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[25348] 習作 ユーノ好きが考えたなのは再構成
Name: ホーネット◆dd4fc528 ID:0efbe5fc
Date: 2011/01/10 23:10
これはユーノ好きが考えたオリデバ、チート、ご都合主義ありの作品です。
つうかユーノはyu-noとなっています。
魔法に関してはなるべく原作を尊重しますが、相当なご都合主義がありえます。
なお無限書庫については情報がないので、完璧な想像ですのでご勘弁ください。
ちなみにCPは三人娘×ユーノで誰にするか決めていません。
下手したらマルチエンディングなんかもありえるかもしれません。
そこのところお願いします。

ちなみにユーノのチート具合は。
魔力ランクS+情報処理専門のストレージとユニゾンデバイスを持っています。
ちなみに射撃魔法と砲撃魔法は使えません。
もしも戦闘になったら、戦闘中に味方にトランスポーターハイを使うチート振りです。
どうぞ作品に関する厳しいご批判をお願いします。








[25348] プロローグかつ最終回
Name: ホーネット◆dd4fc528 ID:0efbe5fc
Date: 2011/01/15 21:29
ジェイル・スカリエッティー研究所通路
最後の砲撃魔法がジェイル・スカリエッティーに当たり精も根も尽きた僕はヴェルとのユニゾンも解除されバリアジャケットもいつの間にかパージされていた。
ほかにも自己分析すると人工リンカーコアは無理矢理の砲撃魔法のせいで衰弱が激しく、ラウンドシールドの発動ですら不可能に近い。己のリンカーコアはまだまともだとしてもAMF状況下では転移魔法は使うことはできるが、せいぜい研究所の入り口程度であろう。
「マイスター・ユーノ目標の沈黙を確認しました。現在の情報によりますと、高町なのは教導官およびフェイト・テスタロッサ執務官の高町ヴィヴィオの確保の確認は完了状態ちなみにゆりかご内の戦闘機人の捜索中との報告です。八神ヴィータ教導官も帰還状態、ティアナ・ランスター二等陸士は戦闘機人三名との交戦、結果三名とも沈黙、スバル・ナカジマ二等陸士は、ギンガ・ナカジマ陸曹との交戦後、ギンガ・ナカジマ陸曹の沈黙を確認、エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエ三等陸士は敵召喚師および召喚獣との交戦の後敵召喚師および召喚獣の沈黙を確認、今回の戦闘による起動六課の被害は皆無です。」
「そうか、ヴェルありがとう。」
「いえこちらこそ、蛇足ですが今回の戦闘で高町なのは教導官のブラスター3とフェイト・テスタロッサ執務官の真ソニックの使用は確認されませんでした。ちなみに戦闘で一番のダメージが一番大きかったのがマイスターです。」
その報告に分かりきっていたことだが疲れが一気に増してしまった。
本来ならAMFやディバイドゼロのために開発された未完成の人工リンカーコアに砲撃魔法の使用は人工リンカーコアに負担過ぎた。
ほかにもオーバードライブであるダリア5th使用の負担もある、確実に六課のフォワード勢の中で一番ダメージが大きいだろう。
ヴェルの報告で気落ちした僕自身に聞きたくない声が聞こえた。
「やあ、ユーノ・スクライア君、今の報告によると私たちの負け、ゲームは終わり、君というチートのせいで私は負けてしまった、」
「いや、それを言うならあなたもチートでしょうが」
いくら僕でもあきれてしまった。
「何を言う、AMFどころかディバイドゼロですらも通じない人工リンカーコアを持ちつつ、本来なら使えない射撃魔法と砲撃魔法を使う君には言われたくない」
「あなただって人工リンカーコアを使って僕以上の魔力を持っていたじゃないですか、この状況下ではあなたのほうが有利のはずですよ」
そのはずだ、僕が使った人工リンカーコアはAMFやディバイドゼロ対策に開発された欠陥品リンカーコアだ、純粋に魔力増強のために開発されたリンカーコアのほうが、こういう戦闘には向くはずだ。
