- 伝統的なケア方法
- 現代的なケア方法
- 専門家による解説
- 成分
酢酸(ホワイトビネガー)
(1) 塩吹き対策
- 靴が雨などに濡れると、浸透した水分が蒸発する時、呼び水となって、革中に存在する塩を表面に運び、乾燥後"塩吹き"と呼ばれる白い粉が析出します。
- ぬるま湯とホワイトビネガーを1:1で混ぜて拭き取ります(酢酸濃度は2.5%)。
- 酸の力でミネラル汚れを溶かしてきれいにします。
- 食酢の成分で、水溶液はpH4〜5の弱酸性を示します。
- 酢酸臭とよばれる独特の酸っぱい臭いがあります。
- 日本薬局方の30%酢酸か、食酢(酢酸濃度は5%前後)が一般家庭では使いやすいでしょう。30%酢酸は、そのままでは酸がきつすぎるので、使う前に6倍に薄め、食酢相当の5%水溶液にしておくと便利です。
- 水分を含まない、100%の酢酸は気温が下がると凝固するので氷酢酸と呼ばれます。引火性や腐食性があるので消防法による「危険物」に制定されます。(第四類・引火性液体「第二石油類」。灯油と同類)
- 「お酢」を掃除に使うなら、アルコール酢(ホワイトビネガー)がお勧めです。醸造用アルコールを発酵させて作るお酢ですが、成分が純粋な酢酸水溶液とよく似ています。調理用の米酢・穀物酢・果実酢には、酢酸以外に色々なうまみ成分が含まれるので掃除向きではありません。
- 水垢など、固い汚れを酸の力で溶かして落とす
- 国内未入荷?
How To Remove Salt Stains From Shoes on Howcast
<酢酸の特徴><酢酸が得意なこと>
サドルソープの由来
1.加脂剤説
LEXOLの製造元に手入れ方法を訊いてみた
サドルソープの真実−100年間だまされていた?
2.レザードレッシング説(≒加脂剤説)
3.クリーナー&レザードレッシング説
LEXOLの製造元に手入れ方法を訊いてみた
サドルソープの真実−100年間だまされていた?
2.レザードレッシング説(≒加脂剤説)
サドルソープは、元々、皮革用の乳化された手入れ用品として開発された。サドルソープの「石鹸」は油と水の混合物を乳化するために使われるので、サドルソープが革の汚れを落とすという能力は疑わしく、洗浄力はほとんどない。また、サドルソープはアルカリ性で、革を劣化させるカスを革に残留させる。
3.クリーナー&レザードレッシング説
初めの頃は、手に入る家庭用品なら何でも使って、革の汚れを落としをしていた。テレビン油、ガソリン、オーデコロン、さらには脱脂粉乳も使われていたが、主に使われていたのは石鹸だった。その後、皮革専用の石鹸が登場した。プロパーツのサドルソープは、19世紀に革の汚れ落とし専用のものとして開発され、革の装丁を洗うために使われた。また、馬具のような実用品の手入れ用品としても売り出された。サドルソープの主成分は油脂と洗浄剤を混ぜたものである。サドルソープで手入れされた革は pH 9-10 のアルカリ性となる。定期的にサドルソープを使うと、吟面は硬くなり、色が濃くなり、ひび割れる。また、汚れが革の中により深く入るので、汚れ、石鹸および過剰な油脂で吟面がふさがれる。