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【インド】エアバスに旅客機大量発注:インディゴ、事業拡大を推進

NNA 1月14日(金)8時30分配信

 格安航空会社のインディゴが事業拡大に積極的だ。このほど、欧州の航空機メーカー、エアバスに単通路型旅客機「A320」180機を発注。これは世界の民間航空史上、単独では過去最大の取引となる。インディゴは先に国内航空市場で国営エア・インディアを抜いて3位に浮上したほか、国際線への就航も視野に入れるなど、攻勢を強めている。

 エアバスが11日発表した声明によると、インディゴはA320の新シリーズ「A320ネオ」150機と現行シリーズ30機の購入に関する覚書(MOU)に調印。取引額は明らかにされていないが、表示価格ベースで推定156億米ドル(約1兆3,000億円)に上る。

 引き渡しは2016年から25年にかけて行われる予定。インディゴは全180機のうち100機を老朽化した機体の更新に、残りの80機を輸送能力の増強に振り向ける方針だ。

 A320ネオは燃焼効率の高いエンジンと大型の翼端装置を備え、燃料の消費を従来と比べて最大15%抑えられるほか、二酸化炭素(CO2)の排出削減、エンジンの騒音低減が可能になるという。搭載されるエンジンはまだ決まっていないが、仏サフランと米ゼネラル・エレクトリック(GE)の合弁会社CFMインターナショナルの最新モデルや、米プラット・アンド・ホイットニーの製品などが有力とされる。A320ネオは16年の就航が予定されており、インディゴが最初の顧客となる。

 インディゴを運営するインターグローブ・エンタープライジズのグループ社長を務めるラフル・バティア氏とインディゴの共同創設者であるラケシュ・ガングワル氏は「今回の低燃費旅客機の発注により、今後も格安運賃を提供し続けることができる」とコメント。また、インディゴのアディティヤ・ゴースン社長は「より多くの顧客に低価格で快適なサービスを提供し、雇用の増加や航空関連事業の拡大などにつなげられる」と意義を強調した。

 ■国際線市場に参入へ

 インディゴが旅客機の大規模な発注を行うのは今回が2度目。05年には推定60億米ドルで、エアバスにA320を100機発注している。このうちすでに引き渡しを受けたのは34機で、残りは15年までに完了する見通しだ。

 インディゴは現在、国内24都市に就航し、1日当たり221便を飛ばしている。低価格を武器に勢力を伸ばしており、昨年11月には国内線市場で17.3%のシェアを獲得、17.1%のエア・インディアを抜いて3位に躍り出た。同月は搭乗率もトップの91.0%を記録している。なお、シェアトップはジェット・エアウェイズ(格安子会社ジェット・ライトを含む)、2位はキングフィッシャー航空だ。

 インディゴは今年8月で国内線の運航開始から丸5年を迎える。これにより、国際線の運航許可を得るのに必要な「国内線の運航年数が5年以上」などの条件を満たすことから、すでに海外進出に向けて政府に働き掛けを行っている。就航地はバンコク(タイ)、シンガポール、カトマンズ(ネパール)、モルディブのほか、西アジア諸国になる予定。

最終更新:1月14日(金)8時30分

NNA

 

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