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両陣営、最後の訴えに奔走 阿久根市長選あす投開票 '11/1/15

 鹿児島県阿久根市の竹原信一たけはら・しんいち前市長(51)に対するリコール(解職請求)成立に伴う出直し市長選は16日に投票、即日開票される。選挙戦最終日の15日、リコール運動を進めた市民団体の元役員で新人の養鶏業西平良将にしひら・よしまさ氏(37)と、3選を目指す竹原氏の候補2人は最後の訴えで市内各地を奔走した。

 西平氏は午前8時から宣伝カーを走らせて、午後は選挙事務所の前で街頭演説。「相手は実績もある強敵だが、勝たなければ阿久根は変わらない」とかすれた声で熱弁をふるった。集まった支持者から「がんばれ」と励まされると「絶対に勝ちます」と厳しい表情で応じた。

 一方、竹原氏は市議らも同乗した宣伝カーで市内を回り、「行政改革ができるのは竹原だけだ」と強調。午前中に市内の団地前で演説し「市民の3倍の給料をもらっている公務員には、市民の気持ちはわからない」などと市職員や議会批判を繰り返した。

 市選挙管理委員会によると、期日前の投票者数は14日までに3867人に上り、2009年の出直し市長選の3490人を既に上回った。




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