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事務所突入の男 事件後に破門

1月17日 14時48分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

茨城県石岡市で、県議会議員の選挙事務所に保冷車が突っ込み、議員のおじがひかれて死亡した事件で、警察は、16日逮捕した元暴力団員の男を検察庁に送りました。男は事件の数日あとに所属していた暴力団を破門されていたということで、警察は当時のいきさつを調べるとともに関連を調べています。

水戸地方検察庁に送られたのは、住所不定で山口組系の元暴力団員、設樂啓一容疑者(43)です。この事件は、先月12日、茨城県議会議員選挙の投票当日に、石岡市選挙区で当選した戸井田和之議員の事務所に保冷車が突っ込み、止めようとした戸井田議員のおじの戸井田利雄(62)さんがひかれて死亡したものです。警察は、設樂容疑者が盗んだ保冷車で事務所に突っ込み建物などを壊したとして、16日、器物損壊などの容疑で逮捕しました。これまでの警察の調べに対して設樂容疑者は「事件については知らない」と容疑を否認しているということです。警察の調べによりますと、設樂容疑者は事件直後から行方が分からなくなりましたが、事件の数日あとに、所属していた暴力団を破門されていたということです。警察は詳しいいきさつについて、設樂容疑者が所属していた暴力団の関係者から事情を聴くとともに、関連について調べています。