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全盲の男性が転落、電車にひかれ死亡 JR山手線目白駅

2011年1月17日0時48分

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 16日午後5時15分ごろ、東京都豊島区のJR山手線目白駅で、全盲の同区北大塚1丁目、マッサージ師武井視良(みよし)さん(42)がホームから線路に落ち、電車にひかれて死亡した。

 目白署によると、武井さんは全盲の妻(55)と帰宅途中で、最寄りの大塚駅を乗り過ごしてしまい、目白駅で下車した。同駅は一つのホームを内・外回りの線路がはさむ構造。逆方向の電車に乗り換えるため、2人でホームを横切るように歩き、武井さんだけが反対側の線路に転落した。つえをつく武井さんのリュックサックを、後ろから妻がつかんでいたという。

 JR東日本東京支社によると、運転士は線路上に立っていた武井さんに気づいて急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。転落場所は同駅の改札口に続く階段から遠く、周囲に乗客は少なかったとみられる。

 目白駅のホームには、点字ブロックは整備されているが、ホームドア(可動式ホーム柵)は設置されていなかった。

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