2011 年
1 月
13 日
「川が臭いんです!あのぉ、ここの川の水はどこからきているのですか?」・・・実にいい質問です!
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妙正寺川の沿川に住む方からこんな質問をいただきました。 「川が臭いんです!川の上流には池しかありません。川の中は紙吹雪みたいに真っ白です。なんなんですか、あれ?」もう、なんていい質問なんでしょう! 市―白いのはトイレットペーパーです。 Aさん―トイレの水は下水処理場に行くんじゃないんですか? 市―雨が降っていなければ下水処理場に行きます Aさん―え、降ってなければ?じゃあ、雨が降ると? 市―そう、川に流れてきます Aさん―なんでですか? 市―雨水が下水管に入る合流式下水道になっているからなんです。一定の量を過ぎると川に汚物と一緒になった雨水が流れ出るんです。 Aさん―いいんですか?!そんな汚物を川に流して!
ここからはもう私の得意分野。 合流式下水道より分流式下水道の方がいい。だけど、時間とお金がかかることを理由に分流式下水道に付け替えることにはなっていない。でも、さまざまな技術で合流改善策の工事が行われているが、おおもとの「下水と雨水を同じ管に入れる」に変わりはないので雨が降ると川に汚物が流れるのでくさい。だから民間でも雨水浸透ますや貯留タンクを設置して、雨水を下水管に入れない、敷地内に浸透させ貯留する、つまり敷地外に雨水を出さない工夫が必要。浸透ます設置に助成金があるが、いま貯留タンクへの助成はなくなっている。雨水を貯めることにもっと区民レベルで取り組むことが必要。それを区として支援する、促進させることが必要。 とお話しました。
普段から雨水を循環させるしくみをつくっていけば、何年かに1度、いいえ、ゲリラ豪雨が増えているので年に何回か起きる大雨に備えられます。 雨水の浸透・貯留を杉並区民のたしなみに!私の政策の柱です。 雨水貯留槽・タンクへの助成を3年間で「打ち切り」とした助成金審査委員会の責任は重大です。
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