペンは私の目の前で言った。
日本における抗議行動は「衰弱した市民運動」として極端な視聴覚的排斥
を受けており、確かに「見えにくい」。しかし、平成生まれの高校生45
0人が学校の校則を不服とし抗議行動を起こすなど、変化を望み、それを
必死で追い求める批評的思考は、あらゆる時代、あらゆる日常生活で起こ
り、多様な形であり続けるだろう。
まして「ひきこもり」を抱える日本では100万人規模のラディカルなス
トライキが毎日なされている。
重苦しい日常生活で誰もが抱く批評的思考が「ジャーナリスト」や「アー
ティスト」によって外製されたアウトソーシング型の20世紀は終り、厳
しい環境で働く労働者、内部告発を考える技術者、デート・バイオレンス
に苦しむ女性、フリースペースに通う学生、賃貸契約を拒否される外国人
たち自らがメディア・テクノロジーを手に取り、表現をはじめる。
「映像」は誕生から114年もの間、限られた人々に独占されてきたが、
誰もがアクセス出来る「生存のためのテクノロジー」として新たな機能を
持ち始めている。この奇妙でパワフルなテクノロジーをより多くの人に使
ってもらいたい。

【講座】市民メディアセンターMediR /長期ドキュメンタリー制作過程
【講師】根来祐・藤井光
【期間】2008年11月8日(土)〜2008年5月
【日時】毎週土曜日 13時〜15時(例外あり) 全25回
【定員】10名
【受講料】一般40.000円 Fメンバー32.000円 分割払い可能
【個別説明会】2008年11月1日(土)要予約
【お問い合わせ・予約】course@medir.jp
【主催】市民メディアセンターMediR
【住所】〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-7-11コーポ高田101
【詳細】http://medir.jp/2008late16

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2.

【デモ】手づくりサウンドデモをやろう!Just keep it MIYASHITA!

シャッター商店街を明るくしようと廃業した店舗のシャッターに鮮やかな
ペインティングをするアーティストたちが、なぜ商店街が潰される前に行
動しないのか僕には解らない。

【日時】2008年10月13日(休)16時スタート
【場所】宮下公園(中央階段上)にて集会15時〜
【主催】みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会
【詳細】http://minnanokouenn.blogspot.com/

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3.

【ドキュメンタリー映画】フツーの仕事がしたい

この数年、労働問題が大きな社会的関心となっている。しかし、その社会
のニーズになぜ日本の美術館は応答しようとしないのか?現代美術の学芸
員が現代社会で扱うべき困難な作品に、ドキュメンタリー映画「フツーの
仕事がしたい」があると僕は思っている。

【監督】土屋トカチ
【上映】ポレポレ東中野
【日程】2008年10月4日(土)〜31日(金)
【詳細】http://www.mmjp.or.jp/pole2/

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4.

【映画】東京人間喜劇

この物語に「外部/社会性」が突出して希薄なのは、人間の貧困化を突き
つけるためなのか、邦画における表象文化の貧困なのか、僕の価値判断は
そこに向かい、そこでゆらぎ続けた。

【監督】深田晃司
【上映】アトリエ春風舎
【日程】2008年10月11日(土)〜19日(日)
【詳細】http://www.seinendan.org/jpn/info/info080917.html

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5.

【現代美術】ヤング・アグレッシブ・アスペクト 第二弾 /水川千春

南アフリカにおいて犬をけしかけスト労働者を排除する「カルティエ」の
ジュエリーよりも、水川氏の「消滅する」ジュエリーは遥かに美しく、僕
の記憶の中で財産となる。

【作家】水川千春
【展示会場】Galaxy Countach
【日程】2008年10月3日(金)〜18日(土)※14日−16日は休み
【詳細】http://www.realtokyo.co.jp/events/view/26872

 
 

 

 


C.U.T 102 NEWS 
No.39 2008年9月11日発行                 
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1.