「違うよ、ユーノ・スクライア君、リンカーコアのことなんか言っていない、君の存在自体がチートなんだよ、」
「どういうわけです?」
僕には本気で分からなかった。
「それは君が「マイスター・ユーノ、高町なのは教導官の戦闘機人発見の報告がありました。」・・・そうかクアットロが見つかったかこれで私の完璧な負けだ。」
どうやらなのはが見つけた戦闘機人はクアットロというらしい。
「ではおしゃべりは終わりにしましょう。次元犯罪者ジェイル・スカリエッティあなたを管理局法により逮捕します」
そう言って転移魔法を使おうとしたとき、いきなり研究所がゆれた。
「こっこれはいったい」
いつもは冷静なヴェルのあせった声が聞こえる。
「ジェイル・スカリエッティこれはいったい何が起きてるんです。」
「クアットロが自爆プログラムを発動させたのだろう、ここはもう埋まってしまうだろう。それにしても、ここの私はもう用済みというわけか」
「どうにかする手立ては」
「無い、せめてもと私ができる限りのファイヤウォールを作ったからね、」
「そうですか。」
そういって考えた、今の魔力量から自分たちや、戦闘機人とジェイル・スカリエッティはやろうと思ったら転移はできるだがここにいる戦闘機人の素体となった人たちまでは逆立ちをしたってできない。
だがそれは今の僕には好都合だ。
「ヴェル今からここから転移をする」
「まさか。そんなことできるわけありません」
やはり僕の魔力量を知っているヴェルはできないことを知っている
「大丈夫、だから僕ともう一度ユニゾンしてくれ」
「了解しました。それがマイスター・ユーノ命令とあらば」
「じゃあいくよヴェル、」
「はいマイスター」
「「ユニゾンイン」」
その様子をそばで見ていたジェイル・スカリエッティーは何をするのかと楽しそうに見ている。
「ダリアセットアップ」
「set up」
そういってダリアを1stから4thまでをset upをした。
「ワイドエリアサーチ、対象空域に障害なし座標確認、問題なし、転移魔法構築。転移」
そういうと周囲にあった生体ポッドとジェイル・スカリエッティと戦闘機人は転移魔法の光に包まれ転移された。
「ではマイスター・ユーノこの後どうするのでしょうか」
転移した後この通路には僕とヴェルしか居ない。
「ヴェルごめん」
「マイスターいったい何を?」
ヴェルには僕が一体何を謝っているのか分からないだろう
「リンクカット、」
「マイスター・ユーノ一体何を」
「皆につたえてくれ。僕は死んだと」
「マイスター・ユーノですから一体何をするのです!」
「今から君とダリアだけを転移する。僕自身はもう転移できないからここに残る」
「そっそんなことをしたら残された人たちはどうなのです」
「だから言ったろヴェルごめんと」
「クロノ・ハラオウン提督に必ず帰るといったじゃないですか」
「そうだね」
「八神・ザフィーラとももう一度組み手をすると約束したじゃないですか」
「そんな約束もしたね」
「六課にもあなたのことを少なからずしたっている人がいるはずじゃないですか」
「あの子たちには悪いことをするね」
「あなたのことを想っている人たちもおいていくのですか」
「大丈夫僕以外にもいい人が居るから大丈夫」
「マイスター・ユーノほかにも」
「もういいんだヴェル」
「マイスター!」
「ヴェル最後の命令だ、ダリアを持って六課に帰るんだ」
「嫌です。そんな命令聞きません」
「じゃあねダリアここまでだ、無限書庫を発掘し切れなかったこと、この事件を最後まで見届けられなかったこと、最後まで誰にするか決められなかったことこれが心残りだな」
「だったら」
「じゃあねこれで最後だよ。ヴェル、元気にしてくれ」
「マイスター」
ヴェルは最後にそういって消えた。
これで終わりか。
周りを見るともうここはそうもちそうもないも無い。
「これでいいんだ、もう僕の仕事も終わった、もう悩まなくてもいいんだ。もう僕の長年の因縁は終わった、なのはの事件の犯人も捕まった、フェイトの因縁プロジェクトFも終わった、はやての長年の夢、この事件が終われば上層部も考えるだろう」
もう終わったんだ。
そう考えると、心残りは・・・やっぱりある。
