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韓国人密航:逮捕27人に 警視庁など捜査一区切り

 長崎県平戸市の漁港から韓国人を密出国させたなどとして、警視庁などは17日、千葉県東金市田間、無職、額田(ぬかだ)昭嘉容疑者(68)を出入国管理法違反(不法出国ほう助)容疑で逮捕したと発表した。ブローカーとみられる韓国人の男2人も同法違反(不法残留)容疑で逮捕し、一連の韓国人密航事件の逮捕者は27人となり、捜査は一区切りを迎えた。

 額田容疑者の逮捕容疑は09年12月下旬、不法滞在の韓国人の男女3人=同法違反(不法出国)容疑で逮捕=をレンタカーで福岡市から平戸市の漁港まで運び、韓国籍漁船による密出国を助けたとしている。額田容疑者は「ブローカーから10万円で頼まれてやった。4~5年前から運転手役をしている」と容疑を認めているという。

 警視庁組織犯罪対策1課によると、ブローカーらは07年から導入された指紋照合による生体認証システムがある空港や港を避け、組織的に集団密航させたとみている。【伊澤拓也】

毎日新聞 2011年1月17日 11時55分

 

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