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新官房長官 官僚の力は不可欠

1月17日 22時38分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

枝野官房長官は、新旧の官房長官の交代にあたって内閣官房の職員にあいさつし、「政治主導というのは、政治家だけでこの国を動かしていくというものではない」と述べ、政治主導の政権運営にも官僚の力は不可欠だとして、協力を呼びかけました。

はじめにあいさつに立った仙谷前官房長官は「あとを引き継ぐ枝野長官は、私よりはるかに頭の回転がよく、体力も倍以上あると思う。あまり遠慮しないで課題を持ち込んでもらえば、政治主導の官邸運営に実が上がると期待しており、安心して任務をお願いできる」と述べました。また、史上最年少となる46歳で就任した枝野官房長官は「仙谷前長官と比べて体重以外は軽い官房長官かもしれないが、その分、フットワーク軽く仕事をしていきたい」と述べました。そのうえで枝野長官は「政治主導というのは、政治家だけでこの国を動かしていくというものでは、全くない。政治が、やらなければいけない仕事まで官僚に押しつけてきたことを変えていき、官僚の力を発揮してもらいながら、政治の側も責任を果たしていくことだ」と述べ、協力を呼びかけました。さらに、枝野長官を支える78歳の藤井官房副長官は「官邸で働くのは3回目で、経験や、先人たちがどういう行動や考え方をしてきたかは知っているので、そういうことで少しでもお役に立ちたい。超高齢だという至らない点はあるが、皆さんと一緒になって、世の中を少しでもよくしていきたい」と述べました。