ゴールデンウイークで片付けものをするついでに、昔のビデオテープを引っ張り出してみた。
A-4th初日の感想でも「軽蔑していた愛情」の部分でちょっと書いた、森川美穂の「赤い涙」という曲のPVだ。
A-4th初日に歌詞を聴いて、どうやら「いじめ」や「自殺」がテーマのようだと判ったとき「これは、秋元先生が20年振りに書いた『赤い涙』ではないか」と、思ったのだ。
そしてそれは、東京厚生年金会館でPVのファーストカットを見たとき、確信となった。
2つの曲ともに「飛び降り」自殺が想定。さすがに「首吊り」や「服毒(オーバードーズ)」は生々し過ぎるか。歌詞を比較してみると、「軽蔑」の方が、どこか醒めた感じ。自分が渦中に居ながら、どこか半歩引いたところから別の自分が、それを見ているかのような雰囲気がある。
「赤い涙」の方は、
大人はいつも 話しもきかないで わかったふりするけれど 嘘の言葉で 抱きしめてくれても 空っぽの愛が寒い
大人になんか わからなくてもいい 何も残したくないの やさしさだけで 傷口を埋めても 見せかけの愛が痛い
と、こちらの方が感情表現がストレートに思える。昭和っ子と平成っ子との違いだろうか?
「赤い涙」のPVは、たまたまフルコーラス分持っていたのを思い出し、カビかけたβのテープを発掘して、これまたン年振りに電源を入れたデッキに入れて「テープ千切れたら、やだな」と思いつつ確認したのであった。どちらの曲も、飛び降りそのもののカットは無く(「軽蔑」の方は、メイキングを見ると智?が飛び降りるようなカットを撮っていたっぽい。)、「赤い涙」も、屋上から黒いリボンの花束を放り投げるシーンとか。画像はPVの1カット「翔びたい さよなら」のシーン。
たまたまタイミング良く、3月下旬に森川美穂のVAP時代の曲を集めた「バップ・シングル・コレクション」という2枚組CDがリリースされ、勿論この「赤い涙」も収録されているので、興味のある人は聴いてみて欲しい。(私に1文1銭入る訳ではないが(笑)。)
ちなみに「軽蔑していた愛情」初回限定版はPV/メイキングDVDが付いているが、それを観た感想を少し。
2月で、あんな雨降りの中撮影していれば寒さのあまり笑顔も出ようがない。髪の毛も濡れて、思い詰めたような表情が撮れたのは、撮る側とすれば幸運か。メイキングの6'45"のあたりとかザーザー降りだし、歌詞で言うと「笑えないギャグみたい」の本編1'05"あたりでは、たかみなの吐息が白い。
智ちゃんは選抜メンの中でも更にトップ6(たかみな、あっちゃん、こじはる、智、才加、佐江)に入っているので、群舞カットの他にも、抜きで歌ってるカットとか、芝居も多めに挿入されている。
時折り映る、優子なめ(優子越し)のカットもイイ。保健室のシーンで、体温計割ったらしいけど。最近の子は電子体温計だから、水銀なんて知らないんだろうなぁ「なんか銀色の丸っこいの」とか言ってたけど、触ったり食べたり(笑)したら毒だからねっ。
あとはまあ、知る人は知っている「チユウ会同盟」のネタ?とか収録されていて、個人的にはかなりオイシイと思った。
なんだかまとまりがないが、こんな感じで。