県産の新鮮野菜を直売するイベント「とちぎ元気フェアin巣鴨」が16日、東京都豊島区の巣鴨地蔵通り商店街で開かれ、とちおとめや白美人ネギが飛ぶように売れた。
イベントの主催は、県と都中央卸売市場県人会で、県をアピールしようと開催した。「おばあちゃんの原宿」として有名な商店街の入り口付近にブースを設置し、大勢の観光客らが立ち寄った。
とちおとめやネギ、ニラ、山ウド、ナスなど8品目を「ほとんど原価」で販売。イチゴ2パック800円、ネギ2本で100円という価格に、昼過ぎには多くの品が売り切れるほどの盛況ぶり。
同県人会会長の福田敏郎さん(72)は「県人会が(ブースを出すのは)初めて。鮮度が良く、おいしい農産物を売ることができ、栃木の存在感を訴えることができたと思う」と語った。【小野博宣】
毎日新聞 2011年1月17日 地方版