2011年1月17日11時15分
【ニューデリー=今野忍】インドを訪問している鳩山由紀夫前首相は16日、ニューデリーで記者団と懇談し、菅第2次改造内閣について「菅直人首相が最強の体制だと胸を張ったほど国民は期待していない」と酷評した。特に枝野幸男官房長官の起用については「絶対に勝たなければならなかった(昨年の)参院選で負けた幹事長。責任は極めて大きく、理解できない」と厳しく批判した。
鳩山氏は昨年秋の民主党代表選前後から菅首相に対し、小沢一郎元代表らを含めた挙党態勢づくりを進言してきた。それだけに首相と岡田克也幹事長、仙谷由人、枝野の新旧官房長官が中心となった「脱小沢」の政権運営が続くことについて「挙党態勢と言いながら4人だけでやるなら、どうぞやって下さいという気持ちになる」と怒りを爆発させた。