「やっぱし死にたくないな」
そう思いつつも魔力はもう無い、デバイスも無い、シスター・シャッハとアコース捜査官はもう避難して助けに来ない。
もう笑うしかないほどに絶望的な状況だ。
「  」
最後につぶやいたのは何だろう。
目を開けると目の前には落ちてきた岩があった。
これにつぶされて死ぬのか。
僕が覚えているのはここまでだった。



[25348] 第一話
Name: ホーネット◆dd4fc528 ID:0efbe5fc
Date: 2011/01/15 21:18
第一話

旧ベルカ領交通都市シュバッテン 地下研究所

今、僕は護衛としてついて来たザフィーラさんと一緒に薄暗い通路を歩いている。
何故そんなところを歩いているのかと言うと、新型の次元航行艦の処女航海の任務として新しく見付かった旧覇王領の交通都市シュバッテンの調査任務という簡単な任務のはずだった。
たが武装隊の一人がふざけ半分で壁を撫でると隠扉があったらしく無限書庫に情報を求めたため、考古学者でもある僕と護衛としてザフィーラが付いていく事になった。
「ユーノまだ説明を受けていなかったが、ここは一体何をする場所だ?普通の遺跡なら盗掘者用のトラップなどがあるはずだろう。だがここにはまったく無い、では一体ここは何なのだ?」
隣を人型で歩いているザフィーラさんが声をかけてきた。
「説明していませんでしたっけ。」
「いや、何故ここの通路が見つかったかのかと言う説明を受けたが、ここが一体どういう施設なのかの説明は受けていない」
「そうですかすいません説明不足でした。では説明します。」
僕はいったん呼吸を整えると無限書庫から見つかった情報をザフィーラさんに教えた。
「まずここの施設の説明をしましょう。ここは書庫で見つけた情報によると研究施設だったらしいです。」
「研究だと?一体何の研究をしていたんだ?」
「たぶんですが、人工リンカーコアの研究だったそうです。」
「人工リンカーコアだと!」
ザフィーラさんが驚くのも当たり前だ。
もしもそんなものが一般に出回ったらそこらじゅうの人が高ランクの魔導師になってしまい管理局では手がつけられなくなってしまう。
「ユーノ、その研究は一体どうなったんだ」
ザフィーラ何の声が若干震えている。
それはそうだろう僕もこの情報を見つけたときには震えが止まらなかった。
「その人工リンカーコアですが、ある欠陥があったために結局頓挫しました」
「欠陥?」
「はいこの人工リンカーコアを正常に作動させるためにはとあるユニゾンデバイスとストレージデバイスが必要でした」
隣に居るザフィーラさんは黙って聞いているのでそのまま説明を続ける。
「一体何のために、そこまでは分かりませんでした。無限書庫はあくまでも書庫です。紙媒体になっていないものの情報はありませんので、もしかしたら見逃してしまったのかもしれません」
そんなことを言ってみたが見逃していることは無いだろう、この人工リンカーコアもしも本当だったら相当危険なものだ、だからかなり入念に検索した。
だが資料が見つから無かった所からたぶん途中で頓挫したのか口伝のみで伝えられているかのどちらかしかないがさすがにそんなことは無いだろう。
「それにしてもユーノそのリンカーコアを作動させるのにデバイスが必要なのはいいが、デバイスの問題などどうにかできるだろう」
その疑問はもっともだがこの人工リンカーコアの厄介なところはむしろそのデバイスにあるともいえる。
「それについても説明します。今回の人工リンカーコアの問題点のデバイス、その中で得の問題になっているのはストレージのほうです。」
「何故だ?融合機のほうが問題になるのではないのか?」
ザフィーラさんの疑問ももっともだ、通常のユニゾンデバイスには相性の問題がある、もしも雷撃系の魔力変換資質を持っている人が炎熱系の魔力変換資質を持つユニゾンデバイスとユニゾンしてもまったく意味が無い。
それこそ同じ魔力変換資質を持つユニゾンデバイスで無いと意味が無い。
だからこそザフィーラさんはユニゾンデバイスのほうに問題があるのかといったのだ。
「そこはいいのです、この人工リンカーコアに必要なユニゾンデバイスはあくまでも処理速度です。ですから誰にでも使えるといえば使えます。」
