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アダルトビデオ誕生30周年。名物監督が語る女優と“撮影日” の変化の相関関係

週プレNEWS 1月10日(月)19時42分配信

 1981年に第一弾とされる作品が登場してから、今年で30年目を迎えるアダルトビデオの世界。その間、出演した女優の数は、関係者によると20万人以上にも及ぶと言われている。時代の移り変わりとともに、そんな女優たちのタイプも変化してきた。

 88年にAV監督としてデビューしたカンパニー松尾氏は次のように語る。

「(AVが誕生した80年代は)AV女優を志す女のコというのは、親か自分に借金がある、もしくは社会とうまく交われない女のコが漂着する場だった。ボクの記憶だけど、撮影中、ホンキで気持ちよくなる女のコはいなかったからね。当時のAVというのは、世間から差別を受ける底辺の世界だったわけ。そんな場で、全裸になり、セックスまでして、ヨガってしまったら『人として終わり』という意識が強くあった。だから、彼女たちに残された最後の矜持が、心を売らない事だった」

 80年代は、いわゆる「ワケあり」な女のコが多かったというAV業界。しかし90年代になると、村西とおる監督や飯島愛がテレビに出演。アダルトビデオというジャンルが、一般的に認知されるようになった。その結果、学生やOLなどの「普通のコ」がAVに出演するようになったという。

 松尾氏がそんな変化を現場で感じたのは、撮影日。

「80年代は兼業の女優が多かったから、平日の撮影ばかり。でも、一般の女のコだと平日は学校や会社に通うから、土日に撮影するわけ。90年代って、そういう変化も感じた」

 現在ではAV出身のテレビタレントも数多く活躍しており、反対に女優やアイドルがAVに転身することも珍しいことではない。時代を映す鏡とも言えるアダルトビデオの世界、今後はどこに向かうのか。

(取材/黒羽幸宏)

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最終更新:1月10日(月)19時42分

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