2011年1月17日
薬師丸ひろ子(46)が30周年記念ベスト盤「歌物語」(3000円)を3月2日に発売することが16日、分かった。過去にはシングルコレクションを2枚発売。いずれも企画性が強く、薬師丸は制作にあまり関与しなかったが、本作は薬師丸自身が30曲を選曲。本当の意味でベストアルバムといえる。
「歌物語」は2枚組みで30曲を収録。Disc1は30年の歌手生活を振り返るように、シングル曲を中心に構成した。デビュー曲「セーラー服と機関銃」(81年)や「探偵物語」(83年)から新曲「僕の宝物」(3月2日発売)まで、16曲を収録する。Disc2はオリジナルアルバムの隠れた名曲を中心に選曲した。竹内まりやが作詞、作曲し、88年にセルフカバー曲として発売したことでも有名な「元気を出して」(84年アルバム「古今集」から選曲)なども収録している。
薬師丸は「30年の月日をあらためて振り返り、歌というたくさんの素晴らしい宝物を作家の方々に提供していただいたことに、私自身感動しました。その中から今、この時に、もう1度皆さんに届けたい歌を、すべての作品から選びました。歌が皆さんの心の中に入って、人生の思い出と重なって、歌を聴いて瞬く間にその時代にタイムスリップしてくださったらうれしいです」と話している。
「歌物語」と21枚目のシングル「僕の宝物」は同日発売。その3日後の3月5日には、「僕の−」が主題歌に起用された主演映画「わさお」(錦織良成監督)が公開されるなど、多忙な日々が続く。薬師丸自身がこだわり抜いたベストアルバム発売で、記念イヤーに弾みをつける。
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