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【芸能・社会】

山P 壮絶減量苦でライバル伊勢谷と芽生えた友ジョー

2011年1月18日 紙面から

 NEWSの山下智久(25)が主演する映画「あしたのジョー」(2月11日全国公開)の完成報告会見と舞台あいさつが17日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで開かれた。矢吹丈役の山下と、ライバル力石徹役の伊勢谷友介(34)は、本物のボクサー並みの壮絶な減量苦を告白。故高森朝雄氏とともに原作を担当したちばてつや氏から、お墨付きのメッセージも寄せられた。

 62キロから53・5キロに減少した山下が「食事制限は正直つらかったけど…食べ物のありがたみがわかりました」と話すと、67キロから57キロに減少した伊勢谷は「そうだよね」としみじみ。計量シーンの数日前から食べていいのはキウイとレモン1個ずつだけだったという伊勢谷は「食べ応えがあるようにカットするのを考えるのが幸せでした。計量シーン後は水を飲みすぎて体重が5キロ戻った」と明かした。

 同じ苦労を経験し、作品と同じようにライバルを超えたきずなが生まれたようで、山下は「何日かほぼ絶食できる精神力は普通じゃない」、伊勢谷も「風邪をひいても撮影後に腹筋をしてるんです。洗濯ができそうな腹筋だった」とお互いをたたえ合った。

 そんな2人を見守ったのが、芸能界きってのボクシング通で、30年以上の熱烈なファンである丹下段平役の香川照之(45)。「僕はボクシング関係者が趣味で俳優をやってるようなもの。山下くんには1食抜いたら興行収入が1億(円)上がると思え、と言いました」とキッパリ。出番がなくても撮影現場に通って2人にアドバイスを送っていたそうで、山下は「香川さんは山下にとっての段平だった。ボクシング人生の知識をすべて注いでくれた」と感謝した。

 また、原作のちばてつや氏もビデオメッセージを寄せ、「2人とも目も体もボクサーになっていた。皆さんと一緒に応援したくなるような気持ちで見ました。もう1回書いてみたい、と思いました」と作品を絶賛。山下は「ちば先生にそう思ってもらうのは本当にすごいこと」と感激していた。

◆丹下役・香川「ライバルはぐっさん」

 頭をそり上げ、出っ歯の特殊メークに眼帯という、原作のイメージ通りの丹下段平を演じた香川は「ライバルはぐっさんでした」と意外な告白。テレビのものまね番組でタレント山口智充(41)が段平のものまねを披露していたのを見たそうで、「うまかった。ぐっさんに勝つにはフルメークしかないと思った」と振り返っていた。

 

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