中小企業減税は3%で調整 税制改正大綱の骨格決まる
2010/12/14 22:21更新
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政府は14日、平成23年度税制改正の骨格を固めた。国・地方を合わせた法人実効税率(現行40・7%)の5%引き下げ方針を決定し、中小企業の法人税についても3%引き下げることを決めた。調整が難航していた証券優遇税制は、2年延長することで関係閣僚が合意した。16日の税制改正大綱の閣議決定を経て、24日にも予定される予算案の取りまとめに向け、財源問題が最大の焦点になる。
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記事本文の続き 大企業の法人税は、菅直人首相が野田佳彦財務相や玄葉光一郎国家戦略担当相に対し、5%引き下げを指示した。減税の内訳は国税が4%、地方税が1%。5%減税には、国・地方を合わせて計1兆5千億円もの代替財源が必要だが、これまでに経済産業省が示したのは、企業優遇税制の縮小などによる6500億円にとどまっている。
中小企業の法人税率は3年間の時限措置として、現行の軽減税率(18%)をさらに3%引き下げて15%にする。本来の税率も22%から19%にする。首相の肝いりの雇用促進税制は、一定規模の雇用を創出した企業を対象に、新規雇用1人当たり20万円を法人税から控除する制度で決着した。
一方、23年度からの導入が決まっている地球温暖化対策税(環境税)については、税収(石油石炭税の増税分)の一部を地方に配分することを検討する。
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