「ユーノそんな融合機をつかったら負担が大きすぎないのか?」
「問題ありません、このユニゾンデバイスはあくまでも人工リンカーコアの調整と管理に趣を向いています。ですのでそれほど問題はありません」
その節名誉聞いてザフィーラさんはさらに疑問を深めたようだ。
それもそのはずだろう何故ストレージが必要になるのかが分からなくなってしまったのだ。
保守管理などはユニゾンデバイスがやってくれるのだ、それこそストレージの使う意味が分からない。
「ザフィーラさん、ここまで来て咽喉リンカーコアについて詳しく説明します。」
ここに着ての話の転換にザフィーラさんは驚いたようだ。
「まずこの人工リンカーコアは正確にはリンカーコアではありません」
「何を当たり前のことを言っているんだ。当たり前だろう」
それもそのはず本来リンカーコアとは大気中の魔力素を吸収し回復する。
そのプロセスに関しては通常のリンカーコアと変わりは無い、だが人工リンカーコアは魔力の吸収の仕方と蓄積された魔力に違いがある。
「この人工リンカーコアは大気中の魔力その吸収のしかたにある過程がひとつあります。」
「ある過程とは一体なんだ?」
「通常のリンカーコアの魔力その吸収には呼吸などで十分足ります。ですが人工リンカーコアはユニゾンデバイスを解して魔力素を吸収します。」
「何故そんなことを?」
「さすがにそこまで分かりません。ですがその過程により通常のリンカーコアと人工リンカーコアとの違いが通常リンカーコアの魔力と人工リンカーコアの魔力に違いが現れます。」
「一体違いとは何だ?」
「簡単なことです。射撃魔法と砲撃魔法が使えなくなります。」
「なに!欠陥品もいいとこじゃないか!」
「ええ。そこなんです。何故旧ベルカ時代にそんなものを開発したのかがまったく分からないのです。この時代はまだ戦争は起きていませんが極度の緊張状態だったはずです。」
「では、そのストレージデバイスとやらは、人工リンカーコア用に変換された魔力を運用するためのデバイスということなのか」
「そのとおりです。」
「そのデバイスとは通常の魔力にも対応しているのか?」
「さすがにそこまでは分かりませんが、たぶん対応しているでしょう。」
「そうか。」
「では話を戻して問題のストレージデバイスの問題ですが」
さすがにここまで一気に話し過ぎたためいったん呼吸をおく。
「このストレージデバイスの情報処理能力の問題です。」
「何故それが問題なんだ?」
「高すぎるんですよ」
「は?」
やはりというか、ザフィーラさんはあきれた顔をしていた。
「あまりにも高すぎて使いこなせる人が少なすぎるんです。」
「何故そんなデバイスが必要なんだ」
「さすがにそこまでは分かりません。異常が僕の知っている情報の全てです。」
そこから先はお互いに沈黙したままだった。
薄暗い通路の中での沈黙だがお互いにあまり気にならなかった。
ゆういつ聞こえるのはお互いの足音だけだった。
「ユーノ」
この沈黙を破ったのはザフィーラさんだった
「一体なんですか」
ここに遺跡に関してはもう何も知らない、何かいい忘れたことでもあったのかと僕は思ったが、ザフィーラさんの口から出た言葉は僕の想像したものとは違っていた。
「ユーノ、あの時から主はやてがなかなか会えなくなったと言っていたが、それほどまでに無限書庫の仕事は忙しくなったのか?」
まさかはやてがそんなことを言っているとは思わなかった。
「はやてがそんなことを言っていたのですか?確かに、無限書庫の仕事は忙しくなりなしたがそこまで忙しくなっていません、まだ資料請求をする部署は少なく、ほとんどが書庫の整理なので忙しいというわけではないのですが」
とは言ったものも、無限書庫の有能性が証明されてだんだんと資料請求をする部署が多くなってきた。
そのために僕を無限書庫の司書長にするという話があがってきているのもリンディ提督から聞いているし、無限書庫の人員も問題となっているのでスクライアのほうからも応援を頼む案も挙がっている、これに関しては発案者が僕でクロノに頼んだのだが。
