NHK宮崎県のニュース 宮崎放送局
通報遅れの農場を指導へ
宮崎県の口てい疫の問題で、県や国の検証委員会が、通報の遅れなどを指摘した川南町にある大規模農場の経営会社に対して、宮崎県は今後、家畜の管理などの改善を求めて、文書などで指導する方針を固めました。
宮崎県によりますと、去年4月、川南町にある700頭余りの牛を飼育していた大規模農場では、7例目となる感染の疑われる牛が確認されました。
国の検証委員会は、この農場と、経営する栃木県の会社の対応を調べた結果、去年4月22日によだれや発熱などの症状の牛を複数確認したものの、本社への連絡を優先したため、家畜保健衛生所に通報したのは、2日後の24日で、通報が遅れたとしています。
また、宮崎県の検証委員会は、この農場の専属の獣医師1人は、会社がほかに経営する多数の農場をあわせて管理していて、牛への薬の投与などは、一般の従業員が行っていたと指摘しています。
こうしたことを受けて、宮崎県は今後、事実関係をさらに確認した上で、家畜の管理などの改善を求めてこの会社を文書などで指導する方針を固めました。
これについて、農場を経営する会社は、「口てい疫だとわからなかったが、宮崎県への通報が結果的に遅れたことは、不適切だったと認識している。県の指導があれば、それに従って対応していきたい」と話しています。
川南町の畜産農家、西森和弘さんは、「規模の大きな農場は、それだけリスクもあり管理をしっかりしないといけないと思う」と話してい
ます。
01月18日 12時23分
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