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座右の銘は 「無信不立」 |
▼座右の銘
小泉総理の好きな格言のひとつに「無信不立(信無くば立たず)」があります。論語の下篇「顔淵」の言葉で、弟子の子貢(しこう)が政治について尋ねたところ、孔子は「食料を十分にし軍備を十分にして、人民には信頼を持たせることだ」と答えました。 子貢が三つの中でやむを得ず捨てるなら、どれが先か問うと「軍備を捨てる」、さらに残った二つのうちではどちらかと問うと、「食料を捨てる。」と答えました。 その理由を問われて、「食料がなければ人は死ぬが、昔から誰にも死はある。人民は信頼がなければ安定しない(民無信不立)」と語ったといいます。 このほか、佐藤一斎(さとういっさい)の言志四録(げんししろく)の「少(わか)くして学べば壮にして為すことあり。壮にして学べば老いて衰えず。老いて学べば死して朽ちず。」があります。 |
吉田松陰 |
▼尊敬する人物
小泉総理は、尊敬する人物に、長州藩の吉田松陰とイギリスのサー・ウインストン・チャーチル元首相を挙げています。 吉田松陰は幕末という混乱期に命を賭して自らの信念を貫き通した勇気と私心のなさを持つ人物として、また、高杉晋作ら多くの人材を世に輩出した教育者として尊敬しています。 一方、チャーチルは、ヒトラーとの戦いに際して発揮した不屈の精神の持ち主として高く評価しています。 このほかにも、奇兵隊を率いて27歳の若さで亡くなった高杉晋作や坂本龍馬、織田信長なども尊敬しているようですが、いずれもさまざまな困難に立ち向かい、不屈の精神で新しい時代を切り開いた「改革者」たちです。 |
新潟県長岡市郊外にある 「米百俵の群像」 |
▼米百俵の精神
米百俵とは、明治3年、戊辰戦争で焼け野原となり、窮乏を極めていた長岡藩に、支藩の三根山藩から送られてきた百俵の米を、多くの藩士は飢えを凌ぐために使おうと考えましたが、大参事の小林虎三郎は学校設立の資金に充てたという故事です。 分ければ数日間で使い切ってしまうが、人づくりに使えば、将来、何万俵にもなって戻ってくるというのがその理由でした。 今の痛みに耐え明日をよくするために、現在の日本に必要なのは、この「米百俵の精神」であると小泉総理は語っています。 |