「だがユーノ、主はやて以外にも高町やテスタロッサなどが会えないなどと言っておったがそれについても書庫の仕事が忙しいので会えないのか」
「そうですね。さすがに海のほうでは資料請求はそれほど多くは無いのですが、地上の方は新しくレジアス中将がついてから、大々的に密輸業者の摘発を行い始めたためだいぶ資料請求をされます、まあしょっちゅう請求してくるどこぞの真っ黒執務官に比べたら量は多い物の捜索指定の物が多いので結構楽なんですよ」
「そうか、地上でもそんなことがあったのか。さすがにそこまでは知らなかった。」
「僕のほうもはやてたちがそんなことを言っているなんてはじめて知りましたよ。」
その後は、ザフィーラさんとここ最近のことを話し始めた。
その内容はといえば、
この前の請求されたロストロギアの内容がなんと対象者と瓜二つになるはずなのだがそのロストロギアはなぜた対象者の性別が反転して似てしまったので確保した部隊が封印しないで遊んだため減給を食らったなど。
無限書庫内は知ってのとうり無重力状態だったためかとある司書が出入り口とは別の方向に行ったために書庫内で行方不明になったことをはなした
ちなみにその史書は無事に見つかったがその司書が居た場所は出入り口からは五キロ近く離れとおり無限書庫の広さを実感した司書はその後かなりグロッキーになっていたがユーノが無限書庫に応援に来る人たちにそのことを教えると臆するどころか『それほどの情報があるのか』と狂喜乱舞していたことはユーノだけが知っている。
「それにしてもユーノ」
「はい?」
ザフィーラさんが僕の話が終わると同時に話しかけてきた。
「この通路は一体いつまで続くのだ。」
少しばかり話に夢中になっていたらしい、確かにこの通路は長すぎるが、気が付かないうちに同じ場所を回っているなどということは無いと思うが。
「確かに、ここの情報は無いのでなんともいえないのですが、少し長い廊下ですね、一様研究所と分かっているのでトラップの類は無いと分かっているのですが、もしかしたらゆるい傾斜があるために地下に向かっているのかもしれませんですがそんなものを作るなら階段を作ればいいだけの話、それ以前にここはすでに地下です。ここより下に研究所を作るメリットなんかあるとは思えません。ですがもし人工リンカーコアの」
そこまで言ったときに足のほうで違和感を感じた。
「ザフィーラさん」
ここの下に地下があります
いきなり話を止めた僕を不思議そうに見つめていたザフィーラさんに言おうとした直前にいきなり足元の感覚が無くなった。
しかもなんとも無かったはずのこの通路にいきなりAMFが形成され飛行魔法が使えなくなった。
今回は研究所が問いって油断した。AMF対策の装備なんて持ってきていない。
くそこのままじゃ二人とも落ちて終わりだ。
だがこのままじゃどうしようもない対策は、対策は。
だが考えているうちにどんどんAMFが強くなっている。
もうだめだ。このAMF濃度じゃ僕の飛行魔法の発動は無理だ、バインドもフローターフィールドも無理、トランスも意味が無い。エリアサーチで落下地点を調べようにも情報が入ってこない、魔力を温存し奇跡的に意識を保って意図しても下はこれ以上のAMF濃度になっているはずだ、そんなところでインクリース形の魔法を使っても意味なんか無いザフィーラさんを見ると瓦礫の対処で僕を助けに来れない。
詰んだ
このどうしよう無い状態の中助かるとしたら僕は軽症でザフィーラさんは応援を頼むことだが、このAMF濃度のせいで応援を呼ぶにはここから遠くに行かないといけないしかも強化魔法も使えないせいで念話が使えるほどまでに移動するまで時間がかかる、ほかにも救助隊が来るにしてもAMF対策の装備も準備もあるからすぐには来れない。
落ちながら考えることがこんなことなんて。
自分のことながら馬鹿らしい。
ほんとだったらここで走馬灯のように過去のことを思い出すんだろうけど、そんなことはなくもう何も考えられなかった。
最後に見たのは僕を見て叫ぶザフィーラさんだった。




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