宮崎、口蹄疫発生の農場を指導へ 県が栃木の畜産会社に宮崎県の口蹄疫問題で、県は18日までに、発生農場を県内に複数所有する畜産会社、安愚楽牧場(栃木県・三ケ尻久美子社長)に不適切な対応があったとして、近く家畜伝染病予防法に基づく指導を行う方針を固めた。 同社が所有し、昨年4月下旬に口蹄疫の発生が分かった川南町の大規模農場をめぐっては、県の検証委員会(座長・原田隆典宮崎大教授)の調査が、口蹄疫が発生した際の通報の遅れや、獣医師ではなく一般の従業員が日常的に家畜の健康状態のチェックや投薬をしていたと指摘していた。 調査報告書では「家畜伝染病予防法だけでなく、獣医師法に照らしても問題の疑いがある」とし、国や県に事実関係のさらなる調査や指導を求めていた。同社は「指摘を真摯に受け止め、改善策をさらに進めていきたい」としている。 【共同通信】
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