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<就職内定率>大卒過去最低更新 中小企業にいちるの望み

毎日新聞 1月18日(火)11時21分配信

 文部科学省が18日発表した10年12月1日現在の大学生の就職内定率は、68.8%と過去最低を更新。約3割の学生が就職先が決まらないまま年末を迎えた状況が浮かんだ。10月1日現在が57.6%で、2カ月経過しても10ポイントほどしか改善していない。統計が残る96年以来、12月段階で60%台の数字は初めてだ。“超氷河期”の中、最終盤を迎えている就職活動で、学生は中小企業にいちるの望みを託している。【遠藤拓】

 東京都千代田区内で1月17日に開かれた中小企業が集まる合同就職説明会。中央大や明治大など4大学の4年生と大学院生が対象の中小企業庁の事業だ。計25社がブースを設けた。

 数十人の学生が参加し、表情は真剣そのもの。明治大の女子学生(21)は、200社以上にエントリーしたが、内定を得られなかった。「奨学金を返済するために、どうしても卒業までに就職先を決めたい」とブースを巡った。同大の男子学生(23)も約20社受けたが内定ゼロ。動揺で食事がのどを通らなくなり、体調を崩して倒れたこともあったという。「友人はもう内定を決めている。なんとか内定したい」と必死の様子。

 「大企業は安定しているかもしれないが、大勢の同期に埋もれて活躍できない。中小企業の方が良いと就職活動を通じて実感した」と、中央大の女子学生(21)は言う。これまでに50社以上エントリーしたが内定先はなく、この説明会に望みを託した。

 大企業だけでなく中小企業にも目を向けてほしいと、会社側も真剣勝負だ。不動産関連会社「フォレスト」(東京都八王子市)は数人の採用を予定する。多田幸久人事・庶務担当部長は「知名度がなく、大学で求人票を出しても学生が集まらないので参加した。中小企業のことも知ってほしい」とラブコールを送る。

 明治大の杉林宏茂・就職キャリア支援事務長は「既に『就職留年』を決めた学生も少なくない。だが、中小企業にも業績を上げている企業は数多い。今からでも学生は視野を広げてほしい」と指摘する。

 東京都江東区の東京ビッグサイトでも16日、4年生と既卒者を対象とした合同企業説明会が開かれた。中小企業など85社が参加し、約1500人が殺到した。

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最終更新:1月18日(火)11時21分

毎日新聞

 

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