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竹原氏「市職員たちが勝った」 阿久根市長選落選(2/2ページ)

2011年1月16日23時49分

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写真:敗戦の弁を述べる竹原信一氏=16日午後10時7分、鹿児島県阿久根市、溝脇正撮影敗戦の弁を述べる竹原信一氏=16日午後10時7分、鹿児島県阿久根市、溝脇正撮影

 当選した西平氏について問われると「今回勝ったのは西平さんではない。市民を突き放すのはやめてくれ。本当の権力者は誰か」と話した。

 市民からはこの日も、竹原氏への批判と支持の声が交錯した。

 西平氏に投票した無職男性(72)は「定年退職後に阿久根に戻ったが、混乱したふるさとを見ると悲しい。議会を無視した専決処分は独裁だ。対話を強調する西平さんには阿久根再生の意気込みを感じる」と話した。

 農業男性(82)も「あのやり方は民主主義ではない」と竹原氏を批判。「議員も相当の支持を得て当選している。議員を選んだ側の市民を無視している」と語った。

 一方、竹原氏に投票した会社員男性(31)は「市議時代から自分の電話番号や名前を公開したうえで家を一軒一軒回り、市民の声を聞こうとしてきた。専決処分も熟慮してのことだと思う」。竹原氏の公務員批判にも「官民の賃金格差がありすぎる。議員や市職員の給料の引き下げをしてほしい」と理解を示した。

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