社会
歌で元気に 平松愛理さん復興支援ライブ
神戸への思いを込めて熱唱する平松愛理さん=神戸市東灘区向洋町中2、神戸ファッション美術館オルビスホール(撮影・岡田育磨) |
神戸出身のシンガー・ソングライター平松愛理さんの復興支援ライブが17日、神戸市東灘区の神戸ファッション美術館オルビスホールであった。震災の経験や命の尊さを次世代へ伝えていきたい‐。思いを込めて、15曲を歌い上げた。
震災で同市須磨区の実家は全壊。アマチュア時代のバンド仲間らも亡くなった。「歌で神戸を元気にしてほしい」との声を受け、1997年から毎年ライブを開催。収益金を震災遺児支援施設「レインボーハウス」(神戸市東灘区)に寄付している。
この日は午後6時半に開演し、約400人を前に熱唱。震災後に淡路市出身の作詞家阿久悠さんの歌詞に、平松さんが曲をつけた復興支援ソング「美し都〜がんばろや We love KOBE」を歌う際には、参加者全員でキャンドルリレーし、思いを共有した。
途中で、震災で亡くなった兄のランドセルを弟が受け継ぎ、元気に通学する姿を描いたノンフィクション「にいちゃんのランドセル」を朗読。平松さんは「震災後に生まれた弟の姿こそ、震災体験継承の象徴。今日受け取った思いを周囲の方々にも伝えていただきたい」と呼び掛けた。
(藤嶋 亨)
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(2011/01/17 22:31)
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