陸自 米海兵隊と離島防衛訓練へ
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陸自 米海兵隊と離島防衛訓練へ

1月18日 4時33分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

新しい防衛大綱で示された離島の防衛態勢の強化に向けて陸上自衛隊は来月、アメリカの西海岸で、アメリカ海兵隊と共に海からの上陸訓練を行うことになりました。小型のボートで海からひそかに上陸する訓練のほか、揚陸艇で砂浜に上陸したあと、車両や人員を陸地に展開する訓練なども行われるということです。

訓練を行うのは、離島の防衛のために平成14年に設置された長崎県の陸上自衛隊・西部方面普通科連隊と、アメリカ海兵隊の第1海兵機動展開部隊です。防衛省によりますと、訓練は、アメリカ西海岸のサンディエゴにある海兵隊の基地などで現地時間の来月8日からおよそ1か月にわたって行われます。離島が攻撃された場合を想定して小型のボートを使って海からひそかに上陸する訓練のほか、「LCAC」と呼ばれるエアクッション揚陸艇で砂浜に上陸したあと、車両や人員を陸地に展開する訓練なども行われるということです。先月決定された新しい防衛大綱では、中国の軍事力の台頭を踏まえ、南西諸島周辺の防衛態勢を強化する方針が示されており、陸上自衛隊は、この訓練のほか、ことし新たに北海道に駐屯する部隊を九州へと展開させる訓練なども行うことにしています。