G8洞爺湖サミットに合わせ、札幌で行われた1万人ピースウォークはマス
メディアのみならず無数のデモ参加者によって撮影されていました。それ
ら当事者たちの無数の匿名映像を当時の実質時間で同期させインスタレー
ションという形で展示しています。「集まる事により動き出す」恊働的映
像世界を体感ください。

【展示名】「G8 2008 をめぐる映像+音、あるいは集団的創造のプロセス」
【会期】2008年9月10日(水)〜9月14日(日)
【会場】同時代ギャラリー
【詳細】http://www.dohjidai.com/
【トーク】2008年9月15日(月/祝) 13:00 - 16:00 
【会場】remo
【詳細】 http://www.remo.or.jp
【主催】G8 MEDIA NETWORK(http://g8medianetwork.org/) 
【協力】市民メディア全国交流集会'08 京都実行委員会 / 同時代ギャラリー
【関連イベント】京都メディフェス(http://www.shiminmedia-kyoto.jp/

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2.

ソウルのギャラリーLOOPで行われている国際交流展「Point」に参加して
います。

【展示名】「Point」
【会期】2008年8月29日(金)〜9月21日(日)
【時間】午前11時〜午後8時
【会場】LOOP(韓国)
【詳細】http://www.galleryloop.com/

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3.

劇作家・演出家の平田オリザ氏を総合プロデューサーに、オールキャスト
青年団による初の長編映画の試写が行われます。脚本・監督・編集は深田
晃司さん。藤井光はカメラマンとして撮影を部分的に担当しています。

【日時】
・9月11日(木) 20:30〜22:50 映画美学校第1試写室
・9月13日(土) 15:30〜17:50 映画美学校第1試写室
・9月19日(金) 20:30〜22:50 映画美学校第1試写室
【会場】映画美学校
【場所】〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-2 片倉ビル1階
【アクセス】東京メトロ銀座線 京橋駅下車3番出口前 徒歩5分

 
 

 


C.U.T 102 NEWS 
No.38 2008年7月23日発行                 
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『ヤングアグレッシブ・アスペクト』〜挑発するアーティストたち〜

【出展作家】藤井光
【キュレーター】嘉藤笑子

【期間】8月1日(金)-30日(土)(日曜・月曜休、夏季休暇12日-18日)
【時間】19:00-24:00
【会場】Galaxy Countach(ワンドリンク・オーダー制、600円〜)
【住所】〒160-0023東京都新宿区西新宿7-13-7 第二紀州ビル地下B
【お問い合わせ】Tel&Fax+81(0)3-3367-2340

オープニング会議 『ナイキパーク問題』
【日時】8月1日(金)20:00−23:00

小川てつオ、武盾一郎(246表現者会議発起人)
植田那美(みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会
遠藤水城(ARCUSディレクター)
藤井光(アーティスト)
関心のある方々

オープニングは渋谷の路上を「占領」しオープンミーティングを開催して
いる「246表現者会議」やナイキパーク問題などを協議する「みんなの
宮下公園をナイキ化計画から守る会」など実践的な活動をする人々を交え
ナイキパーク問題を縦軸に横断的な議論を来場者と共にしていきます。

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※ナイキパーク問題
東京渋谷区の宮下公園(区立)がスポーツ用品メーカーのナイキジャパン
に施設命名権を売却し、スポーツ愛好家のための有料施設「ナイキパーク」
の建設が計画されている。公共性の高い施設のため、計画に対応する多様
な表現運動が立ち上がりつつある。

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C.U.T 102 NEWS 
No.37 2008年5月12日発行                 
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『関係性の美学/再考』美術家によるダダ言

【日時】5月23日(金)19:00〜22:00
【場所】studio c.u.t102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【お問い合わせ】contact@hikarufujii.com

【参加者/美術家】

 岩井優土
 土屋貴哉
 ナデガタ インスタント パーティー
 新野圭二郎
 森田浩彰

 和田昌宏
 藤井光

 僕らは作品ありき。
 まずは下記の関連展示にどうぞ足をお運びください。

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【関連展示】The House 展 X棟『多面ミラー』70年代生まれのアーティストによる、グローバル下における葛藤と幸福

【日時】5月19日-5月29日 11:00〜17:00
【場所】日本ホームズ住宅展示場「 X煉」東京都港区西麻布3-2-19
【詳細】http://www.geocities.jp/dandans_news/news.html

【出品作家】上記
【キュレーター】土屋貴哉/新野圭二郎

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岩井優(いわい・まさる)美術家
主に抹棄されたもの、それにまつわるものや掃除を取り上げ、制作・発表
をおこなっている。2003年ドイツでの「Outcomes of time and space」、
サラエボでのプロジェクト「S.I.C.E」に参画。2004年Survivart(サバイ
バアート)立ち上げ。

