異種格闘技戦ならぬ「石」格闘技戦に勝利ダーッ!!6日から16日まで東京・虎の門病院に入院していた“燃える闘魂”アントニオ猪木・IGF会長(67)が17日、東京・ホテルオークラで退院会見。公表されていた胆管結石の除去手術以外に、胆のうの摘出手術を受けたことも明らかにした。
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異変は6日、都内ホテルで妻・尚美さん、長男・一成さんとお茶を飲んでいた際に発生。背中が突っ張り、痛みが「失恋した時くらいに」激しくなって、83年6月2日、ハルク・ホーガンにKOされて以来となる救急搬送された。黄だんが出て、菌が体に回る寸前で「もうちょっと時間がたっていたらショック死も起きる」緊急事態だった。
急性胆のう炎、胆管炎、胆のう結石症と診断された猪木は7日に内視鏡で胆管内結石除去手術を受け、13日に腹腔(ふくこう)鏡で胆のうを摘出する手術を受けた。要した時間は各1時間ほどで胆石は小指ほどの物が1個と、小さい物が5〜6個あったという。ちなみに胆石は崩れており、IGFベルトに埋め込むには何らかの加工が必要になりそうだ。
この日の猪木は「アイタタタ!…なんちゃって」と再発したフリをしたのを皮切りに闘魂ジョークを連発。「(闘病を)じゅうぶん堪能(胆のう)しました!」「イシュ(異種)格闘技戦はやってきたが、今回はイシ(石)格闘技戦」と、復活ぶりを見せつけた。
昨年は同志の星野勘太郎さんや山本小鉄さん、ライバルのラッシャー木村さんが死去したが、猪木は生還。「あの世行きに乗り遅れてしまった。今年も面白いことをやれってことかな」と、さっそく世間への仕掛けに闘魂を燃やしていた。
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