「ノア」(15日、大阪府立体育会館)
ノアの欠かせない役者が帰ってきた。約4カ月ぶりの復帰戦となった秋山準(41)は、斎藤彰俊とのタッグで、潮崎豪、谷口周平組と対戦。最後は若手エース潮崎のゴーフラッシャーに沈んだが、得意のジャンピングニーや、エクスプロイダーで観衆を魅了。存在感は健在だった。
昨年8月にGHC王者杉浦貴に敗れてから戦線を離脱。9月に左肩と両ひじの手術を行い、長期離脱を強いられた。復帰戦に選んだのは地元・大阪。「ありがたかったですね」と、降り注ぐ『アキヤマ』コールに、決意を新たにした。
今後は斎藤とのコンビで、高山善廣、佐野巧真のGHC王者組が独走するタッグ戦線に参入。そして、もちろんシングルのGHC王座への思いもある。真っ赤に腫れた胸板をさすり「今の自分の調子が分かった。またちょっとずつ上げていきたいね」と、ニヤリ。空白の期間を埋めながら、41歳は再び高みを目指していく。