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岡崎ハット!“全勝神話”継続でB組1位突破

スポニチアネックス 1月18日(火)7時2分配信

岡崎ハット!“全勝神話”継続でB組1位突破
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<日本・サウジアラビア>後半35分、左足で3点目のゴールを決める岡崎
 ◇アジア杯1次リーグB組   日本5−0サウジアラビア(2011年1月17日 カタール・ドーハ)

 オカちゃんのハットトリックで大勝した。日本代表は17日、サウジアラビアを5―0で下し、1次リーグB組を2勝1分けの1位で突破した。右太腿肉離れのMF松井大輔(29)に代わり右MFで今大会初先発した岡崎慎司(24)が3得点と爆発。国際Aマッチ通算21得点とし、ゴールを決めた試合の“全勝神話”を13に伸ばした。21日の準々決勝はA組2位の開催国カタールと対戦する。

 ザックジャパンがようやく目覚めた。前回大会準優勝のサウジアラビアに5―0と大勝。その起爆剤となったのが岡崎だ。今大会初先発でザッケローニ監督の起用に応え「やってやろうという気持ちだった。コンディションが良かったので自信があった」と胸を張った。

 3ゴールには特長と進化が表れていた。「裏に飛び出してゴールを決められた。狙い通りだった」と持ち味で奪ったのが最初の2ゴール。前半8分、MF遠藤のパスに抜け出しGKをかわして先制点を決めると、5分後には頭で飛び込んで追加点。「一生ダイビングヘッド」という座右の銘らしい豪快な一発だった。

 対照的に3点目は“らしからぬ”華麗なターンからの左足のゴール。昨年のW杯南アフリカ大会に向けて「裏に抜けるだけでなく、相手DFをかわす前のシュートも決めないと」と取り組んできた練習の成果が出た。アジア杯後はドイツ・シュツットガルトへの移籍が濃厚。“世界”で戦うために必要な進化だった。

 偉大な先輩、憧れの人に肩を並べた。09年10月14日のトーゴ戦以来のハットトリックは通算3度目。日本代表では2位タイでFW三浦知(現J2横浜FC)に並んだ。国際Aマッチ21得点はFW中山(現J2札幌)に並ぶ歴代8位。岡崎は高校時代から中山に憧れ、泥臭いプレースタイルを尊敬し目標にしてきたが、ついに9番を受け継いだ大先輩に追いついた。そして、この日は第2子の出産予定日だった。「気持ちが入っていた」と生まれてくる新しい命のためにも頑張っていたことも明かした。

 日本代表でのゴールは、ザッケローニ監督の初陣となった昨年10月8日のアルゼンチン戦以来。新指揮官の下での4得点はチーム最多だ。前線での豊富な運動量は、ここまで元気がなかった攻撃陣を活性化。「自分が裏に顔を出すことによって、前田さんも生きてくる。うまくハマれば監督の選択肢も増えると思う」。90分間動き回り、前田の2得点にも貢献した。

 岡崎が決めれば必ず勝つ。09年1月20日イエメン戦で初得点を挙げて以来、ゴールを決めた13試合は全て白星だ。「ここで終わりじゃない。優勝が目標なんで」。スーパーサブから先発に返り咲いたエースが、決勝トーナメントでも勝利につながるゴールを量産する。

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最終更新:1月18日(火)8時41分

スポニチアネックス

 

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