「プロボクシング54・5キロ契約8回戦」(16日、神戸サンボーホール)
東洋太平洋Sフライ15位の小国以載(VADY)が、同バンタム級7位のガーオナー・チューワッタナ(タイ)を3-0の判定で破り、デビューからの連勝を「5」に伸ばした。小国は序盤からシャープなワンツーとボディーブローでタイ国バンタム級王者でもあるガーオナーからポイントを連取。79-74、79-73、80-73という大差で勝利した。
プロ47戦のキャリアを誇り、来日経験も豊富なベテランに快勝したものの、22歳のホープの目指すボクシングはまだ先にある。「倒したかったですね。チャンスにパンチをまとめられなかった」と課題を口にした。陣営の高嶋穣会長は「成長しているし、まだまだ強くなる。今年中に東洋タイトルに挑戦させたい」と2011年を“勝負の年”に位置づけた。