経済・IT【JAL再離陸 破綻から1年】(上)体質変わるか “甘え”と決別、道半ば+(4/4ページ)(2011.1.18 07:09

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【JAL再離陸 破綻から1年】
(上)体質変わるか “甘え”と決別、道半ば

2011.1.18 07:09 (4/4ページ)
ロゴマークが消え、真っ白になった海外に売却される日航のジャンボ機(日本航空提供)

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ロゴマークが消え、真っ白になった海外に売却される日航のジャンボ機(日本航空提供)

 多くの企業再生を手がけてきた機構幹部には、「一度死んで、ゼロから再スタートする」という悲壮感が欠けているようにみえる。

 昨年12月31日の大みそかに日航はパイロットや客室乗務員約170人の雇用契約を一方的に解除する整理解雇の荒療治に踏み切った。これに対し、約140人が破綻1年の19日に解雇無効を求め、提訴する方針だ。訴訟は泥沼の長期化の恐れがある。

 日航では最大で8つもあった労働組合との対立が、パイロットの高給に象徴される高コストの是正を阻害してきた。経営側も、労組問題にメスを入れずに放置を続けた。そのツケがなお重くのしかかる。

 社員一人一人の意識は着実に変わってきた。カリスマ経営者の稲盛氏が幹部社員に切々と説く採算重視の部門別管理手法も浸透しつつある。だが、抜本的な体質の改善はなお道半ばだ。

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ロゴマークが消え、真っ白になった海外に売却される日航のジャンボ機(日本航空提供)
搭乗口で乗客を案内する日本航空の客室乗務員、仲川知明さん(左)=羽田空港(米沢文撮影)

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