2011年1月3日に開催された第87回箱根駅伝で、駅伝スタッフが乗った自動車が観客たちのいる歩道に突っ込むという事故が発生していたことが判明した。そのようすを偶然にも観客が撮影しており、動画共有サイトYouTubeに掲載されている。

動画を見てみると、確かに自動車が観客たちに突っ込んでいる。事故現場はゆるやかなカーブなのだが、自動車がカーブせずにまっすぐ走ってしまったため、そのまま突っ込んでしまったようだ。さほどスピードは出ていないように思えたが、それでも観客たちは驚いたに違いない。

動画を見れば、大惨事になりかねないシーンであることがわかる。この動画をYouTubeに掲載した人物は、この事故に対して「5区山上り区間の塔ノ沢付近で運営管理車が沿道の応援の人を運転ミスで轢く事故がありました。ちょうど、目の前で起こったのでビックリです。幸い、大きな怪我もなく、よかった」とコメントしている。

今回のような事故は2つの点で非常に危険なものである。まずひとつは、観客の人命に関わる人身事故につながる可能性があるということ。もうひとつは、場合によっては駅伝走者の邪魔になったり、事故に巻き込んでしまう可能性がある点だ。事実、この自動車が観客に突っ込んだことにより、駅伝走者が自動車を避けて走るシーンがあった。

screenshot:YouTube sammy19561228