土屋貴哉(つちや・たかよし)美術家
立体、写真、映像等様々な形式で、日常への最小限の介入により物事の関
係性にゆさぶりをかけ、世界の見え方を更新する作品制作を発表している。

ナデガタ インスタント パーティー
本末転倒型パーティグループ。中崎透、山城大督、野田智子の3人からプ
ロジェクトパーティグループ。ある一つの目的を用意し、その目的を達成
するために作戦を企て実行する。www.nadegatainstantparty.org

新野圭二郎(にいの・けいじろう)美術家
ArtとLifeの境界を揺るがすアクション、インスタレーション等を多数発表。
アクション『男は丸三日間、穴の中に入り続ける事を決意する。』は朝日
/東京新聞、テレビニュースで紹介され話題となる。
www.keijironiino.com

森田浩彰(もりた・ひろあき)美術家
2002年ゴールドスミスカレッジ修了。帰国後は日常生活に飲み込まれ
そうになりながらも、なんとなく踏みとどまり制作を続けている。

和田昌宏(わだ・まさひろ)美術家
2001年よりHOMEBASS主催。2008年和田昌宏展「LD.K」他グル
ープ展多数。www.masahirowada.com

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吉川正文氏(映画「靖国 YASUKUNI」配給宣伝担当者)に参加していただきました。
TBS NEWS23、市民メディアセンターMediRの取材が行われました。   

 

C.U.T 102 NEWS 
No.36 2008年4月10日発行                 
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文化活動に中立性を求めた国会議員の素朴な行動は、都内全ての上映館が李纓監督のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映を自粛するという事態へと発展しました。

この由々しい事態はドキュメンタリー映画が「表現」であるという基礎的な芸術教育の欠如と、芸術の「公共性」を国民レベルで議論しないままに「助成金」制度をあいまいな形で導入してしまった歴史に問題があると私は考えます。

同時に特殊な政治的リアクションによって自主規制の連鎖を引き起こしたこの事件は、中国チベット問題を孕む、9.11以降のゼロ年代を象徴する「表現」をめぐる昨今のグローバルな問題が潜んでいるように思えます。

4月25日(金)のスタジオ・トークでは、今回の事件を重く受け止め、クリエーターたちと共に「表現をめぐって」話し合いたいと思います。

【日時】4月25日(金)19時〜22時
【場所】studio c.u.t102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【定員】15名 無料
【お問い合わせ】contact@hikarufujii.com

【モデレータ】根来祐/藤井光
【ゲスト】さっちゃん、高部優子、深田晃司、K、トラフィックX                            

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さっちゃん ミュージシャン
防衛庁官舎に自衛隊のイラク派遣反対のビラを撒き75日間勾留される。
市民団体「立川自衛隊監視テント村」メンバー。花&フェノミナンのジ
ェンベ奏者・シンガーで様々なライブ活動を行っている。

高部優子(たかべ・ゆうこ)映像作家
日韓共同ドキュメンタリー映画「あんにょんさよなら」製作スタッフ。
戦後補償問題や平和教育などに関わっている。
http://www.gun-gun.jp/document.htm

深田晃司(ふかだ・こうじ)映画関係
長編映画を準備中。劇団青年団に演出部として所属。

K(キー)
公園に「反戦」と落書きし、建造物損壊罪に問われた「反戦落書き裁判」
当事者。最高裁は上告を却下し懲役1年2月、執行猶予3年が確定する。

トラフィックX ストリートパフォーマー
246沿いでのホームレス撤去に伴うアートを利用した「都市の美化」に
抗議するアート・プロジェクト「246表現者会議」を行っている。

根来 祐(ねごろ・ゆう)映像作家
「反戦落書き裁判」をテーマにしたドキュメンタリーやサブカルチャーに
おける女子文化をテーマに制作する。

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C.U.T 102 NEWS 
No.35 2008年2月1日発行                 
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2月19日(火)午前10時30分、最高裁判所でひとつの判決がくだされます。今回のスタジオでは環境を換え、最高裁判所で裁判を傍聴します。都合のつく方・つけられる方は午前10時、最高裁判所・南門前にお越し下さい(傍聴に際し用意するものはありません)。

【日時】2月19日(火)午前10時
【場所】最高裁判所・南門前
【アクセス】永田町駅 4番出口より徒歩5分

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メイプルソープ裁判(日本版) 

