原因1)山留め杭の計画変位幅以上の変位の発生
地盤調査により、現地の地層構成は地上面から3m程度「腐植土層」が存在します。「腐植土層」は比較的軟弱な地層であり、そのことを前提として施工計画を立てております。
しかし、当該施工部分の地層の強度が、調査結果から予測される強度以下であったため、当初施工計画時の予測変位幅を上回る変位が発生いたしました。
原因2)降雨による横矢板の裏込土の圧密化の発生
本工事で採用しております山留めの工法は「親杭横矢板工法」を採用しております。これは、掘削前にH鋼を地中に打設し、掘削進行にともない、隣り合ったH鋼の間に板を挿入する一般的な山留め工法です。板の裏側の地盤を切削した上で、板を挿入し、切削した地盤面との隙間に土壌を充填する作業を行います(この土壌を裏込め土と呼びます)。本工事では、降雨による裏込め土の圧密化が発生し、それに伴う周辺土壌の移動および地盤面の耐力低下が発生いたしました。
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*腐植土 【ふしょくど】
枯れ草や水性植物などの有機物が分解して土壌と混じり合ってできた暗褐色の土のこと。有機質土ともいう。
含水比(土粒子に対する水の重量の割合)が非常に高い。
作物を栽培するうえでは肥沃で良い土だが、住宅の地盤としてはきわめて弱い。
腐植土の上に盛土をしたり建物を建てると、長期間に渡って沈下を続ける。不同沈下も起きやすい。
厚く堆積した泥炭(ピート)も腐植土の一種。沼沢地跡、旧河道、後背湿地などに多い。
*山留め工法の種類について
http://www.caddec.com/Dictionary/method.html
5日に塀の亀裂等連絡を入れたが、その後、原因の究明等なく漫然と工事を続けるので
東急不動産株式会社・株式会社ピーエス三菱、双方の代表取締役宛てで
工事の即時中止を申入れた。
塀の目地がかなり離れました。
ピーエス三菱の現場作業所に電話するも、日曜日なので応答なし。
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