ジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門で昨年11月に日本人初の優勝を飾った萩原麻未(まみ)さん(24)=広島市安佐南区出身=が17日、広島市役所で、優勝後初めての記者会見に臨んだ。萩原さんは「舞台に上がる覚悟と責任が今後強くなると思う。皆さんの期待に応えなければ」と演奏家としての決意を語った。
「一番大事なのは、音楽を聴いて楽しいと思ってもらえるかどうか」と萩原さん。「プロとしてどうあるべきか、よく考えて前に進みたい。尊敬するピアニストはたくさんいるが、人に喜んでもらえる演奏家になれれば」と目標を話した。
「自分にとってピアノは、なくてはならない空気みたいなもの」と語り、「そのピアノを通じ、いろんな人と出会い、経験ができてありがたい」と笑顔を絶やさなかった。当面は留学生活を続けながら演奏活動をするという。
【写真説明】記者会見で「応援してくださった人の気持ちに応えたい」と語る萩原さん=広島市役所(撮影・今田豊)
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