ある特定の時代、国、地域においては、わいせつな表現であっても芸術と禁制を免れ、芸術であっても犯罪であると判断される。9年前、成田空港の税関で、写真家メイプルソープの写真が「風俗を害する」と輸入禁止処分を受けた事件はそれを示している。
この事件は、写真集の発行人である浅井隆氏(アップリンク社長)が輸入禁止処分を不服とし、2月19日(火)の最高裁判所での判決を待つまでに発展している。

今回のスタジオではこの裁判を静観する事にする。

【裁判の経緯】http://www.uplink.co.jp/news/log/002479.php
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メイプルソープ裁判(アメリカ版)

アメリカ、オハイオ州でも現代アート・センターの館長、デニス・バリーが「ポルノ」を公開展示した容疑で司法当局に告訴され、メイプルソープ裁判として1990年に判決が出ている。被告側の弁護士はいくつかの美術館の館長や美術史家、美術評論家などを証人に立て、陪審団に「自分たちはメイプルソープの写真が大嫌いだが、芸術は猥褻の禁制を免れるため、わたしたちは美術館とその館長に無罪を言い渡さざるを得ないのであります」と宣告させている。

備考:この裁判の影響により、ワシントンのコーコラン・ギャラリーはメイプルソープ展を自主規制している。その結果、大半の関係アーティストが、この美術館との契約を断ち、すべての現代芸術の展覧会プログラムは中止を余儀なくされ、館長、クリスティナ・オア・キャハールは辞職せざるを得なくなる。
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ロバート・メイプルソープ (1946-89)
アメリカの写真家。男性ヌードを厳格で古典的な手法で作品化し、大きな社会的波紋を投じる。晩年はホモセクシュアル、エイズ患者の社会的権利獲得のために活動する。

 
 

 


C.U.T 102 NEWS 
No.34 2007年12月16日発行                 
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【ゲスト】
        塚原悠也(contact Gonzo/NPOダンスボックス)

【緊急上映】
        『Everybody Wants to Rule the World』 90分(ループ再生)

【Produced】
        Francois Aubart
        Julija Cistiakova
        Haeju Kim
        Lucia Pesapane
        Fabien Pinaroli
        Yuka Tokuyama
        Sadie Woods

【Statement】
        http://www.ecoledumagasin.com/session16/spip.php?article113

【出演】
        ニコラ・ブリオー
        ベアトリクス・ルフ
        グザヴィエ・ドゥルー
        フィリップ・ピロット
        ジョバンニ・カルミネ
        ライムンダス・マラサウスカス
        他26名

【翻訳朗読】
        藤井光

前回のスタジオでは分裂・分断による貧困を防ぐためのプラグマチックな集合の装置としてドイツ・フランスの文化放送テレビ局『アルテ』を検証しました。そして、議論の中で「キュレーション」の役割が問われる形となり、今回上映する映像作品は必見の素材であると思っています。

この作品では、グルノーブル国立現代美術センター・マガザンに在籍していた徳山由香氏ら世界各国から集まった7名のキュレーターが、リヨン・ビエンナーレ・オープニング期間中に「あなた独自のキュレーションとは?」と有名無名のキュレーターたちに無差別インタビューを仕掛けます。

今回の上映は、有象無象のキュレーター像を浮かび上がらせるという制作者の意図に出来る限り近づくために、インスタレーションという形で映像をループ再生し、私が無差別に翻訳を朗読し、議論をし、朗読するという形で日没から終電頃まで行います。

年末の慌ただしい時期ですが、一瞬顔を出すだけでかまいませんので、この実験的な試みに多くの方が参加して下さることを期待しています。

また、今回は大阪を拠点とするインプロヴィゼーション・ダンス・ユニットcontact Gonzoの一人である塚原悠也氏と共にシナリオなき進行を進めていきます。

塚原悠也

現代ダンスと現代美術の不都合な分断を集合させるcontact Gonzoのダンサーであると同時に、NPOダンスボックスのスタッフとして、イスラエルのヨシ・ベルグ&オデッド・グラフなど刺激的なアーティストを日本に紹介している。

【日程】2007年12月20日(木) 日没よりスタート
【場所】studio c.u.t102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【お問い合わせ】contact@hikarufujii.com

 
 

 

 


C.U.T 102 NEWS 
No.33 2007年11月16日発行                  『マス・メディアの可塑性』
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【ゲスト】

