ＡＶがなくなる!? 結婚情報サービス会社「オーネット」が新成人８００人(男女各４００人)を対象にしたアンケートが、ＡＶ業界に衝撃をもたらしている。アンケートでは「現在、交際相手がいない」男性が８３・７%、交際した女性の数が「ひとりもいない」男性が４９・３%と草食化が進んでいる。「このままではＡＶ男優のなり手がいなくなるかも」と関係者が不安視しているのだ。

見る分には楽しいＡＶだが、男優にとっては１日に何回も発射し、そのタイミングもコントロールしなければならず、過酷な仕事だ。そのため、ＡＶ男優志願者が１００人いても、１人しか残らないという。そんな中、若者は草食系男子と呼ばれているだけに今後、男優のなり手はいるのだろうか。
そもそもＡＶ業界では男優の世代交代が激しい。ＡＶライターは「加藤鷹(写真)など個性の強い男優はメーカーに避けられる傾向があり、かつて月５０本の撮影があったある男優も今では休日があるくらい。代わって出演しているのは２０代半ばから後半の若い世代。個性を押し出すことはなく、ハメて出すだけの男優が重宝されています」と指摘する。
世代交代の原因はＡＶユーザーの嗜好の変化がある。
「最近は男優があまり画面に映らない主観モノが人気です。ユーザー目線がウリなのに男優が目立つと見ている人が冷めてしまうんです」(前出のライター)

男優の無個性化の次にやってくるのが草食化だ。ＡＶメーカー関係者は「今の新成人の中から男優になる人が現れるとしたら、５年後１０年後の話だと思います。その頃、果たして男優志望の人がいるのかどうか。次に世代交代するときになり手がいないかもしれない。男優が減れば、撮影本数も減ってしまいます」と将来的にＡＶが減少する可能性を指摘する。
一方でＡＶ女優は増加する傾向にある。
「女優のタレント化が進んでおり、憧れの対象になった。また、ギャラの相場が下がっているとはいえ、社会全体でみればやっぱりＡＶは稼げる」(前出のライター)
ＡＶ業界でも女性は肉食なのだ。ＡＶユーザーとしては若い男性にも頑張ってもらいたいのだが…。