仙谷官房長官:盗撮「うかつでございました」

2010年11月19日 20時44分 更新:11月19日 21時8分

参院予算委でみんなの党・小野次郎氏への答弁をめぐり委員長席に集まった野党理事(手前)を見る仙谷由人官房長官(中央)=国会内で2010年11月19日午後3時49分、藤井太郎撮影
参院予算委でみんなの党・小野次郎氏への答弁をめぐり委員長席に集まった野党理事(手前)を見る仙谷由人官房長官(中央)=国会内で2010年11月19日午後3時49分、藤井太郎撮影

 仙谷由人官房長官は19日も自身の発言の釈明に追われた。国会に持参した資料を撮影され「盗撮」と批判した問題をみんなの党の小野次郎氏が取り上げると、「(既に)撤回したし、気分を害された方があれば謝る」と改めて謝罪したが、「書類まで撮られるのは不本意」とも答弁。小野氏が「不本意ではなく、うかつだったのでは」とたたみかけると、仙谷氏は「絶えず拡大カメラに囲まれている緊張感がなかったのはうかつでございました」と語気強くぶぜんとした表情で語った。

 自衛隊を「暴力装置」とした発言では、記者会見で「(暴力装置という言葉に)慣れ親しんだ時代と、イメージが違うことに思いを致すべきだった」と釈明。一方で自民党の石破茂政調会長の昨年3月の発言を挙げ「石破先生も『国家の定義は警察、軍隊という暴力装置を合法的に所有すること』という言い方をしている」と語り、謝罪に追い込まれたことへの不満をのぞかせた。【田中成之】

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