 ドナルド・アバド(フランス)ARCUS レジデンス・アーティスト
 アントナン・フルノー(フランス)TWS レジデンス・アーティスト

アメリカを追い日本でも11月20日から外国人が入国する際、指紋の採取と顔写真の撮影が義務づけられる。グローバリゼーションが結果的にもたらしたのは、むしろローカリゼーションにおける分断かもしれない。

11月29日(木)のスタジオでは、フランスから来日している二人のアーティストを招き、欧州のユニークなマスメディアを検証する。

国営テレビ局「アルテ」はイギリス(BBC)フィンランド(YLE)など欧州12ヵ国のテレビ局がパートナーとなり、ドイツ、フランスが共同で運営しているトランス・ナショナルなテレビ局だ。

アルテのコーポレートアイデンティティーは欧州の経済的アソシエーション能力を高めるためのハードな役割と、ソフト面では新自由主義の圧倒的な価値体系の中で安定的な経済効果が見込めないマイノリティーの表現たちによって成立している。

この「ユニークな経済合理性」は、分断・分裂により貧しくなるあらゆる分野のオルタナティヴな表現を複合させ、グループ・ダイナミックスを指向する。

インターネットが象徴する「選択」の社会の中で、コミュニティーの分断・分裂は避けられないが、マスメディアという「一方的」なアーキテクチャーの権力はオルタナティヴな表現の危機管理問題として無視する事はできない。


【日程】2007年11月29日(木) 19:30-22:00
【場所】studio C.U.T102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【定員】15名(要申し込み)無料 contact@hikarufujii.com

【ドナルド・アバド】http://www.donaldabad.com/
【アントナン・フルノー】http://www.eniarof.com/
【アルテ】http://www.arte.tv/fr/70.html

 

 
 


C.U.T 102 NEWS 
No.32 2007年9月10日発行                     『狂気の主人たち』
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ここ2ヶ月間は大阪を中心に活動しており、スタジオでのトークセッションが中断しておりましたが、9月27日(木)より進行方法をリニューアルし再びスタートしますので、是非ご参加ください。

今回は、50年前にアフリカで撮影された『狂気の主人たち』という映像ドキュメントをまず観ていただき、鑑賞の後に参加された方々とトークの方法・内容を決め進行していきます。

『狂気の主人たち』はフランスの民俗学者にして映画作家であるジャン・ルーシュのドキュメンタリー作品(28分)です。残念ながら日本語の字幕版はありませんので、簡単に解説をさせていただきます。

この作品はガーナの首都アクラの郊外で週末に開かれる黒人たちの宗教儀礼を人類学的な視野から撮影したものです。

「ハウーカ」と呼ばれる信徒たちはこの儀礼の中で自分たちの罪を告白し、トランス状態に入って行きます。そこで信徒たちはある「キャラクター」に即興で変身して行くのですが、その憑依するキャラとは黒人たちを支配してきた白人の統治者や軍人たちです。

「原始的」とされたステレオタイプのアフリカにおける伝統のイメージは脱構築され、黒人自身が近代システムである植民支配をシュミレートする場面が撮影されています。
アフリカ人類学や物質文化の分野に関心のある方には、彼らが支配者であった「白人に変身する」ことに驚きを覚えないかもしれませんが、この作品が貴重なドキュメントであったことは歪めないでしょう。

【注意】
この映像作品は人間の非日常的なトランス状態や、凄惨な生け贄の儀式が撮影されており、視覚的にハード・コアであることを予めご理解いただきたいと思います。

【日程】2007年9月27日(木) 19:30-21:30
【定員】15名(要申し込み)・無料 contact@hikarufujii.com
【場所】STUDIO C.U.T102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【お問い合わせ】 contact@hikarufujii.com

 Jean Rouch(1917-2004)
 Les Maitres fous(DVD)1956年, 28mn
 Editions Montparnasse, Paris

 

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C.U.T102
ネット情報社会の影響を多分に受けながら、藤井光のスタジオで開かれる、応答可能なジャンルレスな批評のオープン・スペース。不定系のクリエーター、会社員、教員、失業者などが参加。

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藤井 光/HIKARU FUJII 美術家/映像ディレクター
欧州でメディア・アーティストとして活動を始め、現在、行政・法律と芸術の関わりについての制作・研究を行っている。


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